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凄いね、格好良いね
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前回に引き続き、この二年間の間に何があったかを…前回って何のことだって?細けえこたぁいいんだ。
『セイリウス、モテる』
父さんの優男っぷりをガッツリ受け継いでいるセイ兄ことセイリウス=フォン=ゼハールト。セイ兄はヴァーチェの高等部に在籍している。
そして成長したセイ兄は可愛いさを保ちながらもイケメンという、かつ純粋さを持ち合わせた立派なDK(男子高校生)となっていた。
そんなセイ兄を周りのJKどもが放っておくワケもなく、絶賛モテモテである。JKどころか俺の周りのJCにもモテモテなのは言うまでもない。
まあセイ兄は貴族でありながら、貴族の嫌な所は持ち合わせていないからな。モテて当然である。
「ユーリウス様との扱いがまったく違うのが面白いですよね」
とはシーバスの言。
いやいや、何言っちゃってんのっ!?するよ、ヒートエンド?
と反論するも、明らかにその扱いに差を感じる。………悲しくなるので、この話はここまでにしよう。
『ヴァーチェの領主と会う』
ゼハールト家、グラム商会の貢献により、発展著しいヴァーチェ。そんなヴァーチェの領主の覚えは当然良く、ゼハールト家とグラム商会上層部は領主主催の晩餐会に招待された。
お約束のように俺はお断りをいれるのだが…
「ユーリウス、君は主役の一人なのだから駄目だよ…」
…と、父さんに釘を刺される。その表情は優しく微笑んではいるが………怖い。これが覇王しょげふんげふん…父親の威厳なのだろうか。…違うか。
そしてほぼ強制的に、かつ俺の両脇をセイ兄とレイナで固めるという鉄壁の布陣により、俺はヴァーチェの領主との邂逅と相成ったのである。…解せ…なくはないが嫌なものは嫌である。…がどうやら逃げることは無理なようである。
家族全員で乗れるように俺は新型の馬車を全力で開発。フルアーマーゼハールト家専用高機動型馬車マークⅡを完成させていた。
「ユーリウス、君は同じ領内の移動をするためにソレを作ったのかい?」
………はっ!そ、そういえばそうだった。と父さんの言葉に膝を折ったのは言うまでもない。
「ユーリこの馬車は凄いね」
「ユーリ兄、馬車格好良いね」
「セイ兄…レイナ…」
二人だけだよ、コレの良さをわかってくれるのは…。
「「いや、ソコじゃねえ」」
「「ソコじゃないわよ」」
と異母兄、異母姉たちからツッコミが入ったが聞こえないフリをしたのは言うまでもない…。
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父さんの優男っぷりをガッツリ受け継いでいるセイ兄ことセイリウス=フォン=ゼハールト。セイ兄はヴァーチェの高等部に在籍している。
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そんなセイ兄を周りのJKどもが放っておくワケもなく、絶賛モテモテである。JKどころか俺の周りのJCにもモテモテなのは言うまでもない。
まあセイ兄は貴族でありながら、貴族の嫌な所は持ち合わせていないからな。モテて当然である。
「ユーリウス様との扱いがまったく違うのが面白いですよね」
とはシーバスの言。
いやいや、何言っちゃってんのっ!?するよ、ヒートエンド?
と反論するも、明らかにその扱いに差を感じる。………悲しくなるので、この話はここまでにしよう。
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お約束のように俺はお断りをいれるのだが…
「ユーリウス、君は主役の一人なのだから駄目だよ…」
…と、父さんに釘を刺される。その表情は優しく微笑んではいるが………怖い。これが覇王しょげふんげふん…父親の威厳なのだろうか。…違うか。
そしてほぼ強制的に、かつ俺の両脇をセイ兄とレイナで固めるという鉄壁の布陣により、俺はヴァーチェの領主との邂逅と相成ったのである。…解せ…なくはないが嫌なものは嫌である。…がどうやら逃げることは無理なようである。
家族全員で乗れるように俺は新型の馬車を全力で開発。フルアーマーゼハールト家専用高機動型馬車マークⅡを完成させていた。
「ユーリウス、君は同じ領内の移動をするためにソレを作ったのかい?」
………はっ!そ、そういえばそうだった。と父さんの言葉に膝を折ったのは言うまでもない。
「ユーリこの馬車は凄いね」
「ユーリ兄、馬車格好良いね」
「セイ兄…レイナ…」
二人だけだよ、コレの良さをわかってくれるのは…。
「「いや、ソコじゃねえ」」
「「ソコじゃないわよ」」
と異母兄、異母姉たちからツッコミが入ったが聞こえないフリをしたのは言うまでもない…。
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