162 / 250
誕生の瞬間!
しおりを挟む
なでなで…。
なでなで…。
何やら周りがざわついているが、俺は撫でるのを止めない。なんか王女の目が蕩けてる感もあったりするが止めない。
ちなみに俺のなでなでは妹レイナの協力?もあり、撫でスキルレベル10である。………すまん、そんなスキルは無い。…が鍛えられた撫でスキルは本物である。
さあっ、リリアーナ王女殿下っ!俺の至高のなでなでを喰らうがいいっ!ふはははははっ!!
なでなで…。
「あ、あの…その…」
「何です、王女殿下?」
なでなで…。
「しょ、処遇の件ですが…」
「はい…」
なでなで…。
「持ち帰らせていただき、前向きに検討させていただきましゅ………あうう…」
………噛んだな。
なでなで…。
「で、ででで、ではこれで失礼しましゅっ!」
「あ、王女っ」
「お待ちをっ」
シュパッと顔を赤くしたまま走り去るリリアーナ王女と王女を追う取り巻きたち。
「………いや、コイツも連れていってやれよ…」
未だ俺に踏まれているこの人がちょっと不憫に思えたので、ソッと足は下ろしてあげた…。
「………帰るか」
「「「いやいや、授業まだあるからっ!!!」」」
野次馬たちからの総ツッコミである。
仕方ないので、ちゃんと授業を受けてから帰ったのは言うまでもない。
翌日…何やら俺が王女を口説いていただのなんだのと噂が出始めていたのだが、現場にいた野次馬たちによってソレが間違いであることが伝えられ、その噂はすぐに終息した。
…が、噂が出たこと自体を気に入らない人たちもいるようで…。
王女様の婚約者候補やら、想いを寄せている奴やらが決闘だなんだと絡んできたのである。
もれなく全員ワンパンで沈めたのだが、何で高等学校の奴とかが交ざってんの?
王女様も止めるように動いてくれているらしいのだが…ソレが原因じゃね?と思いつつ、収まるまで待つことにした。
面倒くさいけれど、ワンパンで終わることだしな。
一人…プレートアーマーに身を包み、騎士然とした奴が現れたが…
「私のリリアーナ王女に手を出しているのは貴さ」『メキィッ』「ぶはぁっ!?」
強めに右ストレートを叩き込み沈める。
いや、お前のようなオッサンは駄目だろう…と、プレートアーマーに悪戯しておく。
俺は校内で可愛い系の絵が描ける奴を連れてきて、可愛いネコミミの女の子を描いてもらった。おそらく異世界初の痛アーマー誕生の瞬間である。
もちろん魔法を使って消えないように細工したのは言うまでもない。
なでなで…。
何やら周りがざわついているが、俺は撫でるのを止めない。なんか王女の目が蕩けてる感もあったりするが止めない。
ちなみに俺のなでなでは妹レイナの協力?もあり、撫でスキルレベル10である。………すまん、そんなスキルは無い。…が鍛えられた撫でスキルは本物である。
さあっ、リリアーナ王女殿下っ!俺の至高のなでなでを喰らうがいいっ!ふはははははっ!!
なでなで…。
「あ、あの…その…」
「何です、王女殿下?」
なでなで…。
「しょ、処遇の件ですが…」
「はい…」
なでなで…。
「持ち帰らせていただき、前向きに検討させていただきましゅ………あうう…」
………噛んだな。
なでなで…。
「で、ででで、ではこれで失礼しましゅっ!」
「あ、王女っ」
「お待ちをっ」
シュパッと顔を赤くしたまま走り去るリリアーナ王女と王女を追う取り巻きたち。
「………いや、コイツも連れていってやれよ…」
未だ俺に踏まれているこの人がちょっと不憫に思えたので、ソッと足は下ろしてあげた…。
「………帰るか」
「「「いやいや、授業まだあるからっ!!!」」」
野次馬たちからの総ツッコミである。
仕方ないので、ちゃんと授業を受けてから帰ったのは言うまでもない。
翌日…何やら俺が王女を口説いていただのなんだのと噂が出始めていたのだが、現場にいた野次馬たちによってソレが間違いであることが伝えられ、その噂はすぐに終息した。
…が、噂が出たこと自体を気に入らない人たちもいるようで…。
王女様の婚約者候補やら、想いを寄せている奴やらが決闘だなんだと絡んできたのである。
もれなく全員ワンパンで沈めたのだが、何で高等学校の奴とかが交ざってんの?
王女様も止めるように動いてくれているらしいのだが…ソレが原因じゃね?と思いつつ、収まるまで待つことにした。
面倒くさいけれど、ワンパンで終わることだしな。
一人…プレートアーマーに身を包み、騎士然とした奴が現れたが…
「私のリリアーナ王女に手を出しているのは貴さ」『メキィッ』「ぶはぁっ!?」
強めに右ストレートを叩き込み沈める。
いや、お前のようなオッサンは駄目だろう…と、プレートアーマーに悪戯しておく。
俺は校内で可愛い系の絵が描ける奴を連れてきて、可愛いネコミミの女の子を描いてもらった。おそらく異世界初の痛アーマー誕生の瞬間である。
もちろん魔法を使って消えないように細工したのは言うまでもない。
1
お気に入りに追加
1,696
あなたにおすすめの小説

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。

異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました
ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。
会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。
タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる