二度目の転生は傍若無人に~元勇者ですが二度目『も』クズ貴族に囲まれていてイラッとしたのでチート無双します~

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公爵邸、翌日…

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デュナメス公爵邸での会談と晩餐会が終わり翌朝…。俺はミリアリーゼさんと夜明けのコーヒーを嗜みながらピロートークを楽しんで…


「ユーリウス様。朝食の準備が整いましたので、ご起床をお願い致します」


………………楽しんでいるワケもなく、普通にゼバスさんのモーニングコールで起こされる。…残念。


まあ、あの後…晩餐会で何かがあるワケもなく、公爵に用意された食事に舌鼓を打ち、酒…は未成年だからダメとNGを出され、二時間ほど経過したらミリアリーゼさんはご帰宅。…うん、特に何もなく俺は就寝となった。


そして朝食…。


「旦那様は視察のため、既にご出立されています。主はいませんが食事はどうぞご堪能ください」


…とゼバスさん。
俺はシーバスと二人、朝食をいただき、公爵邸をあとにした。


「とりあえず何事もなく済んで良かったですね」


ん、そうだな。


「しかし…」


しかし?


「話してしまって良かったのですか?」


ん?俺が異世界からの転生者だ、ってこと?


「はい」


別に構わねえよ。隠し通す気自体無いし、隠していてもいずれバレるだろうし…。みんなが知らないのは俺が…あとソレを知っている人が黙ってるだけだしな。
それに…


「それに?」


俺の『力』が知れれば、手を出してくる奴らも減るだろう?


「しかし、ゼハールト家の皆様が狙われるということも…」


だから、その時は知らしめてやるんだ。『力』を…。


「まあ、実際に減ってきてはいますがね…」


だろう?


それに今回の登城で国王含め多数の貴族たちにも『力』を見せることが出来たしな。その手の輩は大分減ったんじゃないかな。


「そうでしょうね。ただ…」


…ただ?


「『敵』は減ったかもしれませんが取り込もうとする輩は増えたかもしれませんよ?」


っ!?な…なん…だとっ!?


「ユーリウス様の『力』は魔人を圧倒出来るほどのもの…。自らの側に置きたい者は増えたのではないでしょうか?」


あ、有り得る話だな…。くっ………それはそれで非常に面倒くせぇ。ど、どうしよう…。


「さすがにユーリウス様を味方にしたい、という人間まで殴ったりは出来ませんしね。良い言い訳を考えておいた方が良いのではないですか?」


ぬぐぐ…だ、だよなぁ。仕方ない、ここは義祖父さんに壁になってもらうしか…


「大旦那様がそんな面白そうなことに手を貸すとは思えませんがね」


っ!?た、たしかに…。義祖父さんなら『面白そう』という理由で全て俺にぶん投げてくる可能性が高い。くっ…帰ったら『グラムボルグ』とあわせて『マリウスボルグ』決定だな。


「いやいや、ソレはさすがに冤罪過ぎませんか…」


いや、あの義祖父さんなら絶対にそうするに決まっている。だから先に投げてやる。コレは決定事項だっ!


デュナメスにはもう一泊しようと、公爵邸から宿へと向かう道すがら、マリウス=フォン=ゼハールトは投げボルグされることが決定されていた。
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