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第15話 山岳地帯を探索してみる。
Chapter-05
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「魔獣が出て困っているとは上申しておりましたが、まさか領主様自ら来ていただけるとは……」
サット村の名代という初老の男性は、俺達が訪れると、畏れ多いといった感じでそう言った。
「なに、私はまだ領主としては若輩者です、実務なら俺より優秀な者がたくさんいますから」
俺は苦笑しながら説明した。まぁ、実際そのとおりだからな。
とは言えこのサット村に訪れたのは偶然ではない。南部山地の裾にかかる森の一帯でも、魔獣の被害が特に深刻だと言うからだ。
村、と言ってもブリュサンメル上級伯領のノール村とは違い、イチゴと腐葉土以外に特産物がないためか、本当にただの農村と言った感じの村である。
とは言え、その腐葉土の供給が止まるのは領主として見過ごせない。ひとまず探索部隊として俺達が森の中に入り、魔獣の数が多いようであれば、兵団から討伐部隊を編成することになっていた。
「とりあえず、宿営用の荷物を、下ろしたいんですが、どこか、お借りできませんか」
「そういう事でしたら、どうぞ、我が家を使ってください。」
サット村の名代は、自身の家を提供してくれた。名代と言うだけあって、他の農村の家々よりは大きい。が、それだけだ。屋敷と呼べるようなもんではないし、せいぜいが訪問者を出迎えられる程度の部屋がくっついている程度である。
「一休み、いるか?」
俺は、パーティーのメンバーに、そう訊ねた。
今までも、前世で36歳という理由で俺がやたらパーティーリーダーと言う名の交渉役扱いされる事は多かったが、今となっては完全に俺が他のメンバーより、少なくとも建前上一番立場が上なわけで、結局仕切り役を任されることになった。
「私は大丈夫よ」
「私も、特に疲れてない」
キャロとエミが言った。ま、マークリスからここまでは、専用の馬車で来たからな。
「俺も大丈夫だ」
「そうですね、特に心配はないと思います」
ジャックに、ミーラも言う。
「アタシも大丈夫だよ」
臨時メンバー、ペンデリンもそう答えた。
「よし、じゃあ、ひとまず入って見るだけ入ってみるか」
俺の提案で、パーティーは森の中へと向かうことになった。
森の中では、住民が腐葉土を採取するのに使う、獣道のようになった道を、前方を伺いながら進んでいく。
昼なお暗い鬱蒼とした森……というわけではない。特に明かりのたぐいは要らなかった。
いや、探索が夜間に及ぶことも考えて、一応、ランタンとかの用意はしてあるがな。
パーティーは防御力の高いミーラを先頭に、その左右をキャロとエミが守る形、俺が中央で全周に備え、後尾をジャックとペンデリンが警戒する形で進んでいく。
ちなみにペンデリンは、鍛冶師だけあって武器もハンマーでも使うのかと思ったが、ショートソード二刀流だった。利き手は両刃のありふれたもの、反対側は片刃で峰にソードブレイカーがついた形のものだ。
「人の気配が多いと出てこないのか?」
俺は、周囲を見渡すようにしながら、そう言った。
「しっ!」
と、突然、俺達にそう言ったのは、最後尾のペンデリンだった。
「!」
俺が後ろを向くと、岩が俺達に向かって突進してくる。
「た────!」
ペンデリンが、その岩を、両手のショートソードでクロスに切り裂いた。
否、それは岩ではなかった。
「岩トカゲ……」
前世でもイワトカゲと呼ばれる種は存在したが、現世のそれとは全く異なる。
現世でのそれは、むしろシルエット的には、トカゲと言うには大柄で、ズングリした鼻を持っている。
名前の由来は、岩のような外観に加え、岩ウサギ同様、鱗に石を纏って自身の防御力を上げてくることから。
しかも厄介なのはそれだけじゃない。こいつら、この見た目に加えて毒を持ってやがる。
まぁ、毒牙が発達していないし、毒牙が奥の方に生えているので、人間が毒でやられることはそう多くはないんだが。
ただし、顎の力は侮れない。ちょっとした金属板なら噛み砕いてしまう。
それから、こいつら、爬虫類っぽいイメージに反して、群れで行動する習性がある。
その個体が、最後尾から出てきたってことは……
「カンスシオスネス・サーチ」
失敗した、これを最初にやっておくべきだった、と思いつつ、俺は、今更捜索の魔法を飛ばした。
「まずいな……こいつらの群れに取り囲まれかけてる……」
「それは、ホントにまずいな……」
俺が言うと、ペンデリンが構え直して、そう言った。
ジャックやエミ、キャロやミーラ達も、各々の武器を構える。
「一旦引き返そう、きちんとした討伐隊の編成が必要みたいだ」
俺は、そう判断した。
「隊列を入れ替えるぞ、キャロとエミが前方、引き返す方に出てくれ。ジャックとペンデリンは後衛、ミーラはそのまま、殿を頼む」
「了解」
「了解しました」
俺の声に、皆が答える。
「まだ完全には取り囲まれていない……一気に戻るぞ!」
隊列が入れ替わったところで、俺は、やや速歩き気味に、もと来た道を引き返し始めた。
が。
「何っ」
俺が驚くが速いか、
「たーっ!」
「ハッ!」
と、キャロとエミが、それぞれ武器を構えて、突進する。
こいつらも、鋼の武器が通用しないほど固くなるわけでもない。あまり相手にしていると、刃こぼれくらいはするがな。
まして今はミスリルの槍とオリハルコンの剣を使っているのだ、エミはあっさりと岩トカゲを両断し、キャロも易々と貫いて、すぐに引き戻す。
だが……
「アクア・ブラスト!」
俺は、そのキャロとエミの間から、水の散弾を略詠唱で撃ち込んだ。
俺達の行く手を阻むようにして、獣道を横切るように群がった岩トカゲを、吹き飛ばす。
「行動がちょっと遅かったか……」
俺は、苦い顔をして言う。
「ですが、背後から近寄ってくる気配がないのはどういうことでしょう?」
ミーラが、問いかけるように言ってくる。
うん? 言われてみれば、たしかにそうだ。
「一旦そちらに逃げて、飛翔の魔法で森を飛び越すか」
俺はそう考えた。
俺1人の飛翔魔法で、自分含めて6人飛ばすのはかなりきついが、連中は空飛んでこないし、この際しょうがない。
「一旦ミーラの方に移動しよう、とりあえず、やり過ごす方法はそれから考える」
俺は、やむをえず、と言ったかたちで、そう言った。
再度隊列を入れ替えることはせず、そのまま、後退するようにして、俺達は、岩トカゲの気配のない方向、森の奥へと進んでいく。
「キシャーッ」
ゆっくりと移動する俺たちに対して、村の方角に回り込んだ岩トカゲが、時折飛びかかるように襲いかかってくる。
こいつら、もっと緩慢な動きしかしないと思ってたのだが、意外に俊敏なようだった。
「ハッ」
アクア・ブリッドを、6発、無詠唱のクイックモーションで撃ち込む。
「ハッ!」
「でやっ!」
俺の射撃からそれた岩トカゲを、エミとキャロが、それぞれ、剣で両断し、あるいは槍で貫き、仕留めた。
「ねぇ、アタシさ、さっきから嫌な予感がしてるんだけど」
「嫌な予感って……何だよ」
ペンデリンの言葉に、俺は問い返していた。
「こいつらさ、アタシ達を逃さないように、追い込んできてる感じしないか?」
「それは……」
正直、俺もそんな気はしていた。
魔獣と言えど、大半は、自らのテリトリーを侵されなければ、攻撃はしてこない。
そして、攻撃してくる時は、大抵、追っ払う方向に動くはずだ。
だが、こいつらは俺達を逃すまいとしているように見えた。
「どうやら……それで、正解のようですよ?」
「え……!?」
ミーラの言葉に、俺達は周囲を見渡す。
森の木々が、不自然な具合で、枯れていた。
「これは……いったい……」
俺は、猛烈に嫌な予感をした。
「カンスシオスネス・サーチ」
今度は、木々が枯れている森の方へ指向性を向けて、探索の魔法を飛ばす。
「…………どうした? おい、アルヴィン!」
ジャックが、絶句してしまっていた俺に声をかけてくる。
「……いる」
「いるって、何がだよ」
ジャックが、周囲からの襲撃に備えつつも、俺に問い返してくる。
「この状況で、いるって言ったら1つしかないだろ……」
俺は、へたり込みそうなのを堪えて、なんとか言った。
「ドラゴンだよ」
サット村の名代という初老の男性は、俺達が訪れると、畏れ多いといった感じでそう言った。
「なに、私はまだ領主としては若輩者です、実務なら俺より優秀な者がたくさんいますから」
俺は苦笑しながら説明した。まぁ、実際そのとおりだからな。
とは言えこのサット村に訪れたのは偶然ではない。南部山地の裾にかかる森の一帯でも、魔獣の被害が特に深刻だと言うからだ。
村、と言ってもブリュサンメル上級伯領のノール村とは違い、イチゴと腐葉土以外に特産物がないためか、本当にただの農村と言った感じの村である。
とは言え、その腐葉土の供給が止まるのは領主として見過ごせない。ひとまず探索部隊として俺達が森の中に入り、魔獣の数が多いようであれば、兵団から討伐部隊を編成することになっていた。
「とりあえず、宿営用の荷物を、下ろしたいんですが、どこか、お借りできませんか」
「そういう事でしたら、どうぞ、我が家を使ってください。」
サット村の名代は、自身の家を提供してくれた。名代と言うだけあって、他の農村の家々よりは大きい。が、それだけだ。屋敷と呼べるようなもんではないし、せいぜいが訪問者を出迎えられる程度の部屋がくっついている程度である。
「一休み、いるか?」
俺は、パーティーのメンバーに、そう訊ねた。
今までも、前世で36歳という理由で俺がやたらパーティーリーダーと言う名の交渉役扱いされる事は多かったが、今となっては完全に俺が他のメンバーより、少なくとも建前上一番立場が上なわけで、結局仕切り役を任されることになった。
「私は大丈夫よ」
「私も、特に疲れてない」
キャロとエミが言った。ま、マークリスからここまでは、専用の馬車で来たからな。
「俺も大丈夫だ」
「そうですね、特に心配はないと思います」
ジャックに、ミーラも言う。
「アタシも大丈夫だよ」
臨時メンバー、ペンデリンもそう答えた。
「よし、じゃあ、ひとまず入って見るだけ入ってみるか」
俺の提案で、パーティーは森の中へと向かうことになった。
森の中では、住民が腐葉土を採取するのに使う、獣道のようになった道を、前方を伺いながら進んでいく。
昼なお暗い鬱蒼とした森……というわけではない。特に明かりのたぐいは要らなかった。
いや、探索が夜間に及ぶことも考えて、一応、ランタンとかの用意はしてあるがな。
パーティーは防御力の高いミーラを先頭に、その左右をキャロとエミが守る形、俺が中央で全周に備え、後尾をジャックとペンデリンが警戒する形で進んでいく。
ちなみにペンデリンは、鍛冶師だけあって武器もハンマーでも使うのかと思ったが、ショートソード二刀流だった。利き手は両刃のありふれたもの、反対側は片刃で峰にソードブレイカーがついた形のものだ。
「人の気配が多いと出てこないのか?」
俺は、周囲を見渡すようにしながら、そう言った。
「しっ!」
と、突然、俺達にそう言ったのは、最後尾のペンデリンだった。
「!」
俺が後ろを向くと、岩が俺達に向かって突進してくる。
「た────!」
ペンデリンが、その岩を、両手のショートソードでクロスに切り裂いた。
否、それは岩ではなかった。
「岩トカゲ……」
前世でもイワトカゲと呼ばれる種は存在したが、現世のそれとは全く異なる。
現世でのそれは、むしろシルエット的には、トカゲと言うには大柄で、ズングリした鼻を持っている。
名前の由来は、岩のような外観に加え、岩ウサギ同様、鱗に石を纏って自身の防御力を上げてくることから。
しかも厄介なのはそれだけじゃない。こいつら、この見た目に加えて毒を持ってやがる。
まぁ、毒牙が発達していないし、毒牙が奥の方に生えているので、人間が毒でやられることはそう多くはないんだが。
ただし、顎の力は侮れない。ちょっとした金属板なら噛み砕いてしまう。
それから、こいつら、爬虫類っぽいイメージに反して、群れで行動する習性がある。
その個体が、最後尾から出てきたってことは……
「カンスシオスネス・サーチ」
失敗した、これを最初にやっておくべきだった、と思いつつ、俺は、今更捜索の魔法を飛ばした。
「まずいな……こいつらの群れに取り囲まれかけてる……」
「それは、ホントにまずいな……」
俺が言うと、ペンデリンが構え直して、そう言った。
ジャックやエミ、キャロやミーラ達も、各々の武器を構える。
「一旦引き返そう、きちんとした討伐隊の編成が必要みたいだ」
俺は、そう判断した。
「隊列を入れ替えるぞ、キャロとエミが前方、引き返す方に出てくれ。ジャックとペンデリンは後衛、ミーラはそのまま、殿を頼む」
「了解」
「了解しました」
俺の声に、皆が答える。
「まだ完全には取り囲まれていない……一気に戻るぞ!」
隊列が入れ替わったところで、俺は、やや速歩き気味に、もと来た道を引き返し始めた。
が。
「何っ」
俺が驚くが速いか、
「たーっ!」
「ハッ!」
と、キャロとエミが、それぞれ武器を構えて、突進する。
こいつらも、鋼の武器が通用しないほど固くなるわけでもない。あまり相手にしていると、刃こぼれくらいはするがな。
まして今はミスリルの槍とオリハルコンの剣を使っているのだ、エミはあっさりと岩トカゲを両断し、キャロも易々と貫いて、すぐに引き戻す。
だが……
「アクア・ブラスト!」
俺は、そのキャロとエミの間から、水の散弾を略詠唱で撃ち込んだ。
俺達の行く手を阻むようにして、獣道を横切るように群がった岩トカゲを、吹き飛ばす。
「行動がちょっと遅かったか……」
俺は、苦い顔をして言う。
「ですが、背後から近寄ってくる気配がないのはどういうことでしょう?」
ミーラが、問いかけるように言ってくる。
うん? 言われてみれば、たしかにそうだ。
「一旦そちらに逃げて、飛翔の魔法で森を飛び越すか」
俺はそう考えた。
俺1人の飛翔魔法で、自分含めて6人飛ばすのはかなりきついが、連中は空飛んでこないし、この際しょうがない。
「一旦ミーラの方に移動しよう、とりあえず、やり過ごす方法はそれから考える」
俺は、やむをえず、と言ったかたちで、そう言った。
再度隊列を入れ替えることはせず、そのまま、後退するようにして、俺達は、岩トカゲの気配のない方向、森の奥へと進んでいく。
「キシャーッ」
ゆっくりと移動する俺たちに対して、村の方角に回り込んだ岩トカゲが、時折飛びかかるように襲いかかってくる。
こいつら、もっと緩慢な動きしかしないと思ってたのだが、意外に俊敏なようだった。
「ハッ」
アクア・ブリッドを、6発、無詠唱のクイックモーションで撃ち込む。
「ハッ!」
「でやっ!」
俺の射撃からそれた岩トカゲを、エミとキャロが、それぞれ、剣で両断し、あるいは槍で貫き、仕留めた。
「ねぇ、アタシさ、さっきから嫌な予感がしてるんだけど」
「嫌な予感って……何だよ」
ペンデリンの言葉に、俺は問い返していた。
「こいつらさ、アタシ達を逃さないように、追い込んできてる感じしないか?」
「それは……」
正直、俺もそんな気はしていた。
魔獣と言えど、大半は、自らのテリトリーを侵されなければ、攻撃はしてこない。
そして、攻撃してくる時は、大抵、追っ払う方向に動くはずだ。
だが、こいつらは俺達を逃すまいとしているように見えた。
「どうやら……それで、正解のようですよ?」
「え……!?」
ミーラの言葉に、俺達は周囲を見渡す。
森の木々が、不自然な具合で、枯れていた。
「これは……いったい……」
俺は、猛烈に嫌な予感をした。
「カンスシオスネス・サーチ」
今度は、木々が枯れている森の方へ指向性を向けて、探索の魔法を飛ばす。
「…………どうした? おい、アルヴィン!」
ジャックが、絶句してしまっていた俺に声をかけてくる。
「……いる」
「いるって、何がだよ」
ジャックが、周囲からの襲撃に備えつつも、俺に問い返してくる。
「この状況で、いるって言ったら1つしかないだろ……」
俺は、へたり込みそうなのを堪えて、なんとか言った。
「ドラゴンだよ」
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