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第2章 〇い〇く〇りん〇ックス
第16話 旅立ちの決意
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俺は教会のベッドで目覚めた。
『女王』の一撃で絶命した俺は重症だったらしい、眠ったままの俺をメリーさんが看病していたようだった。
メリーさんは看病の為に椅子に座ったまま眠っていて、俺は眠るメリーさんのご尊顔を飽きずに眺めていると、メリーさんの顔がひどく憔悴している事に気付き、俺はメリーさんにベッドを譲って部屋から出る。
教会の外に出ると、村は特に異変もなく、普段通りの閑散とした静寂の中にあった。
そろそろ鶏が鳴く時間かなと思い朝日を確認し、軽い運動がてら井戸まで水を汲みにいくと、そこで近所のおばちゃんと出会った。
「あ、どうもおはようございます」
「おはよう、ライアちゃん、いや、もう村長って呼んだ方がいいかい?、凄かったねぇこの間は、おばちゃんもびっくりしちゃったよ、ファンになっちゃったかも」
「あはは、本当ですか、真面目に戦ったのなんて一回だけだし、それも別にクロと比べたら内容だってそんなに良くないものですし」
「でも、あの小さかったライアちゃんがいつの間にか大きくなって、それでなんかよく分からないけど凄そうな騎士と戦ってる、その事に感動を覚えたのはおばちゃんだけじゃないはずよ、それに、村を守る為に村長として黒龍と戦い、ボロボロの死体になって帰って来たライアちゃんの姿を見たら、ライアちゃんが村長である事に疑問を持つ人もいないと思うわよ、頑張ったわねぇ、ライアちゃん」
「・・・・・・はい」
おばちゃんにそう言われると、胸の奥が締め付けられて込み上げてくるものがあった。
あの日変わったのは二つの村の対立構造だけでなく、俺自身への評価も変わったのだろう。
俺は溢れ出しそうなくらい水を注いだ桶を持って、教会へと帰ったのであった。
俺は教会のキッチンで二人分の朝食、簡単に卵焼きと干し肉と野菜のスープを作り置きして、ベッドで眠るメリーさんが目覚めるのを椅子に座ってメリーさんを眺めながら待った。
その間に俺は村長の仕事、俺のやりたい事、これから何をするべきか、それについてを整理していた。
何をするかは明確だった、心に従う事、それを今は、誰よりも素直に実践出来るようになっていたから。
まるで、生まれ変わったような心地だった、何か、俺に憑いていた良くない物が祓われたみたいに、俺の心は澄み切っていて、普段はメリーさんの寝顔見ていれば困らせるようなイタズラがしたいというような、そんな不器用な愛情表現しか出来なかったのが、今は眠るメリーさんの顔を綺麗で愛しいものだと素直にそう思えたのが不思議だった。
多分、この村でこのまま、何のしがらみも無く、無責任で、自由で、気ままに生きる事を、村人も、他の誰も、否定したりはしないし、否定する奴がいても俺にとってそれは障害となり得ないだろう。
それは、このひと月半の経験で裏打ちされた俺の自信であり、そして、どこまでも楽観論で考える俺の思想の根幹だった。
どうせこの世は大したものでは無い、だから救う価値も無ければ、悲観的に考え絶望する理由も無い、それは今でも変わらない世界そのものの客観的な評価だ。
だから、変わったのは俺の方だ。
やりたい事が見つかったから。
それをするのも自由だと、俺はそう思えたから。
だから、俺は自分勝手で独善的な〝夢〟に、己を賭けようと踏み出したのだ。
「・・・あれ、ライアさん、起きてたんですか?、お身体の具合はいかがですか?」
「すこぶる快調です、まるで憑き物が落ちたように、なんだか気分がいい、どうしてでしょうね」
俺がそう言うと、メリーさんは俺に謝った。
「・・・すみませんライアさん、実は、ライアさんのお金、全部使ってしまいました」
お金、フエメから貰った隠し財産の残りである500万の事だろう。
事情は分からなかったが、今の俺は大事な自分の財産が無くなった事に対しても平然としていた。
俺はどういう事情で無くなったのかを訊ねた。
「・・・?、別に構いませんけど、何に使ったんですか?、『女王』との戦いで何か被害が出たとか?」
「いいえ、村に被害は出ていません、500万の使い道は・・・、黒龍の呪われた一撃を受けたライアさんの蘇生に世界樹の葉を必要とし、それの買い付けに1000万を必要としました、半分はフエメさんに借金をして、それを用立てました・・・、ですので、今、ライアさんはフエメさんに借金をしている事になります・・・」
「そうですか、それはわざわざ、手間をかけさせてしまいすみませんでした、お金は、まぁ、そのうちどこかでデカく稼いで返す事にします」
「・・・あの、驚かないんですか?、1000万もする世界樹の葉が必要になるとか、フエメさんに借金した事とか」
「そうですね、普段なら驚いて疑っていたと思います、でも今の俺は世界樹の葉の影響か分かりませんが、とても穏やかな気持ちなんです、だから、別にお金が無くなってもまた稼げばいいって、素直にそう思えるから平気なんです」
「・・・確かにライアさん、なんだか今日は、いつもより目が綺麗というか、お顔立ちが輝いて見えます・・・」
「そうだメリーさん、更新してくれませんか?、『女王』を倒した今の俺なら、それなりにレベルも上がってると思うので」
「あの・・・、それなんですが、ライアさんは『女王』を倒していません」
「・・・え?」
「ライアさんが投げたのはただの煙玉で、『女王』には何のダメージも与えず、そして『女王』はあの後クロさんとシェーンさんとミュトスさんが三日三晩戦い続ける事でなんとか討伐しました」
「・・・なるほど、じゃあ俺は未だに貧弱な低レベル勇者のままか・・・、参ったな」
「それと、ライアさんにとっては更に酷な話ですが、徴兵の赤紙が来ました、女子供問わずに、村から10人の若者を差し出す事、これを村長の権限で選別し、徴兵するようにとのお達しです・・・」
「10人も・・・、流石にそんなに若者を取られたら、この村は終わりですね」
「いかがなさいますかライアさん、フエメさんは、どうせ戦争はもう不毛な消耗戦しかしないのだから、無視してもいいと言っていたのですが・・・」
確かに、ケン兄の言う通り、前線の状況は最悪であり、まともな戦争になっていない、送り込まれた若者はただの鉄砲玉として使い捨てられるのがオチだろう。
故に、この問題に対する俺の答えはもう、決まっていた。
「・・・いいえ徴兵には
──────────俺が行きます」
「・・・・・・・・・え?、・・・なんで、あんなに徴兵を嫌がっていたのに・・・」
「ふふ、おかしいですか、でも、俺は誰かの為じゃなくて、自分がやりたいから、そうしたいから徴兵に行くんです、だからメリーさん俺が徴兵に行っている間だけ、村長代理を頼んでもいいですか、面倒な仕事になると思うのですが・・・」
「本当に、ライアさんが徴兵に行くんですか、夜逃げするとかじゃなくて、ライアさんが魔族と戦いに行くんですか、一体何故・・・?」
「本当の地獄を、見てみたいと思ったからです、地獄を知らない人間がこの世はクソだとか、人間は生きる価値が無いとか、そんな主張をしても虚仮でしかないでしょう、だから俺は見に行くんです、見て知って聞いて、その上で【勇者】の俺が何をしたいか、何をするべきか、ちゃんと考えたいって、そう思ったんです」
「嘘、じゃないですよね・・・、信じられません、ライアさんが、あのライアさんが、こんな真っ当で人間並みの考えを持つなんて、頭でも打・・・、いえ、一度ならず二度も死んだ身ですもんね、死んでも治らないような性根だって変わる道理はあるという事ですか・・・」
「メリーさんは、こんな事を言って理想とか夢を追いかける俺の事、嫌いですか?」
「・・・いいえ、正直に言えば、嘘だとしても、偽物だとしても、今のライアさんの方が100倍素敵です、だからライアさんがそうしたいと本当に心から願うのであれば、私はそれを応援したいと思います」
「それじゃあ留守をお願いしますメリーさん、他の村人には俺が10人分の戦力として徴兵に応じたとでも答えてください、あとはまぁ遺書代わりみたいな置き手紙を数枚書いておくので、タイミングでそれぞれ渡してください」
俺はその日のうちに旅立ちの支度を整えると、赤紙を持って徴兵に旅立った。
俺が本当にやりたい事、成し遂げたい事。
それは平和で怠惰に穏やかにベーシック・インカムで暮らす事だが、それは自分一人がでは無く、自分を取り巻く世界の全てにかけての話だった。
だから俺は無欲で平凡を気取っているが、本質は誰よりも強欲で業の深い、自己犠牲が大好きな家系の、世界一の平和主義者だったというだけの話だ。
そこに嘘は一つも含まれていない、だから俺はこの馬鹿げた夢を肯定し、理想を叶える為に旅立ったのである。
『女王』の一撃で絶命した俺は重症だったらしい、眠ったままの俺をメリーさんが看病していたようだった。
メリーさんは看病の為に椅子に座ったまま眠っていて、俺は眠るメリーさんのご尊顔を飽きずに眺めていると、メリーさんの顔がひどく憔悴している事に気付き、俺はメリーさんにベッドを譲って部屋から出る。
教会の外に出ると、村は特に異変もなく、普段通りの閑散とした静寂の中にあった。
そろそろ鶏が鳴く時間かなと思い朝日を確認し、軽い運動がてら井戸まで水を汲みにいくと、そこで近所のおばちゃんと出会った。
「あ、どうもおはようございます」
「おはよう、ライアちゃん、いや、もう村長って呼んだ方がいいかい?、凄かったねぇこの間は、おばちゃんもびっくりしちゃったよ、ファンになっちゃったかも」
「あはは、本当ですか、真面目に戦ったのなんて一回だけだし、それも別にクロと比べたら内容だってそんなに良くないものですし」
「でも、あの小さかったライアちゃんがいつの間にか大きくなって、それでなんかよく分からないけど凄そうな騎士と戦ってる、その事に感動を覚えたのはおばちゃんだけじゃないはずよ、それに、村を守る為に村長として黒龍と戦い、ボロボロの死体になって帰って来たライアちゃんの姿を見たら、ライアちゃんが村長である事に疑問を持つ人もいないと思うわよ、頑張ったわねぇ、ライアちゃん」
「・・・・・・はい」
おばちゃんにそう言われると、胸の奥が締め付けられて込み上げてくるものがあった。
あの日変わったのは二つの村の対立構造だけでなく、俺自身への評価も変わったのだろう。
俺は溢れ出しそうなくらい水を注いだ桶を持って、教会へと帰ったのであった。
俺は教会のキッチンで二人分の朝食、簡単に卵焼きと干し肉と野菜のスープを作り置きして、ベッドで眠るメリーさんが目覚めるのを椅子に座ってメリーさんを眺めながら待った。
その間に俺は村長の仕事、俺のやりたい事、これから何をするべきか、それについてを整理していた。
何をするかは明確だった、心に従う事、それを今は、誰よりも素直に実践出来るようになっていたから。
まるで、生まれ変わったような心地だった、何か、俺に憑いていた良くない物が祓われたみたいに、俺の心は澄み切っていて、普段はメリーさんの寝顔見ていれば困らせるようなイタズラがしたいというような、そんな不器用な愛情表現しか出来なかったのが、今は眠るメリーさんの顔を綺麗で愛しいものだと素直にそう思えたのが不思議だった。
多分、この村でこのまま、何のしがらみも無く、無責任で、自由で、気ままに生きる事を、村人も、他の誰も、否定したりはしないし、否定する奴がいても俺にとってそれは障害となり得ないだろう。
それは、このひと月半の経験で裏打ちされた俺の自信であり、そして、どこまでも楽観論で考える俺の思想の根幹だった。
どうせこの世は大したものでは無い、だから救う価値も無ければ、悲観的に考え絶望する理由も無い、それは今でも変わらない世界そのものの客観的な評価だ。
だから、変わったのは俺の方だ。
やりたい事が見つかったから。
それをするのも自由だと、俺はそう思えたから。
だから、俺は自分勝手で独善的な〝夢〟に、己を賭けようと踏み出したのだ。
「・・・あれ、ライアさん、起きてたんですか?、お身体の具合はいかがですか?」
「すこぶる快調です、まるで憑き物が落ちたように、なんだか気分がいい、どうしてでしょうね」
俺がそう言うと、メリーさんは俺に謝った。
「・・・すみませんライアさん、実は、ライアさんのお金、全部使ってしまいました」
お金、フエメから貰った隠し財産の残りである500万の事だろう。
事情は分からなかったが、今の俺は大事な自分の財産が無くなった事に対しても平然としていた。
俺はどういう事情で無くなったのかを訊ねた。
「・・・?、別に構いませんけど、何に使ったんですか?、『女王』との戦いで何か被害が出たとか?」
「いいえ、村に被害は出ていません、500万の使い道は・・・、黒龍の呪われた一撃を受けたライアさんの蘇生に世界樹の葉を必要とし、それの買い付けに1000万を必要としました、半分はフエメさんに借金をして、それを用立てました・・・、ですので、今、ライアさんはフエメさんに借金をしている事になります・・・」
「そうですか、それはわざわざ、手間をかけさせてしまいすみませんでした、お金は、まぁ、そのうちどこかでデカく稼いで返す事にします」
「・・・あの、驚かないんですか?、1000万もする世界樹の葉が必要になるとか、フエメさんに借金した事とか」
「そうですね、普段なら驚いて疑っていたと思います、でも今の俺は世界樹の葉の影響か分かりませんが、とても穏やかな気持ちなんです、だから、別にお金が無くなってもまた稼げばいいって、素直にそう思えるから平気なんです」
「・・・確かにライアさん、なんだか今日は、いつもより目が綺麗というか、お顔立ちが輝いて見えます・・・」
「そうだメリーさん、更新してくれませんか?、『女王』を倒した今の俺なら、それなりにレベルも上がってると思うので」
「あの・・・、それなんですが、ライアさんは『女王』を倒していません」
「・・・え?」
「ライアさんが投げたのはただの煙玉で、『女王』には何のダメージも与えず、そして『女王』はあの後クロさんとシェーンさんとミュトスさんが三日三晩戦い続ける事でなんとか討伐しました」
「・・・なるほど、じゃあ俺は未だに貧弱な低レベル勇者のままか・・・、参ったな」
「それと、ライアさんにとっては更に酷な話ですが、徴兵の赤紙が来ました、女子供問わずに、村から10人の若者を差し出す事、これを村長の権限で選別し、徴兵するようにとのお達しです・・・」
「10人も・・・、流石にそんなに若者を取られたら、この村は終わりですね」
「いかがなさいますかライアさん、フエメさんは、どうせ戦争はもう不毛な消耗戦しかしないのだから、無視してもいいと言っていたのですが・・・」
確かに、ケン兄の言う通り、前線の状況は最悪であり、まともな戦争になっていない、送り込まれた若者はただの鉄砲玉として使い捨てられるのがオチだろう。
故に、この問題に対する俺の答えはもう、決まっていた。
「・・・いいえ徴兵には
──────────俺が行きます」
「・・・・・・・・・え?、・・・なんで、あんなに徴兵を嫌がっていたのに・・・」
「ふふ、おかしいですか、でも、俺は誰かの為じゃなくて、自分がやりたいから、そうしたいから徴兵に行くんです、だからメリーさん俺が徴兵に行っている間だけ、村長代理を頼んでもいいですか、面倒な仕事になると思うのですが・・・」
「本当に、ライアさんが徴兵に行くんですか、夜逃げするとかじゃなくて、ライアさんが魔族と戦いに行くんですか、一体何故・・・?」
「本当の地獄を、見てみたいと思ったからです、地獄を知らない人間がこの世はクソだとか、人間は生きる価値が無いとか、そんな主張をしても虚仮でしかないでしょう、だから俺は見に行くんです、見て知って聞いて、その上で【勇者】の俺が何をしたいか、何をするべきか、ちゃんと考えたいって、そう思ったんです」
「嘘、じゃないですよね・・・、信じられません、ライアさんが、あのライアさんが、こんな真っ当で人間並みの考えを持つなんて、頭でも打・・・、いえ、一度ならず二度も死んだ身ですもんね、死んでも治らないような性根だって変わる道理はあるという事ですか・・・」
「メリーさんは、こんな事を言って理想とか夢を追いかける俺の事、嫌いですか?」
「・・・いいえ、正直に言えば、嘘だとしても、偽物だとしても、今のライアさんの方が100倍素敵です、だからライアさんがそうしたいと本当に心から願うのであれば、私はそれを応援したいと思います」
「それじゃあ留守をお願いしますメリーさん、他の村人には俺が10人分の戦力として徴兵に応じたとでも答えてください、あとはまぁ遺書代わりみたいな置き手紙を数枚書いておくので、タイミングでそれぞれ渡してください」
俺はその日のうちに旅立ちの支度を整えると、赤紙を持って徴兵に旅立った。
俺が本当にやりたい事、成し遂げたい事。
それは平和で怠惰に穏やかにベーシック・インカムで暮らす事だが、それは自分一人がでは無く、自分を取り巻く世界の全てにかけての話だった。
だから俺は無欲で平凡を気取っているが、本質は誰よりも強欲で業の深い、自己犠牲が大好きな家系の、世界一の平和主義者だったというだけの話だ。
そこに嘘は一つも含まれていない、だから俺はこの馬鹿げた夢を肯定し、理想を叶える為に旅立ったのである。
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