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 サロンでは、今後のスケジュールについて簡単に話がされた。王族と辺境伯爵家のメンツが、プライベートでこれほど集まる事はないので、今のうちに復習さらっておこうと言うわけだ。

 おれは王太子宮で生活しつつ、一旦、辺境伯爵領へ帰る。王都での参勤義務はご領主さまにしかなく、おれはただの随行員だったので、問題はない。なぜ帰領するのかと言うと、魔女さまに会いに行くからだ。

 なんと魔女さま、意外と大物だった。国の東西南北に国守りの結界石が封印されていて、うちの魔女さま、北の魔法守護の要だった。東西南北、一か所でも封印石に異常があると、点と線で結ばれた守護結界が消滅してしまうんだって。だから王族と言えど、決して呼び出しが叶わないのが、四人の魔法使いだ。

 魔女さまには国をあげて礼節を重んじなければならないそうだ。おれはその養い子。王太子さまの婚約者になれたのは、そのお陰もある。なので、ブライトさまは魔女さまに、おれを貰い受ける許可を得なければならない。⋯⋯順番逆じゃね?

 そんなわけで、おれは十日後に辺境伯爵領に帰ることになり、その二十日後にブライトさまが直々にお迎えに来てくださることになった。魔女さまへの挨拶がメインだけどね。

 結婚式の日取りなどは、教会と調整中らしい。概ね話がまとまったところで、辺境伯爵とミカエラさま、るぅ姉が王族方の御前を辞した。

 置いてかれたよ、おれ。そっか、領地に戻るまで、王太子宮に住まうんだ。

 ブライトさまに手を引かれ、皆さまにご挨拶をする。陛下をはじめニコニコしてサロンを送り出してくださり、先に退出していいのかと不安に思っていると、ブライトさまが耳元で「今日は特別」と教えてくれた。

「朝から大変だったろう?」

「実はちょっと。でもフワフワして地に足がついていないみたいな感じ」

 王太子宮に用意されたおれの部屋、と言う場所に通された。サファイアの手配だけじゃなく、こっちの準備も万端だった。居間の調度は美しくシンプルで、でも女性的な感じはしない。奥の扉を抜けると寝室で、小さなベッドが設えられている。おれの身長なら広すぎるくらいだけど、この国の人なら女性でも狭いんじゃないかな。

 日本人としては、狭さ大歓迎である。

「素敵な部屋。ありがとう、ブライトさま」

 とても居心地の良さそうな部屋に、嬉しくなった。ブライトさまを振り向くと、おでこに優しいキスが降ってきた。

「昨日の分も口付けをしようね」

 おでこの唇が下に降りてきて、おれのと合わさった。昨日の分って、一昨日まとめてしたじゃん。とは言えなかった。物理的に唇が塞がれてるんだもん!

 お互いにはむはむと喰み合って、どちらからともなく舌をつつかせ合った。そのうちにブライトさまの舌がおれの口の中に侵入してきて、口内を満遍なく舐め回した。おれの口の中、ブライトさまが舐めてないところないよ。

「んっ⋯⋯ンふっ⋯⋯あん」

 変な声がでた!

 ブライトさまは左手でおれの頬を抑え、右手でうなじをくすぐってくる。その度に背中に震えが走って体が揺れた。

 腰に力が入らなくてくずおれたけど、ブライトさまは支えてくれなかった。なんで、なんて疑問にも思わない。だっておれがへたり込んだのはベッドの上だったから。フカフカのスプリングに迎えられ、怪我なんかするはずもない。

 唐突に、副王さまのニヤニヤ笑いが思い出された。

 体の相性だって言ってた。

 ベッドの揺れとキスの浮遊感で、おれのアタマはおかしくなってる。ブライトさまの首に手をまわして、キスをもっととせがんだ。

 どうしよう、エッチなキス、好き。

「ブライトさまぁ⋯⋯やん」

 この十日ですっかりキスの虜になったおれは、それだけでぐずぐずに溶けた。

「玻璃、玻璃、可愛い」

 ブライトさまの手が、袖からスルリと入って来た。今まで衣類越ししか触られたことはない。腕から背中にかけて撫であげられて、甲高い声を上げた。

「そんなッ」

 胸の合わせを開くでなく、身八つ口(脇の下のスリット)から突っ込むでなく、袖から手を入れるなんて! 実は胸の紐が邪魔をして、襟や身八つ口は開きにくい。無理をすれば縫い目が裂けてしまう。着物の構造なんて知らないはずなのに、なんでピンポイントでそこ狙うの!

「そこやぁッ」

 肩甲骨を引っ掻かれてのけぞった。キスが解けて喉から顎を舐め上げられる。

「玻璃、決して奪わない。玻璃が与えて」

 熱を孕んだ声で言われて、胸がきゅうっとなった。

 好き。

 ブライトさまが良い。

 他の誰かに奪われる前に貰って。

 多分おれの身長はあんまり伸びない。父さんも母さんもチビっちょだし。民族的に、この国の人たちより大きくはならないだろう。つまり女性よりもひ弱で小さいままってことだ。おれの野望、いつか旋毛つむじ見てやる、は相手が座ってくれなきゃ叶わない。

 おれの事、可愛いって言う男はいたけど、格好いいって言う女の人には会ったことない。むしろ女の人にも可愛いって言われる。仔犬かなんかと勘違いしてるんだろう。

 ハスキー犬野郎みたいな奴は極端だろうけど、おれはこの先、男にしかアプローチされない気がする。

 ブライトさまじゃなきゃ、イヤだ。他の奴なんて気持ち悪い。好きな人がいい。

「ぜんぶ、もらって⋯⋯」

 おれの声はとても小さかったと思う。けれどブライトさまはそれをしっかり拾って、「ん」と頷いた。

 袖から入れた手を一度抜き、また入れる。今度は背中ではなく前に入ってくる。帯に阻まれて下までは届かないけれど、胸の尖りを探り当てられるのはすぐだった。

「ひゃあぁん」

「その声も可愛い」

「⋯⋯あっ⋯⋯やッ⋯⋯」

 ダメ、イヤって言っちゃダメ! ブライトさまはおれが嫌がったらやめちゃう!

 咄嗟に手の甲を噛んで、言葉を遮る。

「駄目だよ。傷がついてしまう。今のは感じ過ぎた嫌だろう? 大丈夫、本当の嫌はわかるから」

 手首を掴んで引き剥がされる。歯形のついた箇所をペロリと舐め上げてから、手のひらを返してキスをしてくれる。ダメ、手のひらまで感じちゃう。

「ね、お尻を上げて」

 ベッドの淵に腰掛けて足を床に投げ出していたおれは、言われた通りにお尻を上げた。足に力が入らなくて一瞬だったけど、ブライトさまは全部の裾を割ってたくし上げた。浮かせたお尻から抜いて、後ろで扇のように広がっている。

「キモノは芸術品だろう? お尻で踏んではダメだよ」

 その気遣い正しいけど、それならいっそ脱がせて! 待って、腿から下、丸出しだよ! 草履はとっくに脱げてるけど、白足袋がなんかすごいエッチに見える!

 やだ、ブライトさまが床に膝をついてる。足首から腿まで撫であげられて、おれはまた声を上げた。おれってアンアンちゃんだったわけ⁈

「ここも可愛い」

「ぁん、⋯⋯そこ、もうキツいのッ⋯⋯」

 下履きに包まれた大事なところが熱い。ブライトさまはゆっくりと下履きの紐を解いた。

 紐、そう紐パン。この世界、ゴムがない。今までふんどし的なノリで着けてたけど、超エッチな紐パンに成り下がった気がする! だって片方の紐だけ解かれて、太ももに引っかかってるんだもん。

 芯を持ったそれをブライトさまの手が包んだ。他人の手に触られたことなんて、ない!

 柔らかく上下に擦られて、熱いところが力を持つのがわかる。こんなのなったことない。朝元気になったときはトイレに行けばなんとかなった。今は自分じゃ、どうにもできない。

「ふふ、涙が滲んできたよ」

「そんな、言い⋯⋯かた、しな、でぇ⋯⋯っ」

 おれ、日本にいて女の子と付き合ってたら、こんなこと言わなきゃいけなかった⁈ 無理無理無理! て言うか、日本にいたら、こんな凄いの絶対一生縁がないーーっ!

「恥ずかしがるのも、可愛い。玻璃は全部が可愛いね」

 言いながら身を乗り上げてきて、片方だけ膝でおれの膝を掬い上げてベッドに乗せた。足袋の底がベッドについて、コレってアレだ。M字開脚の片足バージョン。ブライトさまの唇はおれの顎のあたりをくすぐっているから、大事なところは見えてないけど、めっちゃ恥ずかしい!

 おれはまた、ブライトさまの首に手を回して体を支えた。ぐにゃぐにゃで力が入らなくて、取り縋ってるだけだけど。

 口からはひっきりなしに声が漏れる。気持ちいいのが止まらない。おればっかり、あんあん言ってる。ブライトさまは? おれの体、入れるところないから、おれもブライトさまの触ってあげなきゃ。

「ぼくも、するぅ⋯⋯。ぼくだけ、イヤ。ブライトさまも、気持ちよく、なってぇ⋯⋯」

 片手を首から離し、ブライトさまの下肢に伸ばそうとすると、そっと止められた。なんで?

「気持ちいいんだ。嬉しいな。でも、最初はわたしにやらせて」

 ちゅっちゅっとキスの音の隙間に衣擦れの音が混じった。それを疑問に思う前に、おれはまた背中をのけぞらせた。

「ひゃあぁあぁぁっん!」

 キスが解けて自分でも驚くほどの声が出た。のけぞって出来たおれとブライトさまの隙間から下を見ると、ブライトさまの手の中でふたりの大事なところが、一緒に震えていた。

 情けないことにおれのだけ、白いものが溢れている。ブライトさまのと合わせて擦られた瞬間、弾けてしまったみたいだ。

「いっちゃったね。もう少し頑張れるかい?」

「うん⋯⋯。ブライトさまもぉ⋯⋯」

「ありがとう。じゃあ、もう少し、ね」

 ブライトさまの声が熱い。色に濡れてる。おれで気持ちよくなってくれていて、嬉しいな。

 おれが出したものを塗り込めるように、ぬちゃぬちゃと音を立てて擦り上げられる。時折先端のつるりとした部分や割れ目をいじられて、そのたびにあんあん啼いた。

 ブライトさまのは熱くて太くて長かった。おれのと全然違う。彼はおれのを可愛いって言うけど、納得した。自分のが可愛くないからそう見えるんだ。

 おれは腰を揺らしてブライトさまのに擦り付けた。だって、手は使わせてもらえないし、すがりついているだけで精一杯だ。おれでもっと気持ちよくなって、そう思うのに、おれの方が気持ち良過ぎてワケわかんなくなってきた。

『ぁん、気持ち良いッ⋯⋯。おれ、またイッちゃうぅ⋯⋯はっ、はっ、すき、すきっ』

「ああ、言葉の余裕がなくなったね。感じすぎちゃったか。可愛いな」

「ごめんなさいッ」

「いいよ、なんとなくわかるから」

『なんでぇ⁈ ⋯⋯やんッ、先っぽ駄目だよ⋯⋯ッ』

 それ、ビリビリする。ぬるぬるでぐちゅぐちゅで熱くて苦しい。

「いっしょに⋯⋯」

 ハフハフと胸で息をする。喉が痛いよりも、気管が痛い。

「そうだね、一緒にいこうか」

 ブライトさまが腰を揺すり始めた。おれの腰はずっと揺れていて、ブライトさまの手は強弱をつけて擦り上げてくる。感じすぎて先にイキそうなのに、寸でのところで絶妙に加減される。

 口が閉じられなくて、唾が溢れた。その刺激にも感じて、唾を舐め上げる舌にも感じる。

「あっ⋯⋯あっ⋯⋯あん⋯⋯」

「いくよ」

「んあっ⋯⋯ぁあぁぁっん!」

 星が散る。真っ白に弾けて、息が詰まった。

「⋯⋯はっ、可愛い⋯⋯」

 ブライトさまの息も弾んでいる。荒い呼吸の隙間にほっぺたや眦にキスされて、おれは涙を流していることに気付いた。お腹の奥が熱い。

 しばらくすると呼吸も落ち着いたけど、ブライトさまはキスをやめない。だんだんくすぐったくなってきて、笑いが溢れた。喉がかすれて笑いと咳が混じった変な声が出た。

「しあわせ⋯⋯」

 ポツリと口から言葉が溢れた。うん、おれ幸せだ。好きな人に全部あげちゃったんだもん。

「わたしも幸せだ」

 ブライトさまが背中をぽんぽんとしてから身を離した。ヤッバ、足開いたまんまだ。慌てて閉じようとしたら、抑えられた。なんで?

「汚れてしまうから、このまま脱いでしまおうか。教えて?」

 キ、キラキライケメンスマイルは反則ーーっ!

 ワケわかんなかった間も恥ずかしかったけど、正気があるともっと恥ずかしい! だって足開いたまんま、ベッドサイドの水差しと手巾を手繰るブライトさまを待ってるんだよ!

 飲用に用意してあったんだろう水差しには、たっぷり水が入っている。ブライトさまは手巾に垂らして手を拭ってから、おれの大事なところに手を伸ばした。

「待って、自分でする!」

「駄目だよ、妻の世話は夫の権利だ」

 いい笑顔で言わないで! 第一、権利ってなんだ。義務なら嫌々の可能性もあるけど、権利だと自ら行使するんじゃないか。てことは、なんですか? 喜んでやってらっしゃいますのん?

「まだ、妻じゃないもん」

「酷いな。悲しくなること、言わないでくれ」

 せめてもの抵抗をと思ったら、物悲しく眉を顰めて反撃された。ズルイ、そんな顔されたら恥ずかしいの、我慢するしかないじゃん。⋯⋯嫌じゃないけど。

 諦めて、ブライトさまのほっぺにちゅっとして、身を任せた。力を失った場所はふにょふにょとされるがままだ。

 綺麗になると、今度は着物を脱がなきゃ。足袋のこはぜを外して足から抜くと、とても開放感がある。それから帯を外す前にブローチを外した。ついでに髪飾りと指環も外してベッドサイドのランプの下に置いた。ここなら無くさないだろう。

「キモノって不思議だね。どうなってるのかな?」

「待って待って、順番にほどかないと引っかかっちゃうんだ」

 帯締めをほどいて引っこ抜く。帯揚げをほどいてその下の帯枕の紐を引っ張りだす。おれがちょっと手間取っていると、ブライトさまが帯枕の紐をほどいてくれた。そしたら帯が一気に緩んで胸が楽になった。るぅ姉、今日の帯結びは結ばないで捻って枕で留めてたんだなぁ、なんて呑気に考えていたら、胴体から帯が抜かれていた。

 体から外した紐類や帯は、シワにならないよう、ベッドにかけられている。

「あとは、どうするの?」
「ん、紐を上からほどくだけ⋯⋯」

 耳元で囁くように問われて、背中が震えた。裾が捲れ上がった太ももをゆるりと撫でられて、再びキスされる。ブライトさまは手探りで伊達締めをほどき、胸紐をほどき、腰紐をほどいた。

 ひとつほどかれる毎に楽になっていくはずなのに、息は上がるばかりだ。だってブライトさま、またエッチなキスを始めるんだもん。

 振袖を開き、長襦袢の伊達締めをはずし、紐を抜かれる。肌襦袢には紐がないから、三枚まとめて寛げられて、胸元が空気に触れる。その瞬間、おれの唇からキスが離れて、胸の尖りに舌が絡められた。

「ひゃあぁあぁぁっん」

 なにこれッ! おれ、おっぱいないよ!

 肩から着物が落とされて、裾除けの紐がほどかれた。脱がせた全てをベッドにかけ、おれをシーツに横たえて両手で胸の薄い肉を掬い上げ、先端を舐り、吸う。

「可愛い玻璃。知ってる? さっきのは愛し合う行為の全てじゃないんだ」

 熱く囁かれて、おれは悶えた。開いた足の真ん中にブライトさまが居座って、閉じることも出来ない。

「知って、るぅ。まだ、ぼく、ブライトさまの触ってないぃ」

「⋯⋯それはまた今度。もっと近づけて、玻璃もわたしも気持ちよくなれるよ」

「そんなの、あるの?」

「知りたい?」

「うん、教えて」

 おれに覆いかぶさっていたブライトさまはいったん体を起こすと、ベッドサイドのランプの下から小さな遮光瓶を持ってきた。それからおもむろに盛装を脱いで床に放った。

「ふぁ、すごい」

 鍛えられた上半身がランプの逆光に照らされて、めちゃくちゃエッチだ。

「ふふ、もう大分出来上がってるね、可愛い」

 瓶の蓋を開けて、中の液体をおれのお腹⋯⋯お臍の下あたりに垂らす。足は広げたままだから、粘度のある液体は、とろとろと大事なところを伝ってシーツまで滴った。途中お尻も濡らして行ったので、変な感覚に身を捩った。

 ブライトさまはキスをしながら、おれのとブライトさまのを馴染ませて擦る。気持ちいい⋯⋯けど、さっきと同じ?

「馴染んだかな。ちょっとうつ伏せになってくれる?」

 言われるがままうつ伏せになると、後ろから腰を掴んで引き上げられた。

「え? やん⋯⋯なに? あぁん⋯⋯」

 にゅるんと太ももと大事なところの隙間になにかがねじ込まれた。お尻の孔、会陰、袋の裏、ちんちん、大事なところを全部まとめて擦り上げられて、変な声が出た。

「いいよ、こうして太ももを締めていて。玻璃、気持ち良い?」

 背中にぴったりブライトさまの胸がくっついて、頸や耳を甘噛みされる。その間、ブライトさまの腰はずっと前後に揺すられて、おれの大事なところを擦り上げる。

『やっ、さっきよりすごい!⋯⋯あん、助けて、すごい、すごいッ⋯⋯ぁあぁぁっ』

 腰を上げて胸をシーツにつけて、唾を枕に垂らす。おれ、すごくエッチなことしてる。ブライトさまがおれをエッチにする。ちがう、ブライトさまがエッチなんだ。

 ブライトさまと一緒に腰を揺らしながら、前に手を回して自分のものを触った。さっき二回もイッたそれは、懸命に芯を持っている。擦り上げて前まで突き抜けてくるブライトさまのものは、硬くて太い。時々おれの手に触れる。

「なに、悪戯、してる?」

「いたずらじゃ、ないッ。⋯⋯あん⋯⋯はっ、はぅん⋯⋯。もッ、イくのぉッ⋯⋯」

 おれは。

 弾けて。

 飛んだ。
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