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気になる人々のその後のはなし。
登場人物(概ね登場順)
しおりを挟む⁑花柳玻璃(はなやぎ はり)
普通の男子高校生のつもりが、呉服屋を営む祖母とお店のお客さまの英才教育のため、知らぬ間に大和撫子。異世界で名前をちゃんと発音してもらえない。ハリー・ハナヤァギとか言われてずっこける。エッチな知識はエロコメ漫画の「おっぱいやわらけぇ」で終わっている。レオンブライトに好き勝手されているが他を知らないのでどうしようもない。『異世界の華姫』
⁑花柳瑠璃(はなやぎ るり)
女子大生。美少女。特技は和服の自装と他装。中高生時代はストーカーホイホイ。大学では自衛のため、古武術研究会に入る。性格は苛烈で鉄火。ルーリィ・ハナヤァギと呼ばれるのは諦めている。四十八手で山手線ゲームができる。洞察力は高いが自分のことは見えていない。『異世界の蝶々姫』
⁑レオンブライト・フィエロ・シュザネット
(ブライトさま)
シュザネット王国の王太子にして大シュザネット帝国の皇太子。騎士団の総団長を務める魔法騎士。風と水の魔力持ちで、併せて紫電を放つ。玻璃に一目惚れして囲い込む。何も知らない玻璃を染めるのが、嬉しくて仕方がない。玻璃に何かあったら、たぶん国を滅ぼすヤンデレ候補。『獅子の煌めき』
⁑カナリー
玻璃の専属侍女になるために王妃がよこした人材。風の魔法使い。上級侍女で仕事は完璧。正統派美人。ジーンスワーク仕込みの王家の影。武器は円月刀。
⁑モーリン
玻璃の専属侍女であり影。水の魔法使い。不寝番が多く、ブライトさまはむっつりのエロ魔人だと思っている。クール系美人。武器は匕首の二刀流。
⁑マーサ
玻璃の専属侍女であり影。木の魔法使い。実は木の魔法を駆使したオイルの精製などが得意。玻璃のヘアケアは譲れない。マシュマロ系美人。毒薬使い。
⁑カルロッタ・ジーンスワーク(ご領主さま)
ジーンスワーク女辺境伯爵。瑠璃と玻璃の後見人。甥のミカエレが二十歳になったら家督を譲る予定。自らを『繋ぎの領主』『仮初の領主』と呼ぶが、圧倒的な強さで北の辺境の守護神として治めている。爵位を継ぐまでは王都で騎士団長をしていた。『火薔薇姫』
⁑王さま
ブライトさまの父。シュザネット王国の国王にして大シュザネット帝国の皇帝。偉い人なのに影が薄い。⋯⋯王妃さまが強すぎる。
⁑王妃さま
ブライトさまの母親。ジーンスワークから嫁いできた、ご領主さまの幼馴染。異世界の対人形を愛でる。王さまを尻に敷いている。
⁑マウリーノ・ロレッタ
ロレッタ男爵継嗣。コンラッドの虐待の影で被害者を庇ってきた。妹が大事。自己犠牲と献身の人。作中ヴィンチの妻になる。瑠璃に百貫デブ呼ばわりされたことがあるが、彼女が小柄な上に怒りに任せての言いがかりでもある。
⁑コンラッド・チェスター
チェスター伯爵継嗣。身分差を振りかざして妹を盾にマウリーノを虐待し、悪事の片棒を担がせていた。玻璃に目をつけたことが、ブライトさまとの馴れ初めになる。知らぬ間にキューピッド。
⁑イヴリン・ロレッタ
ロレッタ男爵令嬢。マウリーノの妹でコンラッドの婚約者。コンラッドを盲目的に信じている。全身ピンクの林家◯ー子師匠。世間知らずなお馬鹿さん。瑠璃に喧嘩を売る。
⁑エンドレ・ヴァーリ
騎士団長。イケオジでちょいワルでちょいエロ。ご領主さまが騎士団長時代の部下。ヴィンチと同期。総団長(ブライトさま)が結構自由なので、思いの外苦労性。
⁑副王さま
王さまの弟。王さまが帝国の仕事をしているので、シュザネット王国の実質国王。大柄なイケメン。
⁑副王妃さま
ぽっちゃり美魔女と思ったら第三子妊娠中。おっとりに見えて、セクハラ発言をした旦那さまの足をヒールで踏む、しっかり者。
⁑第二王子
ブライトさまの弟。王妃さま似の美人。ブライトさま即位の暁には、副王として支えられるよう勉強中。
⁑ロックウェル
ジーンスワークの王都邸を取り仕切る家宰。石橋を叩いて渡る心配性で、玻璃のお妃教育を張り切りすぎて失敗。孫を見守るお爺ちゃんポジションに落ち着く。
⁑アントニオ(アントン)
ジーンスワーク王都邸の侍従。気の良いお兄さん。気さくで腕も立つので、玻璃の王都でのお供の予定だった。裏設定、マリクの従弟。
⁑ロベルト(ロブ)
ジーンスワークの家令。花柳姉弟の言語と一般常識の先生。なんで家令なんだかわからないほど戦闘能力が高い。水の魔法使いで氷の属性持ち。はかなげな美人。旦那のマリクには厳しいがデレると色気がダダ漏れる。冬眠明けの熊を一撃で倒す。得物はサーベル。『氷華の君』
⁑ミカエレ・ジーンスワーク(ミケ)
ジーンスワーク辺境伯爵継嗣。叔母のカルロッタにそっくりな美貌の持ち主。ジーンスワークで三番目に強い。瑠璃が好き。婚姻可能年齢になったのでこれからガンガン押していく予定。
⁑ハイネン子爵
お人好し過ぎて詐欺団員からも「良い人」認定される、詐欺被害の常連。痩せればイケメンのリアル・ハンプティ・ダ◯プティ。宿泊した玻璃を心のこもったおもてなしをする。
⁑メアリー・ハイネン
ハイネン子爵のひとり娘。天使の歌声。心根も天使。顔のパーツはパパ子爵そっくり。将来太らなければ傾国も夢じゃない。
⁑家庭教師
メアリーの家庭教師で心の支え。今後、子爵に絆されて後妻に納まったりするかもしれない。
⁑メアリーの実母
結婚詐欺師。間延びした喋りのおばさん。化粧が濃い。イケイケの頃の忌◯清志郎。
⁑詐欺団のおっさんズ
盗賊団でもある。金になるならなんでもやる。飯番がしょっ引かれて、常にハラヘリ。悪人なのに陽気で憎めない。鳥使いなど、特殊技能持ちがひっそり紛れている。
⁑ジャック
ハイネン子爵家の庭師の息子。四歳。お嬢さま(メアリー)を喜ばせようと、見知らぬおばさんに貰った苗を庭に植える。
⁑エットーレア(トレア)
ブライトさまの小姓。玻璃の従僕候補。玻璃よりも歳下だけど、イロイロ詳しそう。割と動じない。
⁑カリオ
ブライトさまの侍従長。控えめで万事で抜かりない。玻璃が怖がらないよう、敢えて前に出てこないので影は薄い。でも王太子宮はこの人がいないと回らない。
⁑バルダッサーレ・ヴィンチ
傭兵。ロレッタ男爵の遠縁で元騎士。当時の上司はご領主さま。ヴァーリ団長は同期。縦にも横にも大きい。マウリーノが大事過ぎて身を引いた過去がある。瑠璃の苛烈な性格を気に入っている。『暁の獅子』
⁑マリク
ジーンスワークの従僕頭。ゴールデンレトリバーを彷彿させる、陽気なお兄さん。垂れ目がちの甘いイケメンだが、妻のロベルトの前では駄犬。土の魔法使いで戦闘能力も高い。なのに従僕頭。アントニオの従兄。
⁑アレッシア・シュトーレン(魔女さま)
惑わしの森の封印に関わる時忘れの魔女。領地を持たない伯爵で、花柳姉弟の養い親。ブライトさまの魔法の師匠。森に肝試しに来る前途有望な若者を、鍛えるのが趣味。見た目は二十代半ばだけど劇中、三百歳近いことが判明する。
⁑ジーンスワーク前領主夫人
ミカエレの母で王妃さまの妹。ご領主さま、王妃さまと三人で幼なじみ。
⁑辺境騎士団団長
隙あらばブライトさま、ロベルト、マリクに団員の稽古をつけさせようと画策する。
⁑アルノルド・ステッラ
騎士団に所属する一等騎士。剣術は得意でない。獣王の眼を持つ獣魔使い。獣魔は魔狼のユーリャ。魔熊のエリシャ。魔兎のレアン。魔鷲のハヤテ。可愛い系美人。侯爵夫人で玻璃の友人。夜のアレコレをあけすけに語る。『獣王姫』『三人目の獅子の君』
⁑エルメル・ダビ
属国であるシェランディア王国の駐在大使。軽薄を装って花柳姉弟に求婚する。自国の腐った王家が大嫌い。表向きダビ公爵家の三男。実際は公爵夫人を無理やり召し上げた先代国王の落胤。『南国の鳥男』『極楽の怪鳥』
⁑王城の魔法使い
瑠璃の魔力増幅実験に参加した。おっとりした眼鏡っ子だが、王城の魔術書を全て暗記している天才馬鹿。
⁑新幹線ズ
瑠璃が卵から孵した魔鳥たち。コダマ、ヒカリ、ノゾミ、ツバサ、コマチ。
⁑ヴィンツェンツォ・ジャコモ
騎士爵。騎士団員でご領主さまの下僕。ご領主さまが絡まないと出来る男。瑠璃の護衛を任される。ご領主さましか見ていないので、ミカエレからは安全牌と見なされている。
⁑獣医
騎士団所属。普段は軍馬を診ている。たまに獣魔の治療に駆り出される。
⁑文官
法務の下っ端。上司が軒並み不正で罷免されたので、お茶汲みレベルなのに会議に参加。大臣たちに同情される。
⁑北からの亡命者
魔法使い。魔力枯渇状態で冬眠明けのクマに襲われる。
⁑ジョエーレ・ステッラ
魔術師団副団長。ステッラ侯爵。火の魔術師。魔術師団随一の魔力保持者だが、性格が気儘なので団長から逃げた。嫁バカ。アルノルドに何かあったらキレる。
⁑魔術師団団長
魔力量においてステッラに及ばないが、バランス感覚に優れた調整能力持ち。癖の強い団員をうまく回している。
⁑検問官
シェランディア国境の検問官。ブライトさまとロベルトに気圧される。職務に忠実で寧ろ褒められてもいいと思う。
⁑外務省補佐官
シェランディアへの抗議と交渉の訪問団の随行員。玻璃とブライトさまに当てられる。
⁑外務省駐在管理官
シェランディアに駐在する外務省の外交官。
⁑シェランディア国王
異世界の華姫を後宮に納めようとして、人違いで獣王姫を誘拐する。結果、ブライトさまとステッラふたりを敵に回す。アラビアンな悪役面。廃王となる。
⁑サリエル・ダビ
シェランディア王国忠臣。ダビ公爵の弟。エルメルの体面上の叔父。国を憂いて死力を尽くすも、愚王にことごとく邪魔される。全てを終えた後は、断頭台に登る覚悟。髭面のクマ。中身はサムライ。
⁑エリア・アレ
シュザネットの公爵。シェランディアの統治のため、ブライトさまと入れ替わりで入国する。
⁑ブランド・カロージェロ
法務大臣。伯爵。ツァージャイル共和国と通じて、帝国の簒奪を企てていた。法を私していたのが発覚、投獄される。ツァージャイルにとっては恐らく捨て駒。
⁑チェスター伯爵
コンラッドの父。法務大臣の配下。爵位は同じだが順列が下なので配下に甘んじるも、いつか蹴落とそうと思っている。息子に美麗な若人を調達させていた。
⁑地図マニアさん
騎士団所属の二等騎士。地形製図士。身体能力は騎士としてはギリギリ。地形に詳しく見たままを描き写す能力は天才的。軍事作戦の際、必ず必要とされる能力。
⁑しおざわはなか
魔女さまの母上。三百年前、ジーンスワークで保護された孤児。異国の言葉を話していたが、成長するにつれシュザネット公用語を覚え、元の言葉を忘れていった。孤児として扱われたが、恐らく異世界人。
⁑東の魔法使い
東の結界石が襲撃されたことを知らせに来た。玻璃の幼さにブライトさまをショタコンと疑う。
⁑ファビオ・ガビーノ
伯爵。カロージェロ伯爵の妻の父。稚児趣味。邸宅にツァージャイルの密使を匿う。過去にロベルトを愛人にしようとした。
⁑北の密使
多分名前はルードリィフ。ツァージャイル共和国から魔導砲の部品を運んできたり、カロージェロと繋ぎをとったりしていた。マウリーノを気に入り、妾にして国に連れ帰ろうとする。
⁑バズーカの男
ツァージャイルの職業軍人。惑わしの森に魔導砲を担いで襲撃する。
⁑土の魔術師
惑わしの森で玻璃を結界符で守る。頑張り屋さん。
⁑ジーンスワークのご先祖さま
およそ三百年前の領主の兄。弟に家督を譲って、趣味の地層学の研究にのめり込み、それを仕舞い込んでしまった。世に出しておけば騒動は防げたかも。身寄りのない女性を妻に迎え娘を儲ける。魔女さまの父上。
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