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"ガワ"の完成②&エアコンの完成
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『無限収納』内で適当な丈夫そうな"なめし革"を見つけた。 色も白だし、重ね塗りみたいになるがキレイな白に染まるのではなかろうか。
錬金術で成型して薄く伸ばして硬化材で固める。"ガワ"に合わせて何面か分の形に切り分けていく。
その際、少し大きめに切り、"ガワ "に貼ってからはみ出した部分を切ることで、キレイに収まりがよくなるのだ。
俺は切り分けた"なめし革"を白の塗料で着色し、貼り付けていく。…しまった、固めてあると貼り難いな。これなら寸法を合わせて切った方が良かったわ…と多少げんなりしながら作業を進め、ようやくエアコンのカバーを完成させた。
「………………」
完成を見て、白を基調として角の岩石は元のグレーっぽい色がアクセントになって悪くはない。悪くはないが…。
「…ちょっと物足りない…か?」
俺は彫刻刀を持ち、プラモデルのように筋彫りを施していく。まあ、最低限ではあるが。
筋彫りを施したところにはプラモデルならば墨入れをするのだが、俺はとある赤い液体を流し込む。
錬金で液体にした魔石である。
流し込んだ魔石を固定するように固形に戻し、今度こそエアコンカバーの完成である。
うん、ワンポイント…といっても何本かではあるが…赤のディテールが某なんちゃらフレームのようでたまらない。
"なめし革"の元である『一角獣』も喜んでいるだろう…と俺は一人、自画自賛である。
そう…完成したエアコンのカバーはまるで某ロボットの装甲の間に見えるサイコなんちゃらのように赤の魔石を輝かせていた。
ちなみに流し込んだ魔石には『劣化防止』は無理だったので『劣化耐性』を付与してあったりする。
決して一角獣の皮を使ったんだからサイコなんちゃらは必須だよなっ!とか思ってなどいない…ホント。
何だかよく分からない言い訳をしつつ、自室の壁…俺のベッドに送風口が向くように中身の本体を設置。
そして先ほど完成したばかりのカバーを被せて…
「………完成…だな」
有線式なので本体から魔石を下に伸ばして取り付けたタブレットPCくらい大きいリモコンは若干様にならないが、十分な出来である。
俺はさっそくお手製のエアコンを起動。温度は冷房は18℃から28℃まで設定出来るが…
「ここはMAXだろう」
と18℃に設定。当然、送風の強さもMAXである。
『フォオオオ…』
と送風口から出る冷風を肌に感じ…
「ヤベエ………ヤベエな、エアコン…」
俺は目を瞑り、感無量である。
ちなみに暖房も温度設定出来るようにしてあるので冬も万全ではあるが、この複数温度設定を出来るようにしたことが内部回路を大型にした原因である。
それでも日本で使っていたエアコンより多少大きいくらいで完成させることが出来たのはスキル『神の指』による恩恵が大きく、細か~く命令を書き込むことが可能になったからである。
そして…
もれなくゼハールト家の家族の溜まり場になり、結局全ての部屋分のエアコンを俺が造ることになったのは言うまでもない…。
錬金術で成型して薄く伸ばして硬化材で固める。"ガワ"に合わせて何面か分の形に切り分けていく。
その際、少し大きめに切り、"ガワ "に貼ってからはみ出した部分を切ることで、キレイに収まりがよくなるのだ。
俺は切り分けた"なめし革"を白の塗料で着色し、貼り付けていく。…しまった、固めてあると貼り難いな。これなら寸法を合わせて切った方が良かったわ…と多少げんなりしながら作業を進め、ようやくエアコンのカバーを完成させた。
「………………」
完成を見て、白を基調として角の岩石は元のグレーっぽい色がアクセントになって悪くはない。悪くはないが…。
「…ちょっと物足りない…か?」
俺は彫刻刀を持ち、プラモデルのように筋彫りを施していく。まあ、最低限ではあるが。
筋彫りを施したところにはプラモデルならば墨入れをするのだが、俺はとある赤い液体を流し込む。
錬金で液体にした魔石である。
流し込んだ魔石を固定するように固形に戻し、今度こそエアコンカバーの完成である。
うん、ワンポイント…といっても何本かではあるが…赤のディテールが某なんちゃらフレームのようでたまらない。
"なめし革"の元である『一角獣』も喜んでいるだろう…と俺は一人、自画自賛である。
そう…完成したエアコンのカバーはまるで某ロボットの装甲の間に見えるサイコなんちゃらのように赤の魔石を輝かせていた。
ちなみに流し込んだ魔石には『劣化防止』は無理だったので『劣化耐性』を付与してあったりする。
決して一角獣の皮を使ったんだからサイコなんちゃらは必須だよなっ!とか思ってなどいない…ホント。
何だかよく分からない言い訳をしつつ、自室の壁…俺のベッドに送風口が向くように中身の本体を設置。
そして先ほど完成したばかりのカバーを被せて…
「………完成…だな」
有線式なので本体から魔石を下に伸ばして取り付けたタブレットPCくらい大きいリモコンは若干様にならないが、十分な出来である。
俺はさっそくお手製のエアコンを起動。温度は冷房は18℃から28℃まで設定出来るが…
「ここはMAXだろう」
と18℃に設定。当然、送風の強さもMAXである。
『フォオオオ…』
と送風口から出る冷風を肌に感じ…
「ヤベエ………ヤベエな、エアコン…」
俺は目を瞑り、感無量である。
ちなみに暖房も温度設定出来るようにしてあるので冬も万全ではあるが、この複数温度設定を出来るようにしたことが内部回路を大型にした原因である。
それでも日本で使っていたエアコンより多少大きいくらいで完成させることが出来たのはスキル『神の指』による恩恵が大きく、細か~く命令を書き込むことが可能になったからである。
そして…
もれなくゼハールト家の家族の溜まり場になり、結局全ての部屋分のエアコンを俺が造ることになったのは言うまでもない…。
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