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手中に堕ちる【淫紋】
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「んっ、ふぅ……ッ~、ぁあッひ!や、!んっんッ!!ひぃあッ、~!!」
ジクジクと甘い疼きを訴える下腹を庇い蹲った。喘ぎを堪えきれない程に身体を支配する茹だるような熱さは脳内を快楽に塗り替えていく。
「どう?俺に従属する気になった?」
「ん、ぁ!はッ、お高くとまったてんし!さまがっ、~!こんなことしてッ、いいのかよっ?……ひゃぁ!ッんっぁあ!!」
「ははっほんと可愛い!早く俺のものになって?」
美しいと崇められる天使様はこんなに性格が悪いんだと人間に知らしめてやりたい。
悪魔が人間を快楽で捩じ伏せ従属させる淫紋の術を何処から入手したのか知らないが俺に掛け従属しろなどと言う始末。天使の癖に俺に付き纏いべたべたと触れる変わり者だと思っていたけれどまさか淫紋まで掛けてくるなんて。
早く淫紋を溶いてこの性悪を突き飛ばした方が良いのに深く刻まれた淫紋の所為で快楽を享受することしか考えられない。風が吹くだけで絶頂しそうなほど過敏になった身体は服が擦れる微かな感触すらも脳髄を甘く痺れさせる。
「んんっ、ふぁ……ッ~、ぁっあ!!ひゃぁう!?ッ~~、!!ぜっらいっ、あとで、ッころしゅっ、!」
「こんなにとろとろになってるのにまだ抗えるなんてもっと好きになっちゃう!んっ、ちゅッ」
「……っんむ、んー!?んっ、ふぅう!……ッ~!んっ!んぁあっ、!?ッッ~~!!!」
立つのもままならなくなり蹲る俺を抱き上げた天使様は快楽に滲み溢れた涙を舌で掬い強引に唇を合わせる。身体中に巡る熱を逃そうと半開きに涎を零す唇は抵抗も出来ずに真っ赤な舌を受け入れる。熱く蠢く婬猥な舌は口腔内を縦横無尽に蠕動し、逃げ回る舌に絡めとり震える表面を擽る。ぐちゅぐちゅと唾液が攪拌する水音が反響していく。
「んっ!んぁあっ、!?ッッ~~!!!」
「あれ、キスだけでイっちゃった?」
執拗に強制される濃厚な口付けは暴力的なまでの快楽を生み出し絶頂を繰り返す。明滅した視界と身体を駆け巡った激感に喉を曝け出し声も出せずに身悶える。
「ぉあっ、はッぁああ……ぁぐっ、ぅんんッ!ひ、ぅあっ!あんぅッ~、!」
尾を引く長い絶頂に苛まれ身体を震わせることしか出来ない。天使にイかされたなんて屈辱的でしかないのに目の前の天使に縋ってしまう。
「早く俺に従属するって言って?あと、俺のこと天使じゃなくてちゃんと名前呼んで?」
「ッ~、は!だっれが、よぶかよっ!っひ、ぅ!っっ!!」
「俺はね、アイ。その可愛い口でアイって呼んでよ、シツイ?」
「っぁああ!?ッ~、~!!ひあぁあっ!!よぶにゃっ、ぁあッ!んぅう、ッ~!」
名前を呼ばれる度に淫紋がびりびりと激しい痺れを残していく。体液でどろどろになった身体は容量を超えた快楽に肌を粟立て、視界を揺らす。回らない呂律と思考回路は限界を告げている。
「だぁいすきだよ、シツイ」
吐息混じりの甘い睦言に脱力させたシツイがアイを呼び縋るのは幾許もしない頃。
天使は愛しい悪魔に舌を絡める。
ジクジクと甘い疼きを訴える下腹を庇い蹲った。喘ぎを堪えきれない程に身体を支配する茹だるような熱さは脳内を快楽に塗り替えていく。
「どう?俺に従属する気になった?」
「ん、ぁ!はッ、お高くとまったてんし!さまがっ、~!こんなことしてッ、いいのかよっ?……ひゃぁ!ッんっぁあ!!」
「ははっほんと可愛い!早く俺のものになって?」
美しいと崇められる天使様はこんなに性格が悪いんだと人間に知らしめてやりたい。
悪魔が人間を快楽で捩じ伏せ従属させる淫紋の術を何処から入手したのか知らないが俺に掛け従属しろなどと言う始末。天使の癖に俺に付き纏いべたべたと触れる変わり者だと思っていたけれどまさか淫紋まで掛けてくるなんて。
早く淫紋を溶いてこの性悪を突き飛ばした方が良いのに深く刻まれた淫紋の所為で快楽を享受することしか考えられない。風が吹くだけで絶頂しそうなほど過敏になった身体は服が擦れる微かな感触すらも脳髄を甘く痺れさせる。
「んんっ、ふぁ……ッ~、ぁっあ!!ひゃぁう!?ッ~~、!!ぜっらいっ、あとで、ッころしゅっ、!」
「こんなにとろとろになってるのにまだ抗えるなんてもっと好きになっちゃう!んっ、ちゅッ」
「……っんむ、んー!?んっ、ふぅう!……ッ~!んっ!んぁあっ、!?ッッ~~!!!」
立つのもままならなくなり蹲る俺を抱き上げた天使様は快楽に滲み溢れた涙を舌で掬い強引に唇を合わせる。身体中に巡る熱を逃そうと半開きに涎を零す唇は抵抗も出来ずに真っ赤な舌を受け入れる。熱く蠢く婬猥な舌は口腔内を縦横無尽に蠕動し、逃げ回る舌に絡めとり震える表面を擽る。ぐちゅぐちゅと唾液が攪拌する水音が反響していく。
「んっ!んぁあっ、!?ッッ~~!!!」
「あれ、キスだけでイっちゃった?」
執拗に強制される濃厚な口付けは暴力的なまでの快楽を生み出し絶頂を繰り返す。明滅した視界と身体を駆け巡った激感に喉を曝け出し声も出せずに身悶える。
「ぉあっ、はッぁああ……ぁぐっ、ぅんんッ!ひ、ぅあっ!あんぅッ~、!」
尾を引く長い絶頂に苛まれ身体を震わせることしか出来ない。天使にイかされたなんて屈辱的でしかないのに目の前の天使に縋ってしまう。
「早く俺に従属するって言って?あと、俺のこと天使じゃなくてちゃんと名前呼んで?」
「ッ~、は!だっれが、よぶかよっ!っひ、ぅ!っっ!!」
「俺はね、アイ。その可愛い口でアイって呼んでよ、シツイ?」
「っぁああ!?ッ~、~!!ひあぁあっ!!よぶにゃっ、ぁあッ!んぅう、ッ~!」
名前を呼ばれる度に淫紋がびりびりと激しい痺れを残していく。体液でどろどろになった身体は容量を超えた快楽に肌を粟立て、視界を揺らす。回らない呂律と思考回路は限界を告げている。
「だぁいすきだよ、シツイ」
吐息混じりの甘い睦言に脱力させたシツイがアイを呼び縋るのは幾許もしない頃。
天使は愛しい悪魔に舌を絡める。
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