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ユーリウスVSエリウス①
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『エリウス=フォン=ゼハールト』
職業 エクシア国立騎士大学校生 騎士見習い
称号 ゼハールト男爵家嫡男
レベル27
スキル
礼儀作法 算術
剣術レベル3 火魔法レベル2
身体強化レベル1
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
『アイラ=フォン=ゼハールト』
職業 エクシア国立魔法大学校生 魔術師見習い
称号 ゼハールト男爵家長女
レベル23
スキル
礼儀作法 算術
剣術レベル1 火魔法レベル3
風魔法レベル2
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
戦闘は避けられなさそうなので、とりあえず二人を鑑定。
う~~~ん…弱い。
レベルはセイ兄より低いが剣術スキル持ち。セイ兄は魔法タイプだしな。
義姉も魔法系スキルは持っているものの、やはりレベルは低い。
う~~~ん…弱い。逆にどうやって戦おうか悩むまである。
それに………多分、セイ兄の方が強い。
レベルによる素の能力値も…だが、俺と義祖父さんたちとの訓練で、スキルこそ生えていないものの、対人戦も対魔物戦も結構経験豊富だし。
騎士見習い程度では相手にならないと思う。
まあ、だからといってセイ兄と戦わせようとは思わないが…。
しかし、どうするかね?こういう人の話を聞かなそうな手合は、どうせ俺が勝ったとしても、やれズルだ、やれ卑怯だ、などと難癖をつけるに決まっているのがお約束だ。
それはそれでテンプレになぞってもいいのだが、非常に面倒でもある。
ではどうするか?
1、ギリギリの戦いに見せて勝利。
相手が弱すぎて無理。あと面倒。
2、圧倒的勝利。
高確率で難癖をつけられるから無理。面倒さは少ない?
3、引き分け狙い。
相手が弱すぎて無理。あと面倒。
4、舌戦で勝利。
人の話を聞かなそうだから無理。舌戦後が面倒。
5、逃げる。
意外と有りか?でも後がしつこそうだから無理。この場だけにおいては面倒が少ない?
う~~~ん、実質一択かなぁ?
2の圧倒的勝利…で、その後は難癖をつけられる前に、これでもかと威圧するのが良さそうかな。
うん、そうしよう。
とりあえずは、この子供相手に剣を抜いちゃう残念な騎士見習いとかいう残念なお義兄ちゃんをぶっ飛ばそうか。
残念が二回入っちゃったよ…。ホントに残念な義兄だ…。
身体強化し剣を構える義兄を正面に、俺も魔力を解放する。
そして…
そういえば…コレ使うのも久しぶりだな…。
そんなことを思いながら俺は背中に黄金色に輝く『光の翼』を顕現させた。
「…なっ!?」
「…天使…の羽っ!?」
二人の驚く顔にほんの少しだけ溜飲を下げつつも俺は、その三対六枚の黄金の翼を展開させ、翼の先から紅い粒子を放出。
それはまるで運命のような…。
「エリウスあんたは俺が倒す…今っ!ここでぇっ!!」とか言いそうになっちゃうが、さすがに言わない。
まあ、ここは普通に…
「戦やるならさっさと来い…残念なお義兄ちゃんは俺がぶっ飛ばしてやるから…」
『天使化(少年ver)feat運命』な俺は、飛びっきりの笑みを浮かべながら、そう言い放った…。
職業 エクシア国立騎士大学校生 騎士見習い
称号 ゼハールト男爵家嫡男
レベル27
スキル
礼儀作法 算術
剣術レベル3 火魔法レベル2
身体強化レベル1
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『アイラ=フォン=ゼハールト』
職業 エクシア国立魔法大学校生 魔術師見習い
称号 ゼハールト男爵家長女
レベル23
スキル
礼儀作法 算術
剣術レベル1 火魔法レベル3
風魔法レベル2
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戦闘は避けられなさそうなので、とりあえず二人を鑑定。
う~~~ん…弱い。
レベルはセイ兄より低いが剣術スキル持ち。セイ兄は魔法タイプだしな。
義姉も魔法系スキルは持っているものの、やはりレベルは低い。
う~~~ん…弱い。逆にどうやって戦おうか悩むまである。
それに………多分、セイ兄の方が強い。
レベルによる素の能力値も…だが、俺と義祖父さんたちとの訓練で、スキルこそ生えていないものの、対人戦も対魔物戦も結構経験豊富だし。
騎士見習い程度では相手にならないと思う。
まあ、だからといってセイ兄と戦わせようとは思わないが…。
しかし、どうするかね?こういう人の話を聞かなそうな手合は、どうせ俺が勝ったとしても、やれズルだ、やれ卑怯だ、などと難癖をつけるに決まっているのがお約束だ。
それはそれでテンプレになぞってもいいのだが、非常に面倒でもある。
ではどうするか?
1、ギリギリの戦いに見せて勝利。
相手が弱すぎて無理。あと面倒。
2、圧倒的勝利。
高確率で難癖をつけられるから無理。面倒さは少ない?
3、引き分け狙い。
相手が弱すぎて無理。あと面倒。
4、舌戦で勝利。
人の話を聞かなそうだから無理。舌戦後が面倒。
5、逃げる。
意外と有りか?でも後がしつこそうだから無理。この場だけにおいては面倒が少ない?
う~~~ん、実質一択かなぁ?
2の圧倒的勝利…で、その後は難癖をつけられる前に、これでもかと威圧するのが良さそうかな。
うん、そうしよう。
とりあえずは、この子供相手に剣を抜いちゃう残念な騎士見習いとかいう残念なお義兄ちゃんをぶっ飛ばそうか。
残念が二回入っちゃったよ…。ホントに残念な義兄だ…。
身体強化し剣を構える義兄を正面に、俺も魔力を解放する。
そして…
そういえば…コレ使うのも久しぶりだな…。
そんなことを思いながら俺は背中に黄金色に輝く『光の翼』を顕現させた。
「…なっ!?」
「…天使…の羽っ!?」
二人の驚く顔にほんの少しだけ溜飲を下げつつも俺は、その三対六枚の黄金の翼を展開させ、翼の先から紅い粒子を放出。
それはまるで運命のような…。
「エリウスあんたは俺が倒す…今っ!ここでぇっ!!」とか言いそうになっちゃうが、さすがに言わない。
まあ、ここは普通に…
「戦やるならさっさと来い…残念なお義兄ちゃんは俺がぶっ飛ばしてやるから…」
『天使化(少年ver)feat運命』な俺は、飛びっきりの笑みを浮かべながら、そう言い放った…。
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