27 / 50
本編
第25話 素直さへの甘露 8※
しおりを挟む
ギガイはレフラの身体を反して、背中からすっぽりと包み込む。
「ギガイさま……?」
そして、何をするのか、と不安そうに見上げるレフラにキスをした。こんな状況に、奥の疼きは恐らくだいぶ治まっているだろう。
それでも全く引く気がないのは、身体ではなく、心が満たされなかったせいか。それとも、半ば意地になっているのか。
(恐らくそういったところだろうが……)
となれば、頑固なレフラをこのまま諦めさせるのは難しい。ギガイは諦めたように潤滑剤を取り出して、それを大きな掌と、レフラの屹立へ大量に垂らして纏わせた。
「止めたい時は無理をせずにあの言葉も使え。その時はちゃんと止めてやるから」
そこまで宣告されるという事が、どういう意味を持つのか。暗に告げたこの後の状況がしっかりと伝わったのか、レフラの顔が引き攣った。
「やっぱり、今日は ───」
「やります……だから、はやくして、くださ、い……」
それなのに、ギュッと後ろから回されたギガイの腕にしがみ付き、顔をそこへ埋めて早くとレフラは促してくる。ここまで不安そうにしながらも、止めると言わないレフラの強情さに、ギガイはもはや感心さえしてしまう。
「噛んでも、爪を立てても構わない。お前の舌を噛まないように気を付けろ」
そして一言声を掛けて、レフラの柔らかくなった茎を握り込んだ。そのまま上下に手を動かし、まずは茎全体を柔らかく扱く。不安の中でも、与え慣れた温もりと刺激だからか、レフラの茎は簡単に、固さを取り戻して立ち上がる。
「あっ……ふぅぁ、ぁぁ……」
呼吸の度に薄く開いた唇から、甘い吐息が零れ出す。再び感じ始めた姿を堪能しながら、大きな手の平で亀頭を包み、指先で裏筋や括れを何度も辿る。その間も、もう片手で上下に擦り上げれば、呆気なくレフラは精を吐き出した。
「─── ッァァア!」
イッた衝撃にハァハァと息を荒げながらも、いつもよりもむしろ穏やかなその愛撫に、レフラが困惑の色を浮かべて、ギガイの方を再び見上げた。
「舌を噛むなよ」
ギガイはその視線の問いかけに応えないまま、亀頭を包み込んでいた手を動かし始める。それはさっきまでの穏やかさなどなかったように、滑りを用いてクルクルと素早く、レフラの弱い先端を刺激する。
「ひッ、あーーッ!!あぁ、っああぁぁーーッ!!」
しかも反対の手で、亀頭を押し下げるように力を込めれば、その力に負けて、手の平の下で先端の孔が広がっていた。敏感な粘膜を隠しておけなくなったそこを、ますます擦れば、あまりの刺激に、レフラの身体が腕の中で身悶える。
「あぁぁ、あぁアァァーーッ!! ひっぁ、ひゃッァァ!!」
腕だけで、その抵抗の殆どを難なく押さえつけ、ギガイはレフラの亀頭や先端の孔を止まる事無く刺激する。茎や手の平に纏った潤滑剤は、酷く滑らかに、その動きを助けていた。
「まっ、まってぇぇぇ、イッた、イッたからぁぁ」
何度もその刺激に負けて吐き出して。その度に敏感さを増していく亀頭を、休む間もなく攻め立てられているのだ。レフラがどうにか攻め立てるギガイの手を止めようと、立てた爪がギガイの手の甲に傷を作る。だがその程度の力や傷には、ギガイの動きを一瞬でも、留めるだけの効力はなかった。
「おね、がいぃ、すこし、やすま、せてぇぇ」
案の定、強すぎる快感に頬を紅く染めながらも、レフラはボロボロと泣いていた。頬を伝い落ちる雫が、激しく振られる頭に合わせて、散っては灯の明かりに煌めいていく。
「どうする? もう今日は諦めるか?」
ギガイは茎を捕らえながら、亀頭を引き下げていた手を離す。そしてレフラの顔を上向かせた後、涙を唇で拭いながらも、親指の腹で孔を弄った。
「ギガイさま……?」
そして、何をするのか、と不安そうに見上げるレフラにキスをした。こんな状況に、奥の疼きは恐らくだいぶ治まっているだろう。
それでも全く引く気がないのは、身体ではなく、心が満たされなかったせいか。それとも、半ば意地になっているのか。
(恐らくそういったところだろうが……)
となれば、頑固なレフラをこのまま諦めさせるのは難しい。ギガイは諦めたように潤滑剤を取り出して、それを大きな掌と、レフラの屹立へ大量に垂らして纏わせた。
「止めたい時は無理をせずにあの言葉も使え。その時はちゃんと止めてやるから」
そこまで宣告されるという事が、どういう意味を持つのか。暗に告げたこの後の状況がしっかりと伝わったのか、レフラの顔が引き攣った。
「やっぱり、今日は ───」
「やります……だから、はやくして、くださ、い……」
それなのに、ギュッと後ろから回されたギガイの腕にしがみ付き、顔をそこへ埋めて早くとレフラは促してくる。ここまで不安そうにしながらも、止めると言わないレフラの強情さに、ギガイはもはや感心さえしてしまう。
「噛んでも、爪を立てても構わない。お前の舌を噛まないように気を付けろ」
そして一言声を掛けて、レフラの柔らかくなった茎を握り込んだ。そのまま上下に手を動かし、まずは茎全体を柔らかく扱く。不安の中でも、与え慣れた温もりと刺激だからか、レフラの茎は簡単に、固さを取り戻して立ち上がる。
「あっ……ふぅぁ、ぁぁ……」
呼吸の度に薄く開いた唇から、甘い吐息が零れ出す。再び感じ始めた姿を堪能しながら、大きな手の平で亀頭を包み、指先で裏筋や括れを何度も辿る。その間も、もう片手で上下に擦り上げれば、呆気なくレフラは精を吐き出した。
「─── ッァァア!」
イッた衝撃にハァハァと息を荒げながらも、いつもよりもむしろ穏やかなその愛撫に、レフラが困惑の色を浮かべて、ギガイの方を再び見上げた。
「舌を噛むなよ」
ギガイはその視線の問いかけに応えないまま、亀頭を包み込んでいた手を動かし始める。それはさっきまでの穏やかさなどなかったように、滑りを用いてクルクルと素早く、レフラの弱い先端を刺激する。
「ひッ、あーーッ!!あぁ、っああぁぁーーッ!!」
しかも反対の手で、亀頭を押し下げるように力を込めれば、その力に負けて、手の平の下で先端の孔が広がっていた。敏感な粘膜を隠しておけなくなったそこを、ますます擦れば、あまりの刺激に、レフラの身体が腕の中で身悶える。
「あぁぁ、あぁアァァーーッ!! ひっぁ、ひゃッァァ!!」
腕だけで、その抵抗の殆どを難なく押さえつけ、ギガイはレフラの亀頭や先端の孔を止まる事無く刺激する。茎や手の平に纏った潤滑剤は、酷く滑らかに、その動きを助けていた。
「まっ、まってぇぇぇ、イッた、イッたからぁぁ」
何度もその刺激に負けて吐き出して。その度に敏感さを増していく亀頭を、休む間もなく攻め立てられているのだ。レフラがどうにか攻め立てるギガイの手を止めようと、立てた爪がギガイの手の甲に傷を作る。だがその程度の力や傷には、ギガイの動きを一瞬でも、留めるだけの効力はなかった。
「おね、がいぃ、すこし、やすま、せてぇぇ」
案の定、強すぎる快感に頬を紅く染めながらも、レフラはボロボロと泣いていた。頬を伝い落ちる雫が、激しく振られる頭に合わせて、散っては灯の明かりに煌めいていく。
「どうする? もう今日は諦めるか?」
ギガイは茎を捕らえながら、亀頭を引き下げていた手を離す。そしてレフラの顔を上向かせた後、涙を唇で拭いながらも、親指の腹で孔を弄った。
10
お気に入りに追加
428
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる