ロウとレイのプレイ日記

黒弧 追兎

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触手ヘッドホン 【2】

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形の通りにヘッドホンだったのか耳に装着されたものは何も変化はない。未だ解放されない両腕を動かしてロウに離してと訴えかける。

「やっぱりレイはこの色が似合うね。」

「あ、ありがと、っ!?」

綺麗な赤に装飾されたヘッドホンをロウが撫でた瞬間耳に何かが触れた。耳を冷たくぬるぬるしたものが這って背筋にぞわぞわとした感覚がはしる。

「ロ、ウ……?これっ、」

「触手だよ?レイがこの前取ってきてくれた。」

頼まれて取ってきた触手がこんなものになるなんて。拘束されている事を忘れて耳に装着されているものを外そうと腕を上げて手首を動かす。擽ったくてぞわぞわして耳を今も這っているものから逃げたくて頭を振り回す。

「ねえ、どう?」

「擽っ、たい、な?にこれぇ、」

俺の目線と合わせるように屈んだロウは装着されたものを外す所か感想を求めてきた。自分の意思とは関係なしに上がる息と一心不乱に頭を振り回す俺を見つめるロウの目が恥ずかしくて目を瞑る。

「ぅあぁ!?ひ……ぁ、ひゃ、は、ぁずし。」

耳の形をなぞるだけだった触手の動きが縦横無尽に変わって動きが予測できず翻弄される。ぐちゅぐちゅと触手の粘液がかき混ぜられる音だけが耳を支配してその事しか考えられない。
擽ったくて気持ちよくて与えられる快感が背中を駆け巡る。

「ぁ、ぅあっ……んっあぅ……。」

触手の動きに翻弄されてロウの前なのに声が抑えられない。あの青い瞳が見てると思うと羞恥心で頬が紅潮する。快感を逃がそうと拘束された腕を暴れさせる。

「暴れちゃ駄目だよ?レイの白い肌に傷ついちゃう。」

腕を太ももに叩きつけようとすればそれに気づいたロウに腕を上げさせられた。途端に下がらなくなる腕に驚いて目を開けると壁に付いているふわふわの拘束具と手首を纏めているものをくっつけていた。
逃げ場のない快感が体を渦巻いて支配する。

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