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いつまでも…
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二日連続の登城イベントに続き、闇ギルド残党の襲撃イベントが発生。俺は速やかにこのイベントをクリアした。報酬はイベントスチル…なんてゲームのようなワケはなく、しっかりと報奨金をいただき、俺たちのお小遣いになった。
翌日、俺とシーバスは貰った報奨金は王都の経済を回すために使うぜっ!と取って付けたような理由を宣わりながら宿を出発。
俺は目をつけていた物やら食べ物やら調味料やらを買い漁り、シーバスは同僚へのお土産や自分用のお酒などを買い集めていた。
報奨金?もちろん全部使いましたが…?
午前中に買い物を終わらせて午後は昼食を摂ってからゆっくりと王都を散策。目ぼしい物は買い終わっているので、散策といよりは散歩に近いか…。
「ユーリウス様が『アイテムボックス』持ちで助かりますね」
本当は『アイテムボックス』ではなく『無限収納』なことは誰にも言っていない。といっても見た目や用途的にはあまり変わらないしね。実際は大分優秀な上位互換スキルなんだけれど…。
それよりシーバス…それは暗に俺を荷物持ちに便利だ、と言っていないかね?
「いえいえ、そんなことはまったく…」
ニコリ…と優しく微笑むシーバス。絶対思ってるよコイツ…まあ良いけど。
散策を続けていると裏通りの路地へ。見つけたのはこじんまりとした魔法具店。
魔導具…じゃなくて魔法具店とは珍しい。ヴァーチェには無かったな…。
明確な区別こそ無いが魔導具も魔法具も錬金術で造られていることが多い。一般的には『魔導具』で通しているが、そこをあえて『魔法具』としているのが俺の琴線に少し触れた。
よし、入ろう。
カランカラン…と鈴の音を鳴らしながら入店。通路の奥には店主だろうか、薄褐色の肌にロングの銀髪が眩しいナイスバディのダークエルフ…さんが……
な…なんだってええぇっ!?
こ、こんなところにダークエルフさんがいる…だとっ!?
「いらっしゃい」
切れ長のキツめの瞳もまた美しい。そして声も…。
俺は『縮地』を発動してダークエルフさんの手を掴む。
「ん?」
…貴女のお名前は?
「シーバス………あんたの連れなら何とかしてくれない?」
「ふむ、やはり貴女でしたか。王都にいるとは聞いていましたが…」
…ん?何?シーバスの知り合い?
「ユーリウス様、彼女の名はノエル。見た目はアレですが二百五十歳を越えた立派な婆です」
…な、なんだってええぇっ!?
「爺のアンタに言われたくないわね…。それに人間換算したら二十五歳よ」
な…なんだってええぇっ!?
「…で、いつまで手を握ってるつもり?」
え?可能であればいつまでも…
「って言ってるけど………シーバス、止めてくれない?」
「ユーリウス様…」
ちっ…しょうがない。と俺はしぶしぶ手を離す。
「シーバス…この子、年増好きなの?」
「ふむ…そういえばアイアリーゼ殿に御執心でしたね」
俺は別に年増が好きなんじゃない。美しい女性が好きなだけだ。
「胸の大きい方も好きですよね…」
「ただの女好きじゃない…」
なんかとても貶されいるような気がするが、気にしない。
しかし、シーバスの知り合いにダークエルフさんがいたとは…。お前、俺に隠していやがったな?
翌日、俺とシーバスは貰った報奨金は王都の経済を回すために使うぜっ!と取って付けたような理由を宣わりながら宿を出発。
俺は目をつけていた物やら食べ物やら調味料やらを買い漁り、シーバスは同僚へのお土産や自分用のお酒などを買い集めていた。
報奨金?もちろん全部使いましたが…?
午前中に買い物を終わらせて午後は昼食を摂ってからゆっくりと王都を散策。目ぼしい物は買い終わっているので、散策といよりは散歩に近いか…。
「ユーリウス様が『アイテムボックス』持ちで助かりますね」
本当は『アイテムボックス』ではなく『無限収納』なことは誰にも言っていない。といっても見た目や用途的にはあまり変わらないしね。実際は大分優秀な上位互換スキルなんだけれど…。
それよりシーバス…それは暗に俺を荷物持ちに便利だ、と言っていないかね?
「いえいえ、そんなことはまったく…」
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散策を続けていると裏通りの路地へ。見つけたのはこじんまりとした魔法具店。
魔導具…じゃなくて魔法具店とは珍しい。ヴァーチェには無かったな…。
明確な区別こそ無いが魔導具も魔法具も錬金術で造られていることが多い。一般的には『魔導具』で通しているが、そこをあえて『魔法具』としているのが俺の琴線に少し触れた。
よし、入ろう。
カランカラン…と鈴の音を鳴らしながら入店。通路の奥には店主だろうか、薄褐色の肌にロングの銀髪が眩しいナイスバディのダークエルフ…さんが……
な…なんだってええぇっ!?
こ、こんなところにダークエルフさんがいる…だとっ!?
「いらっしゃい」
切れ長のキツめの瞳もまた美しい。そして声も…。
俺は『縮地』を発動してダークエルフさんの手を掴む。
「ん?」
…貴女のお名前は?
「シーバス………あんたの連れなら何とかしてくれない?」
「ふむ、やはり貴女でしたか。王都にいるとは聞いていましたが…」
…ん?何?シーバスの知り合い?
「ユーリウス様、彼女の名はノエル。見た目はアレですが二百五十歳を越えた立派な婆です」
…な、なんだってええぇっ!?
「爺のアンタに言われたくないわね…。それに人間換算したら二十五歳よ」
な…なんだってええぇっ!?
「…で、いつまで手を握ってるつもり?」
え?可能であればいつまでも…
「って言ってるけど………シーバス、止めてくれない?」
「ユーリウス様…」
ちっ…しょうがない。と俺はしぶしぶ手を離す。
「シーバス…この子、年増好きなの?」
「ふむ…そういえばアイアリーゼ殿に御執心でしたね」
俺は別に年増が好きなんじゃない。美しい女性が好きなだけだ。
「胸の大きい方も好きですよね…」
「ただの女好きじゃない…」
なんかとても貶されいるような気がするが、気にしない。
しかし、シーバスの知り合いにダークエルフさんがいたとは…。お前、俺に隠していやがったな?
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