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第5話 授爵の儀────辺境貴族の末っ子、貴族になる。
Chapter-16
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空港……って言っていいんだろうな、今も、複数の飛空船が発着しているそこに、俺達、マイケル・アルヴィン・バックエショフ一行の乗っている飛空船は辿り着いた。
「すげぇ大都会だな、さすが帝都ってだけのことはあるぜ」
接舷した、乗降用の塔から、帝都の市街地を見渡すようにして、ジャックは興奮するようにそう言った。
もう、こいつったら、飛空船に乗っただけで大はしゃぎしやがって。一緒にいるこっちが恥ずかしいったらしょうがなかった。
ま、俺にとっては、前世では俺が生まれるより何十年も前に廃れた硬式飛行船でしかなかったんだが、実際に乗るというのは、いい経験だったし、それなりにワクワクドキドキはした。
まぁ、ジャックが度を越えてはしゃいでくれたおかげで、それをそれほど表に出せずにはいたんだが。
今も、キャッキャキャッキャと大騒ぎ。少しはこらえろよ。お上りさん丸出しはいくらなんでも恥ずかしいぞ。
「もう、ジャックったら、少しは落ち着きなさいよ」
キャロは、憤慨したような声を上げつつも、顔ではそれほど怒ってはいないかのような苦笑交じりの表情で、そう言った。
キャロ自身は、陸路でだが、一度、兄に連れられて帝都に来たことがあるとかで、そこまで興奮はしていないようだった。
一方のエミは、一見、いつものスマートなクールガールのように見えるが、よく見ると左右の手足が同じ方が出ていて、ギクシャクと歩いており、実のところ結構興奮しているのが解る。
飛空船に乗ったときも、そんな感じだったしな。キャロの方も、それは初めての経験だったから、最初の頃は結構声に出してはしゃいでいたりした。
まぁ、ジャックに比べたら、あくまで常識的な範囲でだけど。
「アルヴィンは……いやに落ち着いてるわね、帝都、初めてじゃなかったっけ?」
キャロは、逆にあんまり感激したように見えない俺に対して、そう言ってきた。
「いや、初めてだけど」
「初めてなのに、そんなに落ち着いてるんだ?」
まぁ、うん、アドラーシールムの帝都、アドラスシティは、確かに初めてなんだが。
「前世の俺の母国の首都は、もっとデカかったからな……」
「へぇ、そんなに?」
俺が言うと、キャロは、その事に少し興味を持ったように、俺に訊き返してきた。
「そうだなぁ、帝都の人口ってどれぐらいか、知ってるか?」
俺は、キャロにそう質問してみる。キャロは来たことがあるから、知っているんじゃないかと思った。
「えっと……確か110万、はいなかったんじゃなかったかしら」
うんまぁ、そんなもんだろうな。
それでも、この世界では、抜きん出た大都市なのだ。
けれど。
「前世の母国の首都は、900万超えてた」
「きゅっ……!?」
俺の言葉に、キャロは絶句してしまう。
まぁ、無理もないだろう。
「それも、行政区分上の首都区画だけの話でな。区画の外側の市街地も含めたら、1000万は軽く超えてた」
「いっ、いっせ……」
アドラーシールム帝国は、決して小国ではない、むしろ、この世界においては、大国、それも超とか強とかが付くそれだと言っていいだろう。
その帝都ですら、人口100万人程度なのだ。
それが、令和の東京の人口、聞かされちゃな。
だから、俺に取っちゃ、この程度の市街地、別に驚くほどのもんでもなんでもない。当然だけど、超高層建築物なんかもないしな。
もっとも、アドラスシティの人口がそれほど多くないのは、別に文明レベルの問題だけじゃない。
むしろ、それよりずっと大きな要因がある。
それは、地形だ。
さらに付け加えると、それには歴史的背景がある。
今はひとつの大帝国を形成しているアドラーシールム帝国だが、かつては群雄割拠の時代もあった。
アドラスシティは、元々はその時代、防衛しやすいよう、山岳地帯の盆地に、元々は城塞都市として建設された。
到着前、上空から見下ろした時に、都市の構造が年輪のようになっていて、その内側に、旧城塞に沿った芯のような部分があるのが、その名残。
……というのは、姉弟子から聞いた話。
その為、使える土地が少ないのだ。
一方、東京は、だだっ広い関東平野のど真ン中に建設されたから、最終的に1000万の大都市にまで成長できた。
と言うのも、日本は島国で、海という天然の要害が外敵を退けてくれたから、その内側だったら平地を都市化しても問題がなかったのだ。
だから、アドラスシティの規模が、同じような地理条件の京都市より少し小さいぐらいなのは、ある意味当然と言えた。
「あなたの前世での世界って、一体、どんなだったのよ」
キャロが、まだ少し唖然としながら、聞いてくる。
「うーん、それを説明するのは、ちょっとむずかしいなぁ」
この世界より少なく見積もって250年、多く見積もって600年は進んでいるとか、魔法は幻想の領域に入って廃れてしまったとか、説明しだすときりがないような気がする。
これが師匠や姉弟子なら、ある程度自分で理解してくれるから、説明できないこともないとは思うんだけど。
「おおーい、アルヴィン、キャロ! リリーさんが早く来いってよ!」
どうしたもんかと悩んでいると、先に降りて行ったジャックが、下から俺達を呼ぶ声が聞こえてきた。
「まぁ、そのうち説明するよ」
「ええ、そうね、とりあえず今は、行きましょ」
俺とキャロは、話を切り上げて、階段を降りていった。
塔から降り、コンコース? ロビー? なんと言えば良いのかわからないけど、とにかくそんなところにたどり着く。
が、既に俺達以外の乗客は出札してしまったのか、割とガランとしていた。
それに対して、入出札ゲートの向こう側は、やたらと騒がしかった。
「なんか、だいぶ賑やかだなぁ。なにか祭でもやっているのかな?」
ジャックがそう言った。確かに、そんな感じだ。ただの日常にしては、かなりの喧騒が聞こえてくるように思える。人通りも多く感じた。
「はぁ、やれやれ。あまり大事にしないでくれと、お館様も伝書しておいたはずなんだがなぁ」
姉弟子が、これは困った、というように、ため息をつきながら、そう言った。
「ここまで来たらしょうがない、アルヴィン、覚悟は決めろよ」
「え? なんの事です?」
姉弟子の言葉の意味するところがわからず、俺は、ドキリとしながらも、歩きながら、小首をかしげて訊き返した。
「キャロ、少し、アルヴィンより後ろを歩いていたほうが良い」
「え?」
エミが、キャロの服の裾を引っ張ってそう言うと、キャロは訊き返しつつも、俺のやや後ろを歩くエミのところまで下がった。
「ジャックも……」
「え? なんでだよ」
「いいから……」
エミは、ジャックも俺より後ろに下がらせる。一体どういうことだ?
俺が理解できずに、出札ゲートを出て、その前の通りに、出ようとすると。
「!?」
その正面の左右に、騎馬隊がその中央の方を向いてずらりと、5列10騎くらい並んでいる。そして、その正面に、宝飾をあしらった馬車が止まっている。
喧騒はその外側、騎馬隊から少し下がったところに押しよせている、おそらく帝都の民衆だろう人だかりから発せられるものだった。
馬車の傍らにいた、スーツのような衣装の、初老の紳士が、歩いてくる。俺の方へ向かって──?
「お待ちしておりました! マイケル・アルヴィン・バックエショフ殿!」
紳士は、俺の前でそう宣言すると、恭しくその場に傅いた。
「へ……は……?」
「だから、こういう事……」
呆気にとられる俺の背後で、エミが淡々と言った。
「皇帝陛下が謁見されるとの事で、お迎えに上がりました!」
「皇帝……陛下が……ぁ?」
いきなりのことに、俺は、唖然としてしまって、絶句した。
その俺に、姉弟子が言う。
「だから言ったろ? 覚悟決めろって……」
「すげぇ大都会だな、さすが帝都ってだけのことはあるぜ」
接舷した、乗降用の塔から、帝都の市街地を見渡すようにして、ジャックは興奮するようにそう言った。
もう、こいつったら、飛空船に乗っただけで大はしゃぎしやがって。一緒にいるこっちが恥ずかしいったらしょうがなかった。
ま、俺にとっては、前世では俺が生まれるより何十年も前に廃れた硬式飛行船でしかなかったんだが、実際に乗るというのは、いい経験だったし、それなりにワクワクドキドキはした。
まぁ、ジャックが度を越えてはしゃいでくれたおかげで、それをそれほど表に出せずにはいたんだが。
今も、キャッキャキャッキャと大騒ぎ。少しはこらえろよ。お上りさん丸出しはいくらなんでも恥ずかしいぞ。
「もう、ジャックったら、少しは落ち着きなさいよ」
キャロは、憤慨したような声を上げつつも、顔ではそれほど怒ってはいないかのような苦笑交じりの表情で、そう言った。
キャロ自身は、陸路でだが、一度、兄に連れられて帝都に来たことがあるとかで、そこまで興奮はしていないようだった。
一方のエミは、一見、いつものスマートなクールガールのように見えるが、よく見ると左右の手足が同じ方が出ていて、ギクシャクと歩いており、実のところ結構興奮しているのが解る。
飛空船に乗ったときも、そんな感じだったしな。キャロの方も、それは初めての経験だったから、最初の頃は結構声に出してはしゃいでいたりした。
まぁ、ジャックに比べたら、あくまで常識的な範囲でだけど。
「アルヴィンは……いやに落ち着いてるわね、帝都、初めてじゃなかったっけ?」
キャロは、逆にあんまり感激したように見えない俺に対して、そう言ってきた。
「いや、初めてだけど」
「初めてなのに、そんなに落ち着いてるんだ?」
まぁ、うん、アドラーシールムの帝都、アドラスシティは、確かに初めてなんだが。
「前世の俺の母国の首都は、もっとデカかったからな……」
「へぇ、そんなに?」
俺が言うと、キャロは、その事に少し興味を持ったように、俺に訊き返してきた。
「そうだなぁ、帝都の人口ってどれぐらいか、知ってるか?」
俺は、キャロにそう質問してみる。キャロは来たことがあるから、知っているんじゃないかと思った。
「えっと……確か110万、はいなかったんじゃなかったかしら」
うんまぁ、そんなもんだろうな。
それでも、この世界では、抜きん出た大都市なのだ。
けれど。
「前世の母国の首都は、900万超えてた」
「きゅっ……!?」
俺の言葉に、キャロは絶句してしまう。
まぁ、無理もないだろう。
「それも、行政区分上の首都区画だけの話でな。区画の外側の市街地も含めたら、1000万は軽く超えてた」
「いっ、いっせ……」
アドラーシールム帝国は、決して小国ではない、むしろ、この世界においては、大国、それも超とか強とかが付くそれだと言っていいだろう。
その帝都ですら、人口100万人程度なのだ。
それが、令和の東京の人口、聞かされちゃな。
だから、俺に取っちゃ、この程度の市街地、別に驚くほどのもんでもなんでもない。当然だけど、超高層建築物なんかもないしな。
もっとも、アドラスシティの人口がそれほど多くないのは、別に文明レベルの問題だけじゃない。
むしろ、それよりずっと大きな要因がある。
それは、地形だ。
さらに付け加えると、それには歴史的背景がある。
今はひとつの大帝国を形成しているアドラーシールム帝国だが、かつては群雄割拠の時代もあった。
アドラスシティは、元々はその時代、防衛しやすいよう、山岳地帯の盆地に、元々は城塞都市として建設された。
到着前、上空から見下ろした時に、都市の構造が年輪のようになっていて、その内側に、旧城塞に沿った芯のような部分があるのが、その名残。
……というのは、姉弟子から聞いた話。
その為、使える土地が少ないのだ。
一方、東京は、だだっ広い関東平野のど真ン中に建設されたから、最終的に1000万の大都市にまで成長できた。
と言うのも、日本は島国で、海という天然の要害が外敵を退けてくれたから、その内側だったら平地を都市化しても問題がなかったのだ。
だから、アドラスシティの規模が、同じような地理条件の京都市より少し小さいぐらいなのは、ある意味当然と言えた。
「あなたの前世での世界って、一体、どんなだったのよ」
キャロが、まだ少し唖然としながら、聞いてくる。
「うーん、それを説明するのは、ちょっとむずかしいなぁ」
この世界より少なく見積もって250年、多く見積もって600年は進んでいるとか、魔法は幻想の領域に入って廃れてしまったとか、説明しだすときりがないような気がする。
これが師匠や姉弟子なら、ある程度自分で理解してくれるから、説明できないこともないとは思うんだけど。
「おおーい、アルヴィン、キャロ! リリーさんが早く来いってよ!」
どうしたもんかと悩んでいると、先に降りて行ったジャックが、下から俺達を呼ぶ声が聞こえてきた。
「まぁ、そのうち説明するよ」
「ええ、そうね、とりあえず今は、行きましょ」
俺とキャロは、話を切り上げて、階段を降りていった。
塔から降り、コンコース? ロビー? なんと言えば良いのかわからないけど、とにかくそんなところにたどり着く。
が、既に俺達以外の乗客は出札してしまったのか、割とガランとしていた。
それに対して、入出札ゲートの向こう側は、やたらと騒がしかった。
「なんか、だいぶ賑やかだなぁ。なにか祭でもやっているのかな?」
ジャックがそう言った。確かに、そんな感じだ。ただの日常にしては、かなりの喧騒が聞こえてくるように思える。人通りも多く感じた。
「はぁ、やれやれ。あまり大事にしないでくれと、お館様も伝書しておいたはずなんだがなぁ」
姉弟子が、これは困った、というように、ため息をつきながら、そう言った。
「ここまで来たらしょうがない、アルヴィン、覚悟は決めろよ」
「え? なんの事です?」
姉弟子の言葉の意味するところがわからず、俺は、ドキリとしながらも、歩きながら、小首をかしげて訊き返した。
「キャロ、少し、アルヴィンより後ろを歩いていたほうが良い」
「え?」
エミが、キャロの服の裾を引っ張ってそう言うと、キャロは訊き返しつつも、俺のやや後ろを歩くエミのところまで下がった。
「ジャックも……」
「え? なんでだよ」
「いいから……」
エミは、ジャックも俺より後ろに下がらせる。一体どういうことだ?
俺が理解できずに、出札ゲートを出て、その前の通りに、出ようとすると。
「!?」
その正面の左右に、騎馬隊がその中央の方を向いてずらりと、5列10騎くらい並んでいる。そして、その正面に、宝飾をあしらった馬車が止まっている。
喧騒はその外側、騎馬隊から少し下がったところに押しよせている、おそらく帝都の民衆だろう人だかりから発せられるものだった。
馬車の傍らにいた、スーツのような衣装の、初老の紳士が、歩いてくる。俺の方へ向かって──?
「お待ちしておりました! マイケル・アルヴィン・バックエショフ殿!」
紳士は、俺の前でそう宣言すると、恭しくその場に傅いた。
「へ……は……?」
「だから、こういう事……」
呆気にとられる俺の背後で、エミが淡々と言った。
「皇帝陛下が謁見されるとの事で、お迎えに上がりました!」
「皇帝……陛下が……ぁ?」
いきなりのことに、俺は、唖然としてしまって、絶句した。
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