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開始!
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俺とセイ兄のレベル上げのため、ヴァーチェ南東の森の中、ゴブリンの集落の側まで来ていた。
「さすが集落…うじゃうじゃいるな…」
まだレベル1だからな…がっつり上がりそうだな…。と俺はちょっとワクワクしていたが…
「アレがゴブリン…うぅ、僕に出来るかな…」
大丈夫、セイ兄は俺が守るよ。
「いえ、私がお守りしますので…」
シーバス、うるさい。早く偵察行ってきて。
そんな、どうでもいいやりとりをしつつ、シーバスを一度送り出し、準備をする。
とりあえずソコで張り切ってる義祖父さんは飛び出さないようにしてくれよ。
「えっ?」
えっ?…じゃない。俺たちのレベルアップが目的で、義祖父さんたちが暴れるのは目的じゃないから、あんたらはセイ兄の護衛だから。
ショボーンとする義祖父さんは放っておいて、俺たちは俺たちで準備を進めないとな。
用意したのはスリングと呼ばれる投石用の道具だ。コレを鑑定先生に見てもらいながら散弾で飛ばせるように、かつ広範囲に飛ぶように改良。
これで多くのゴブリンに石を当てることが出来るだろう。
もちろん使用するのはセイ兄だ。
セイ兄にこの散弾型改良スリングで出来るだけ多くの敵に当ててもらい、俺の広範囲魔法で殲滅する。
これが今回の作戦である。
まだ姿は見てないがゴブリンキングとかいると経験値が大量に入るんだがな…。『マップ』を見れば分かるけど…後の楽しみにしておこうか。
そんなことを考えながらスリングに小石を集めて準備していく。セイ兄には何度か投げてもらえるようにスリングはいくつも用具してある。
上手く上位種に当たってくれると良いんだがな…。
えっ?セイ兄にそんなに石の詰まった物が投げれるかって?そんなの俺の支援系付与魔法でバフ盛り盛りにするからまったく問題無い。寧ろ、傷一つも負わせないまである。
と言いつつ、一応可能かどうかは確認済みである。
準備も終わり、偵察に行かせたシーバスを待つか…と、ちょうどシーバスが帰ってきた。
「数は三百程度。上位種もまあまあいます。姿は確認していませんが…この規模なら恐らく…」
「キングがいる…か」
義祖父さんの言葉にコクリと無言で頷くシーバス。キングがいるならパワーレベリングにはお誂え向きだな。
「キング…大丈夫…かな?」
セイ兄はキングの存在に少し怯えを見せるも…
「セイ兄…大丈夫。俺たちがいて負けると思う?」
と俺が答えるが、正直この幼児の身体では説得力に乏しい。それでもセイ兄は俺を信じてくれたようで…
「ううん…なら絶対大丈夫だねっ!」
頭を振ったあと、笑顔を見せてそう言った。
俺も…いや、義祖父さんとシーバスも、ソレに笑顔で返す。
さあ、準備は整った。
狩りの開始だっ!
「さすが集落…うじゃうじゃいるな…」
まだレベル1だからな…がっつり上がりそうだな…。と俺はちょっとワクワクしていたが…
「アレがゴブリン…うぅ、僕に出来るかな…」
大丈夫、セイ兄は俺が守るよ。
「いえ、私がお守りしますので…」
シーバス、うるさい。早く偵察行ってきて。
そんな、どうでもいいやりとりをしつつ、シーバスを一度送り出し、準備をする。
とりあえずソコで張り切ってる義祖父さんは飛び出さないようにしてくれよ。
「えっ?」
えっ?…じゃない。俺たちのレベルアップが目的で、義祖父さんたちが暴れるのは目的じゃないから、あんたらはセイ兄の護衛だから。
ショボーンとする義祖父さんは放っておいて、俺たちは俺たちで準備を進めないとな。
用意したのはスリングと呼ばれる投石用の道具だ。コレを鑑定先生に見てもらいながら散弾で飛ばせるように、かつ広範囲に飛ぶように改良。
これで多くのゴブリンに石を当てることが出来るだろう。
もちろん使用するのはセイ兄だ。
セイ兄にこの散弾型改良スリングで出来るだけ多くの敵に当ててもらい、俺の広範囲魔法で殲滅する。
これが今回の作戦である。
まだ姿は見てないがゴブリンキングとかいると経験値が大量に入るんだがな…。『マップ』を見れば分かるけど…後の楽しみにしておこうか。
そんなことを考えながらスリングに小石を集めて準備していく。セイ兄には何度か投げてもらえるようにスリングはいくつも用具してある。
上手く上位種に当たってくれると良いんだがな…。
えっ?セイ兄にそんなに石の詰まった物が投げれるかって?そんなの俺の支援系付与魔法でバフ盛り盛りにするからまったく問題無い。寧ろ、傷一つも負わせないまである。
と言いつつ、一応可能かどうかは確認済みである。
準備も終わり、偵察に行かせたシーバスを待つか…と、ちょうどシーバスが帰ってきた。
「数は三百程度。上位種もまあまあいます。姿は確認していませんが…この規模なら恐らく…」
「キングがいる…か」
義祖父さんの言葉にコクリと無言で頷くシーバス。キングがいるならパワーレベリングにはお誂え向きだな。
「キング…大丈夫…かな?」
セイ兄はキングの存在に少し怯えを見せるも…
「セイ兄…大丈夫。俺たちがいて負けると思う?」
と俺が答えるが、正直この幼児の身体では説得力に乏しい。それでもセイ兄は俺を信じてくれたようで…
「ううん…なら絶対大丈夫だねっ!」
頭を振ったあと、笑顔を見せてそう言った。
俺も…いや、義祖父さんとシーバスも、ソレに笑顔で返す。
さあ、準備は整った。
狩りの開始だっ!
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