10 / 32
媚薬 【2】
しおりを挟む
「ん……ロウ?」
「おはよう、もう夕暮れだけど。」
新人の冒険者を連れて冒険に行ったはずなのにベッドに眠っていて隣にロウがいる。帰りの記憶が無い事に首を傾げ起き上がった。
妙に身体が熱くて全身に血が巡るような感覚に苛まれた。
「レイ、新人庇って大怪我して帰ってきたんだよ?」
何回目だと思ってるの?そう言ってロウに頬を抓られる。その言葉に記憶が蘇りロウの目を見れなくなる。
「まあ、いいよ。ゆっくり休んでて?」
今回はお咎めなしでご機嫌に笑うロウが逆に怖くて冷や汗が一筋流れる。それでも怒られたくはないから機嫌が悪くなる前にひとまず部屋に戻る。
「あ……っい……なに、これぇ……っ」
服が体に擦れるだけで息は荒くなり苦しい。
座り込んだまま動く事も出来ず行き場のない手を彷徨わせる。体を触ってほしい、触られたい、そんな欲求が頭の中に浮かんで荒い息を吐く。
「……ろ、うっ……たすっけぇっ……!ひぁっ」
「んふふ、レイどろっどろ……可愛い。」
ロウに手を伸ばしてもその手は掴まれる事なく空を切った。熱く求める体に乱れる俺をロウは見つめるだけ。
「ロ、ウっ!いかなぃ……ぁっ、はぁっ。」
「効きすぎたかな?まあいいか。おいで?」
部屋の奥にある椅子に座ったロウは俺に向かって手を広げる。ロウの元に行こうと体を引きずるがそれさえも体への快楽になって進めない。
「しょーがないなぁ、よいしょっ、と。」
「ひアァあっ!?ぁっ、やっ!」
力が抜けた俺の体を持ち上げたロウは膝の上に乗せた。
「おはよう、もう夕暮れだけど。」
新人の冒険者を連れて冒険に行ったはずなのにベッドに眠っていて隣にロウがいる。帰りの記憶が無い事に首を傾げ起き上がった。
妙に身体が熱くて全身に血が巡るような感覚に苛まれた。
「レイ、新人庇って大怪我して帰ってきたんだよ?」
何回目だと思ってるの?そう言ってロウに頬を抓られる。その言葉に記憶が蘇りロウの目を見れなくなる。
「まあ、いいよ。ゆっくり休んでて?」
今回はお咎めなしでご機嫌に笑うロウが逆に怖くて冷や汗が一筋流れる。それでも怒られたくはないから機嫌が悪くなる前にひとまず部屋に戻る。
「あ……っい……なに、これぇ……っ」
服が体に擦れるだけで息は荒くなり苦しい。
座り込んだまま動く事も出来ず行き場のない手を彷徨わせる。体を触ってほしい、触られたい、そんな欲求が頭の中に浮かんで荒い息を吐く。
「……ろ、うっ……たすっけぇっ……!ひぁっ」
「んふふ、レイどろっどろ……可愛い。」
ロウに手を伸ばしてもその手は掴まれる事なく空を切った。熱く求める体に乱れる俺をロウは見つめるだけ。
「ロ、ウっ!いかなぃ……ぁっ、はぁっ。」
「効きすぎたかな?まあいいか。おいで?」
部屋の奥にある椅子に座ったロウは俺に向かって手を広げる。ロウの元に行こうと体を引きずるがそれさえも体への快楽になって進めない。
「しょーがないなぁ、よいしょっ、と。」
「ひアァあっ!?ぁっ、やっ!」
力が抜けた俺の体を持ち上げたロウは膝の上に乗せた。
30
お気に入りに追加
418
あなたにおすすめの小説
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる