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ポリネシアンセックス 1日目
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「ねえ、レイ。これしない?」
「んっ、?ぽり、ね?なにこれ」
降り注ぐキスが止み目を開けると端末が目の前に差し出されていた。突然の事に映し出されている文章を理解することが出来ず首を傾げる。
「ポリネシアンセックスって言って精神の繋がりを意識するものなんだって」
「へー、普通にスるのと何が違うの?」
「挿れないで愛撫だけを四日続けるの」
「こうやって」と首筋を滑る指先に身体が跳ねる。ぞくぞくと背筋を走る痺れに首をくすめた。静まってた熱が再度身体の中で昂り、ぞわぞわと肌が粟立つ。
「ね、楽しそうでしょ?五日目はすっごい気持ちいいらしいよ?」
囁くロウにぐらぐらと理性が揺れてくる。
そんなに気持ちいいんだったら試してみてもいいかも。
いつもは強引な癖に悪戯に目を細めて待ってるロウにおずおずと頷く。服ははだけて身体は冷えていくのに茹だったような頭と心拍数が興奮を伝えた。
---------------
「ぁ……は、んん……は、ぁ……」
「ん、ん……ふふ、あったかい」
何も纏わない皮膚を擦り合わせて温もりを取り交わす。静かな部屋にちゅ、ちゅと舌を絡める音と蕩けた吐息が響く。
ロウの舌と舌をべろりとくっつけてスリスリすれば、甘い痺れが身体に走る。口の端から皮膚に伝う唾液を舐めてはとろとろの唾液を交換しあう。激しいキスに慣れた所為か、ロウの舌にゆっくりと合わせるキスがどうしようもなく恥ずかしく感じて目を瞑る。
「レイ……め、あけて」
「んぅっ、!、ッ……あ、んぅ……ん、ひぁ」
ロウの指先が頬を撫でて耳朶を柔く擽る。ぞわぞわした快感が身体の奥に染み込んで肌が粟立つ。耳元のむず痒さから逃げるようにゆっくりと目を開けば、どろりとした熱を放つロウの瞳に心臓が跳ねた。
「~、ん、ッ……ろぅ、ぁ、ん、んぅ……」
「……れい、れぃ……かわいい、」
獰猛で暴力的なまでに色香を纏ったロウにあてられて、どうしようもなく後ろが疼きだす。
でも、挿れることも触ることも出来ない。快楽の代償に抱き合ってキスしかしちゃいけないなんて。
焚きつけられた身体が激しい快楽を求めて、腰が揺れる。指の一本も触れてないのに硬く勃った陰茎が先走りを零す。
「んんっ、あ……は、んっ……んあ、」
「、こら、れいだめ……がまんして、?」
堪えがきかなくてロウの腿を先走りで汚せば、掠れた咎めの言葉と同時にぎゅと抱きしめたロウにひくん、と背中が浮く。弛緩した身体はロウに閉じ込められて身動きがくれなくなってしまった。
より、密着した身体に挟まれた陰茎がロウの陰茎と触れて熱を伝え合う。ローションを垂らしたように、下腹部が先走りに濡れていく。
「っ、ん……あ、はっ、ろぅ……ろぅ、すき……ん、んぅ」
「ん、……れい、れい……ん、んぅ、んっすきっ」
腰を動かせば快楽を得られるのに。
砕けそうになる理性を保って、欲求をぶつけるようにキスを繰り返す。舌同士が擦るだけでびりびりとした快楽が身体中に回る。
最初でこれなんてあと四日も耐えられるのか、なんて快楽に染まる頭で思案するがうまくまとまらない。
どろどろに蕩けた脳内は目の前のロウとキスすることしか考えられなくて、唾液に溢れた舌が絡む婬猥な音で掻き消された。
「んっ、?ぽり、ね?なにこれ」
降り注ぐキスが止み目を開けると端末が目の前に差し出されていた。突然の事に映し出されている文章を理解することが出来ず首を傾げる。
「ポリネシアンセックスって言って精神の繋がりを意識するものなんだって」
「へー、普通にスるのと何が違うの?」
「挿れないで愛撫だけを四日続けるの」
「こうやって」と首筋を滑る指先に身体が跳ねる。ぞくぞくと背筋を走る痺れに首をくすめた。静まってた熱が再度身体の中で昂り、ぞわぞわと肌が粟立つ。
「ね、楽しそうでしょ?五日目はすっごい気持ちいいらしいよ?」
囁くロウにぐらぐらと理性が揺れてくる。
そんなに気持ちいいんだったら試してみてもいいかも。
いつもは強引な癖に悪戯に目を細めて待ってるロウにおずおずと頷く。服ははだけて身体は冷えていくのに茹だったような頭と心拍数が興奮を伝えた。
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「ぁ……は、んん……は、ぁ……」
「ん、ん……ふふ、あったかい」
何も纏わない皮膚を擦り合わせて温もりを取り交わす。静かな部屋にちゅ、ちゅと舌を絡める音と蕩けた吐息が響く。
ロウの舌と舌をべろりとくっつけてスリスリすれば、甘い痺れが身体に走る。口の端から皮膚に伝う唾液を舐めてはとろとろの唾液を交換しあう。激しいキスに慣れた所為か、ロウの舌にゆっくりと合わせるキスがどうしようもなく恥ずかしく感じて目を瞑る。
「レイ……め、あけて」
「んぅっ、!、ッ……あ、んぅ……ん、ひぁ」
ロウの指先が頬を撫でて耳朶を柔く擽る。ぞわぞわした快感が身体の奥に染み込んで肌が粟立つ。耳元のむず痒さから逃げるようにゆっくりと目を開けば、どろりとした熱を放つロウの瞳に心臓が跳ねた。
「~、ん、ッ……ろぅ、ぁ、ん、んぅ……」
「……れい、れぃ……かわいい、」
獰猛で暴力的なまでに色香を纏ったロウにあてられて、どうしようもなく後ろが疼きだす。
でも、挿れることも触ることも出来ない。快楽の代償に抱き合ってキスしかしちゃいけないなんて。
焚きつけられた身体が激しい快楽を求めて、腰が揺れる。指の一本も触れてないのに硬く勃った陰茎が先走りを零す。
「んんっ、あ……は、んっ……んあ、」
「、こら、れいだめ……がまんして、?」
堪えがきかなくてロウの腿を先走りで汚せば、掠れた咎めの言葉と同時にぎゅと抱きしめたロウにひくん、と背中が浮く。弛緩した身体はロウに閉じ込められて身動きがくれなくなってしまった。
より、密着した身体に挟まれた陰茎がロウの陰茎と触れて熱を伝え合う。ローションを垂らしたように、下腹部が先走りに濡れていく。
「っ、ん……あ、はっ、ろぅ……ろぅ、すき……ん、んぅ」
「ん、……れい、れい……ん、んぅ、んっすきっ」
腰を動かせば快楽を得られるのに。
砕けそうになる理性を保って、欲求をぶつけるようにキスを繰り返す。舌同士が擦るだけでびりびりとした快楽が身体中に回る。
最初でこれなんてあと四日も耐えられるのか、なんて快楽に染まる頭で思案するがうまくまとまらない。
どろどろに蕩けた脳内は目の前のロウとキスすることしか考えられなくて、唾液に溢れた舌が絡む婬猥な音で掻き消された。
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