フェラテク勉強中。合格出来なくて、イカせて貰えない息子の話。

丹砂 (あかさ)

文字の大きさ
上 下
2 / 3

フェラテク勉強中。合格出来なくて、イカせて貰えない息子の話。2

しおりを挟む
「まって! やるからっ!」

叫んだ啓太に、俺は少し笑ってしまった。

こういったところは、変わっていない。宿題にしても、片付けにしても、俺に本気で怒られかけて、いつも始めていた事を思い出す。

「ほら、お前がマグロはイヤだって言うから、教えてやってんだ。さっさとやってみろ」

「だからって、イカせて、くれない、って、ひど、いって……」

「お前は必死になった時の方が、伸びるだろ。ほら、もうおしゃべりはお終いにして、さっさとやってみろ」

腕を引いて身体を起こして、ベッドの下に座らせた。縁に腰掛けた俺の足の間で、啓太が戸惑った表情で俺を見上げていた。

上目遣いの視線といい、眉尻が下がった表情といい、くるものがある。

ゾクッとしたものが背中を走って、俺は思わず唇を舐めた。

「……ツ!」

目が合っていた啓太が、息を飲む。照れ隠し、ってところかもしれない。

「どうした?」

ニヤッと笑って聞いてみれば、「なんでもない!」と言った啓太が、顔を赤くしたまま、俺の股間に顔を伏せた。

根元から先端に向かって、舌を這わせて、亀頭部分を咥え込む。そのまま、口のなかで舌を回しているようだった。

一応は、俺の動きを追いかけて、覚えるようにはしてたのか。
さっき教えた手順をなぞっている。

だけど、舌の動きがぎこちないせいか? 気持ちよさに、いまいち欠けていた。

中途半端に立ちあがったまま、それ以上俺の茎は固くなる気配がなかった。

さて、どうするか。俺が悩んでいる間に、ずっと咥えたままの啓太も、顎が疲れたのかもしれない。

「ツッーー!」

「ふぅうぅ、ッ!!」

啓太の歯が当たって、俺は思わず身動いだ弾みで、喉奥にまで茎を挿し込んだ。

口蓋から、喉元に亀頭が擦られて、嘔吐反射で喉が締まる。自然と喉に茎がキュッと扱かれて、イラマチオみたいな刺激になった。

正直、さっきまでの生ぬるいフェラと比べれば格段に気持ちいい。だけど、初心者の啓太にこれはキツいだろう。

「ゲホッ、ゲホッ!!」

「苦しかったか……」

悪かった。そう言うつもりだった。だけど。

「あぁ、なんだ。気持ち良かったみたいだな」

「ち、ちがっ、う! ゲホッ!」

「じゃあ、これは何だ?」

俺は足の指で、啓太の茎をなぞっていく。一気に固くなっていた啓太の茎が、ピクッ、ピクッと震えていた。

苦しいぐらいが、気持ちいいのか?
そう言えばこの前も、根元を握っていたら、痛いって言いながらも感じていた。

「噛むなよ」

俺は啓太の口蓋から喉奥にかけて、もう一度茎を押し込んだ。

「ぐっ、んぐぅっ…んんっ……!」

苦しそうな声なくせに、だいぶ気持ちよさそうな顔をしている。

「初めてなのに、こんな奥でも気持ち良くなれてエライな……」

真っ赤な顔で、トロンとした様子の啓太には、どこまで聞こえているのか分からない。

「だけどな、啓太。俺はイカせきれるまで、イクのはダメだって言ってるよな。なのに、さっきから床に擦りつけて、何をしてるんだ?」

ハッと、啓太が見上げてくる。だいぶ不安そうな表情だ。その顔に俺は笑いかけた。

「悪い子だな」

足の指でツツッと啓太の茎をなぞっていけば、ますます啓太は不安そうになる。

「ここに、何かをされるんじゃないか、って思って不安なのか?」

俺の茎を咥えたまま、コクッと小さく頷いた。

「でも……悪い子には、お仕置きが必要だよな?」

また足の指で茎を突く。俺を見上げる啓太の目が、大きくなって、怖い、怖いって訴えていた。

こんなに感じて、身体は期待してるくせに、啓太自身は気付いていないらしい。

足に触れる茎は “お仕置き” の言葉から、ますます蜜を垂らして、早くと催促するように、ピクンッ、ピクンッと俺の足に触れていた。

「だけどお前、痛いの好きだからな」

「ち、違う!! うぐっーーッ!」

「こら、誰が離して良いって言った? これも仕置きだな」

もう一度、喉奥まで茎を含ませる。苦しそうな声を上げながらも、今度は腰までビクッと揺れた。

これで、違うなんて言われても、説得力なんて全然ない。

まぁ、これまで童貞、処女だったんだ。簡単に認めきれないって、ところだろう。

「けーた、お前はどう思う?」

「……?」

何を聞かれているのか分からない、って顔をしてる。

「だから、お仕置きだよ。悪い子だっただろ? お仕置きが必要だと、思うだろう?」

まぁ、聞いたところで、答えは決まっている。それにどうせ、口が塞がれていて答えきれない、って事もある。

啓太は顔を強張らせながら、コクッと小さく頷いた。

たったそれだけの動きで、また少し喉が締まる。俺にとっては心地良い締め付けだったけど、コイツにとっては苦しかったみたいだ。

嘔吐く時のように、何度か喉が痙攣していた。

イラマチオはあんまり興味なかったが、これはこれで有りかもしれない。

俺は啓太の頭を撫でて、そのまま喉奥へもう少し挿し込んでみた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい

椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。 その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。 婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!! 婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。 攻めズ ノーマルなクール王子 ドMぶりっ子 ドS従者 × Sムーブに悩むツッコミぼっち受け 作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。

大好きな兄ちゃんにアナニーをみせる弟!

ミクリ21
BL
お兄ちゃんにアナニーをみせる弟の話。

司祭様!掘らせてください!!

ミクリ21
BL
司祭が信者に掘られる話。

青年は淫らな儀式の場に連行される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

疲弊した肉体は残酷な椅子へと座らされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

趣味で乳首開発をしたらなぜか同僚(男)が近づいてきました

ねこみ
BL
タイトルそのまんまです。

不良少年達は体育教師を無慈悲に弄ぶ

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

処理中です...