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媚薬 【1】
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「ロウさん!!!レイさんがっ!!!」
勢いよく開いた扉から出てきたのは血だらけのレイを背負った新人冒険者。床に血が滴っているからレイに付いている血は返り血じゃないんだろう。
「すいませんっ!!私がレイさんに頼んだせいで……!」
「わかったからそこにレイ下ろして。」
あらかた新人の冒険についていって新人を庇いでもしたのかな。そこで怪我を新人が治せればよかったけど無理だったんだろう。新人なんて他の奴に任せてればいいのに。
「ああ……!!よかった!」
俺がレイの傷を塞ぎ回復させると心底安心したように床に座り込んだ。レイを俺の所に連れてきてくれた事は感謝するけどレイは俺がみるから早くどっかいってほしいな。
「レイの事は大丈夫だから君も家に戻りな。」
「はっ、はい!」
安堵した新人はバタバタと足音を立てて出ていった。
「ん……?……だるいぃ。」
「レイ、おはよう。」
ぼやぼやとした眠気目が可愛いけど今回みたいな事は何回もあったから今度こそは無理して怪我なんてさせたくない。
「はい、これ飲んで?」
まだふわふわして判断力が欠けているレイに甘ったるい匂いのするココアを渡す。俺が飲めば吐きそうになるほど甘いココアをコクコクと飲みほしたレイは倒れるように眠った。
レイが起きた後の反応を楽しみにしながら俺も隣で眠った。
勢いよく開いた扉から出てきたのは血だらけのレイを背負った新人冒険者。床に血が滴っているからレイに付いている血は返り血じゃないんだろう。
「すいませんっ!!私がレイさんに頼んだせいで……!」
「わかったからそこにレイ下ろして。」
あらかた新人の冒険についていって新人を庇いでもしたのかな。そこで怪我を新人が治せればよかったけど無理だったんだろう。新人なんて他の奴に任せてればいいのに。
「ああ……!!よかった!」
俺がレイの傷を塞ぎ回復させると心底安心したように床に座り込んだ。レイを俺の所に連れてきてくれた事は感謝するけどレイは俺がみるから早くどっかいってほしいな。
「レイの事は大丈夫だから君も家に戻りな。」
「はっ、はい!」
安堵した新人はバタバタと足音を立てて出ていった。
「ん……?……だるいぃ。」
「レイ、おはよう。」
ぼやぼやとした眠気目が可愛いけど今回みたいな事は何回もあったから今度こそは無理して怪我なんてさせたくない。
「はい、これ飲んで?」
まだふわふわして判断力が欠けているレイに甘ったるい匂いのするココアを渡す。俺が飲めば吐きそうになるほど甘いココアをコクコクと飲みほしたレイは倒れるように眠った。
レイが起きた後の反応を楽しみにしながら俺も隣で眠った。
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よろしくお願いします!

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