短編エロ

黒弧 追兎

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座ってるだけで【媚薬 機械姦】

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「あ、っ……ひっー!も、やらぁ、!」

 一時間近く焦らされた身体を未だオイルを指に纏わせてさわさわと撫でる機械の手に懇願の言葉を吐く。優しすぎるその刺激はもどかしく、快楽に立った乳首を当てようと腰を動かす。それでもガッチリ固定された身体は僅かにも動かず腹を撫で回す手が動く事はない。

「っぁ!さわ、てぇっ!……ひぃっ、あ!」

 じわじわと熱く火照った身体は快楽を求める事しか考えられなく気が狂うほど優しく撫でる指を恨めしげに睨む。なんでこうなったんだ。俺しかいない真っ白な空間に目を回しながらそう思った。


 ________

「お前、バイト探してたよな?椅子に座ってるだけでいいやつあるからやってみね?」

 いかにも怪しかったがそれに高いぞ、なんて甘い言葉に乗せられて教えられた住所にさっそく向かった。伝えられた金額の高額さに少し怪しさを感じていたが俺が保証するなんて友達に言われれば怪しさも半減し早々に向かった。

 普通のビル。教えられた所は見た所普通のビルだった。入っている企業に教えられた名前があるのを確認し脚を向かわせた。

「君が佐藤くん?僕は郡山だよ、よろしくね?」

 現れたのは白衣を着た爽やかな男の人。チラリと見えた八重歯が印象的な女の人がキャーキャー言いそうなぐらいかっこいい人。

「こっちだよ、マッサージオイルを使用してもらうだけだから。」

 色々書かれた紙にサインして真っ白な部屋に案内された。真っ白な部屋に置かれた黒い大きな椅子が目を引く。身に纏うものがマッサージ屋さんで使うような紙パンツだけというのは郡山さんしか見ていなくても恥ずかしく顔が熱いのがわかる。

「よし、動ける?」

 どこに力を入れても取れない頑丈な作りに感心しながら動けないと首を振る。満足げに頷いた郡山さんは入ってきたドアと違うドアからどこかへ行った。

 ウィーン

 ありきたりな機械音を立てて椅子から作り込まれた手が出てきた。人の手によく再現されたその手はさっき言っていたオイルがべたりとついている。

「ん……」

 ヒヤリと冷たいオイルをたっぷりつけた手が腹を撫で馴染ませるように身体を撫で回していく。滑りのいい手は撫で回されるとくすぐったくて腰が逃げようと跳ねる。

「どうかな?あったかくなってきた?」

 天井から降ってきた郡山さんの声に見られていることを思い出して思わず目を瞑り頷いた。オイルは身体がポカポカしてくるらしく塗り込まれた箇所があったかくなってくる。

「じゃあ痛かったりしたら言ってね?」
「ふぁっ!……んんぅ、ひ……」
「じゃあ時々声掛けるから。」
「は、はい……んん」

 _____

「んぅーーっ!!ひ、ぁっ!ーーーっ!」
「だいぶ馴染んだみたいだね?」
「あひぃっ!?そ、れぇ、おかひーーっ!」

 いつのまにか郡山さんが目の前に居た。煽るように爪でなぞったり指を滑らせられ魚のように仰け反り震える。

「じゃああとちょっとだから頑張ってね?」
「あぁぁうぅ!?まっ、やら!、ひあっー!!!!!」

 何かのボタンを押したのか撫で煽るだけだった機械の動作が身体を刺激するような揉み抓るようになった。あげるだけあげられた身体の感度をいたずらに刺激されるとびくびく震えるだけしか出来ない。

「ぁあ、ひゃああぁあっ!ーーっ!おかひくンっ!!なっひゃうぅぅあ、からぁ!!」

 さっきまで居た郡山さんもまたどこかの部屋に消えていって誰も居ない部屋に俺の絶叫とも言える喘ぎ声が反響する。機械の指についた爪のようなものでずっと乳首をカリカリされると痛いような気持ちいいような快楽に頭に靄がかかったようになる。下半身を触られないまま快感を発散出来ずずっと身体に溜まっていく快楽で頭がおかしくなりそうだ。


 _______

「んぁあ……ひっやらってぇっーっ」

 何度かイったように腰が跳ねて快楽が頭を支配するが身体に蓄積される快感は出て行かずただただ高まるだけ。もう激しく喘ぐ体力もなく与えられる快楽に玩具のようにピクピク跳ねる。

「んーーっ!!」
「空イキ出来るようになったの?」
「ぁうぅ……んぁ」

 郡山さんが目の前に来て機械を止めた。解放されない快楽が渦巻いてイクことでいっぱいの俺はそれになんでと見上げる。

「ありがとうね、もう終わりだよ。」
「こお、りやまさん、んんイきたぁ……」
「可愛いね、どうしようかな。」
「さわ、てぇくださ?んっ、んっ」
「じゃあ、今度もまた来てくれるならイかせてあげる。」

 身体を焦らすように指で触る郡山さんはその指を段々下に下ろしていく。指が紙パンツの下の俺のそれの形を確かめるようになぞっていく。それすらも快感に変換されるが直接ではなく淡い快感は俺の頭を益々馬鹿にしていく。

「どうする?」
「んん、来る、また来るからぁっ!ぁぅうぁっ!?」
「絶対だよ?」

 びりりと紙パンツを容易く破った手は熱く反り返っているそれに触れ擦る。自分の声とも思えないような音を出した口はだらりと締まりが無く舌を投げ出している。

「ぁっあっんんぁっ!?それ、やぁっはっはひぅっ!」
「気持ちいい?」
「はぅぅ、ひ、あっあっイっ、イッちゃぁっ!、あぁあっーー、っ!!」
「すっごい出たね、また来るんだよ?」
「はっ、はいぃぃ……」

 脳を焼き払うかのような鋭い快楽にガクガクと震えが止まらないまま何度でも頷いた。
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