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ポリネシアンセックス 3日目
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ロウ今日いつ帰ってくるんだろ。でも集会って言ってたから遅いのかな。ロウ、ロウの手冷たくて気持ちいんだよな。
「ッ、あ……」
色が白くてすら、とした指先を思い出して、身体を滑る感触が蘇る。止まることのない婬猥な記憶は熱と化してじわじわと侵食した脳内を犯していく。身も心もどろどろに溶けて無我夢中に舌と指を絡める情事はただただ気持ちよくて考えるだけで身体が昂って仕方がない。
「レイちゃん~?ってあぶなッ」
「へ、?……あ、ごめん」
婬猥な記憶に夢中になって、手に持った剣を落としてしまった。カタン、と高い音を鳴らした剣は同僚の側に落ちた。
「集中しないと。てか顔赤いな、大丈夫?」
「え、そんなに赤い?」
不思議そうにしながら頷く同僚に焦りに駆られた内心を隠して暑い暑いと手で扇ぐ。この治らない熱も吹き飛ばしたくて些細な風を送り続ける。けれど、一度意識したらふしだらな映像が脳内に浮かんできて、火照る身体を持て余す。
ロウの欲情に濡れた瞳とか、舌が滑る感触とか、肌が触れ合う熱さとか。
「目泳いでるけど、体調悪い?」
「ごめん、俺帰る」
こんな状態で修練なんてできない。それに焦らされ快楽で炙られた身体は少しの記憶だけで反応を示してて、居た堪れない。
レイちゃんは風邪なんてひかないとか茶化してくる同僚を横目に家への足を進めた。
---------------
「、ッ……まだ、かえってこない……」
ベッドでそわそわしながら玄関の音を待っても全然帰ってこない。
家に帰ってきたらそれはそれで婬猥な妄想に駆られてどうしようもない身体の熱に息を零す。身じろぎする度に鳴るベッドのギシギシ音にすら触発されてきた。
「ロウが……遅いのが、悪い」
ついに我慢しきれなくて胸元に手を伸ばす。先走りに濡れた陰茎に触りたいけど、ロウにバレたらお仕置きされてしまう。それにここまでしてるんだからすっごい気持ちいいのしたい。
そろそろ、と服の上から乳首を撫でる。直接触るのとは違う快感が腰の奥に溜まっていく。
「あ、は……っん、あぁ……んぅっ、!」
強く触ったらすぐにイってしまいそうだから指を周りに這わせた。ロウがいないのに快感を貪る事実に背徳感でより快楽が煽られて、肌が粟立つ。きもちよくて仕方がない。
「は、ひ……ぁっあぁ、んっ、あッ、~っ」
溢れ出る声は堪えられず、目を瞑って快楽を甘受する。静かな部屋に反響する自分の喘ぎすらも興奮を高めて、腰をカクカクと震わせる。
「っ、レイ?俺がいないのに可愛いことしちゃだめじゃんっう、は……ちゅ、んッ」
「ッん、んぅっぁふ……ロウが遅かったから、んんッ、ぁは……っ」
「あは、ごめんごめん、我慢できなくなっちゃったね?」
ガチャ、と扉が開いた音に手を広げればロウが飛び込んでくる。そのまま交わす口づけの快感に身体が脱力して、ロウが上に覆い被さる。
「ん、ふ……ぁ、脱がして?」
「んふふ、かわいい、」
ロウの指がするり、するりと脱がしていく。床にバサリと音を立てて落とされる服が積んで肌が露わになる。ロウの白衣も脱がして、日に焼けてない真っ白な素肌と素肌を触れ合わせる。
「あっ、ぁああッ、ろうっ、すき……んんぅ、ぁッ……ひ、あぁあっ、あッ、ろうっ」
「あ、は……ッ、は……れい、れぃっ、ほんとかわいい、ん……んッ、」
待ち侘びたロウの体温に触れるだけで身体に痺れが響いて、蕩けるように気持ちいい。
指が、声が、視線が身体の奥を撃ち抜いていく。キスをして皮膚を撫でているだけなのに堪えようのない熱が広がって声が抑えられない。
「ん、ぁああっ……は、はッ、ひッんんぅ、んぅ……ッ~、ろうっ……ッ、ぁああッんん、」
「ん、んちゅ……ぁ、れい……れい、んっ、ッすきっ、れぃ……ん、ふ、んむっんんぅ……」
とろとろの唾液を纏った舌が乳輪をなぞって痛いほどに勃ち上がった乳首に近づく。湿り気を含んだ熱い吐息が愛撫する快感に肌が粟立って期待に快感を求めて乳首が反り立つ。
「あー、んっ……ちゅぱッ、れろ……れ、ろぉッ、んふふ……れいの乳首おいひい、」
「~~っ、ぁあ……んっ、んぅうっ……あ、あ、んんぅ……は、~ーっ、」
焦らすように口内を開けたロウに唾液に塗れてぐちゅぐちゅと音を立てて責められる快楽を想像して背を仰け反らせる。厭らしく目を細めたロウが乳頭を舌で舐めて、鋭い快楽に震えた乳首を咥えて、舌で転がす。
「あ、ぁあッ……!ん、んんぅ、~、ぁはッきもちい、ろぅ……ろうッ、ぁあ、きすして、」
「、っれい、かわいぃッ、れいッん、んん、むぅッ、んちゅ、ふ……んっんぅ」
「んんぅッ、んぐ……んっ、んぅ、んむ……っ、あぁ……ッ、んぅあぁ……」
唾液を塗りつけて、熱を交換し合う。互いの先走りで濡れた太腿を擦り合わせてはもどかしさに頭が狂いそうになる。
「ぁあっ、は……んんぅ、んッあ、ろうっ、ろぅう……んんぅ、ぁッ、ひぁあ……!」
「んっ、は……れい、きもちいいね、?、ん……は、んんっ、」
快楽に浸して、ぐちゃぐちゃに蕩した身体は何をしても気持ちよくて。ロウをただただ求める。喘ぎ声すらも飲み込むキスを繰り返して熱が昂って仕方がない。
今夜は中々熱が治まらなくて、横に寝転がる互いに馬鹿みたいに発情して、朝方になるまで眠れなかった。
「ッ、あ……」
色が白くてすら、とした指先を思い出して、身体を滑る感触が蘇る。止まることのない婬猥な記憶は熱と化してじわじわと侵食した脳内を犯していく。身も心もどろどろに溶けて無我夢中に舌と指を絡める情事はただただ気持ちよくて考えるだけで身体が昂って仕方がない。
「レイちゃん~?ってあぶなッ」
「へ、?……あ、ごめん」
婬猥な記憶に夢中になって、手に持った剣を落としてしまった。カタン、と高い音を鳴らした剣は同僚の側に落ちた。
「集中しないと。てか顔赤いな、大丈夫?」
「え、そんなに赤い?」
不思議そうにしながら頷く同僚に焦りに駆られた内心を隠して暑い暑いと手で扇ぐ。この治らない熱も吹き飛ばしたくて些細な風を送り続ける。けれど、一度意識したらふしだらな映像が脳内に浮かんできて、火照る身体を持て余す。
ロウの欲情に濡れた瞳とか、舌が滑る感触とか、肌が触れ合う熱さとか。
「目泳いでるけど、体調悪い?」
「ごめん、俺帰る」
こんな状態で修練なんてできない。それに焦らされ快楽で炙られた身体は少しの記憶だけで反応を示してて、居た堪れない。
レイちゃんは風邪なんてひかないとか茶化してくる同僚を横目に家への足を進めた。
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「、ッ……まだ、かえってこない……」
ベッドでそわそわしながら玄関の音を待っても全然帰ってこない。
家に帰ってきたらそれはそれで婬猥な妄想に駆られてどうしようもない身体の熱に息を零す。身じろぎする度に鳴るベッドのギシギシ音にすら触発されてきた。
「ロウが……遅いのが、悪い」
ついに我慢しきれなくて胸元に手を伸ばす。先走りに濡れた陰茎に触りたいけど、ロウにバレたらお仕置きされてしまう。それにここまでしてるんだからすっごい気持ちいいのしたい。
そろそろ、と服の上から乳首を撫でる。直接触るのとは違う快感が腰の奥に溜まっていく。
「あ、は……っん、あぁ……んぅっ、!」
強く触ったらすぐにイってしまいそうだから指を周りに這わせた。ロウがいないのに快感を貪る事実に背徳感でより快楽が煽られて、肌が粟立つ。きもちよくて仕方がない。
「は、ひ……ぁっあぁ、んっ、あッ、~っ」
溢れ出る声は堪えられず、目を瞑って快楽を甘受する。静かな部屋に反響する自分の喘ぎすらも興奮を高めて、腰をカクカクと震わせる。
「っ、レイ?俺がいないのに可愛いことしちゃだめじゃんっう、は……ちゅ、んッ」
「ッん、んぅっぁふ……ロウが遅かったから、んんッ、ぁは……っ」
「あは、ごめんごめん、我慢できなくなっちゃったね?」
ガチャ、と扉が開いた音に手を広げればロウが飛び込んでくる。そのまま交わす口づけの快感に身体が脱力して、ロウが上に覆い被さる。
「ん、ふ……ぁ、脱がして?」
「んふふ、かわいい、」
ロウの指がするり、するりと脱がしていく。床にバサリと音を立てて落とされる服が積んで肌が露わになる。ロウの白衣も脱がして、日に焼けてない真っ白な素肌と素肌を触れ合わせる。
「あっ、ぁああッ、ろうっ、すき……んんぅ、ぁッ……ひ、あぁあっ、あッ、ろうっ」
「あ、は……ッ、は……れい、れぃっ、ほんとかわいい、ん……んッ、」
待ち侘びたロウの体温に触れるだけで身体に痺れが響いて、蕩けるように気持ちいい。
指が、声が、視線が身体の奥を撃ち抜いていく。キスをして皮膚を撫でているだけなのに堪えようのない熱が広がって声が抑えられない。
「ん、ぁああっ……は、はッ、ひッんんぅ、んぅ……ッ~、ろうっ……ッ、ぁああッんん、」
「ん、んちゅ……ぁ、れい……れい、んっ、ッすきっ、れぃ……ん、ふ、んむっんんぅ……」
とろとろの唾液を纏った舌が乳輪をなぞって痛いほどに勃ち上がった乳首に近づく。湿り気を含んだ熱い吐息が愛撫する快感に肌が粟立って期待に快感を求めて乳首が反り立つ。
「あー、んっ……ちゅぱッ、れろ……れ、ろぉッ、んふふ……れいの乳首おいひい、」
「~~っ、ぁあ……んっ、んぅうっ……あ、あ、んんぅ……は、~ーっ、」
焦らすように口内を開けたロウに唾液に塗れてぐちゅぐちゅと音を立てて責められる快楽を想像して背を仰け反らせる。厭らしく目を細めたロウが乳頭を舌で舐めて、鋭い快楽に震えた乳首を咥えて、舌で転がす。
「あ、ぁあッ……!ん、んんぅ、~、ぁはッきもちい、ろぅ……ろうッ、ぁあ、きすして、」
「、っれい、かわいぃッ、れいッん、んん、むぅッ、んちゅ、ふ……んっんぅ」
「んんぅッ、んぐ……んっ、んぅ、んむ……っ、あぁ……ッ、んぅあぁ……」
唾液を塗りつけて、熱を交換し合う。互いの先走りで濡れた太腿を擦り合わせてはもどかしさに頭が狂いそうになる。
「ぁあっ、は……んんぅ、んッあ、ろうっ、ろぅう……んんぅ、ぁッ、ひぁあ……!」
「んっ、は……れい、きもちいいね、?、ん……は、んんっ、」
快楽に浸して、ぐちゃぐちゃに蕩した身体は何をしても気持ちよくて。ロウをただただ求める。喘ぎ声すらも飲み込むキスを繰り返して熱が昂って仕方がない。
今夜は中々熱が治まらなくて、横に寝転がる互いに馬鹿みたいに発情して、朝方になるまで眠れなかった。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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