聖女の兄は傭兵王の腕の中。

織緒こん

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王子様と愛の君。

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 どれほど時間が経ったのだろう。ひらりひらりとマントとローブがはためいて、光と風と白刃が踊る。ヌゥトは始終ブツブツと呟きながらうっそりと微笑んでいて、衝撃があるたびに床を覆う美しいタイルレンガが砕けて飛び散った。ヌゥトが口にしているのは、魔法の呪文なのかもしれない。

 ギィがヌゥトに剣を突き付けてすぐ、フィーさんとシュウさんは戦闘能力のない俺たち三人を謁見の間から連れ出そうとした。しかしそれは叶わない。回廊でアロンさんとヌゥトママのレン様が、激しく火花を散らしていたからだ。

 魔術師同士の戦いは派手の一言に尽きた。火球は飛ぶし電撃みたいなのも見える。回廊を飾るカーテンみたいな豪奢な布がちぎれて垂れ下がり、白い石で組み上げられた柱が何本か折れていた。まさか俺たち、このお城の下敷きになったりしないよな。

 あっちもこっちも戦闘中で、俺たち五人は謁見の間の隅っこで息を殺した。俺を含めた大人三人、最悪でとコニー君とミヤビンだけは助けなきゃいけない。

「アロンさんとレン様は魔法のぶつかり合いだけど、ギィは大丈夫かな」

 剣での戦いは、どうしたって腕と剣の長さまでしか攻撃が当たらないよな。遠隔から魔法を叩きつけるのが可能なヌゥトのほうが、断然有利だったりしないのだろうか? 不安でたまらない。でもミヤビンの前では格好をつけていたい。

「大丈夫だよ、ルン兄ちゃん。アロンさんに教わって、お守りを作って渡したもん! それでも怪我しちゃったら、私が治す! サーヤさんに上手って褒めてもらったもん‼︎」
「ギィ兄様は強いです。まなの君が信じなくてどうするんですか」

 年端もいかないミヤビンとコニー君に励まされた。ふたりはしっかりと手を握り合って、俺を見つめる瞳は力強い。俺がたらい回しのように誘拐されてている間に、最強の先生たちに色々教わっていたようだ。なんてことはない、俺が一番のあまちゃんだ。

「ルン様、大丈夫ですよ。まなの君を得た男は誰よりも強い」

 穏やかに微笑むのはフィーさんだ。男性だけど母親で、今はコニー君とミヤビンのお世話に注力しているから母性が強く出ているらしい。それでも傭兵団の団長に身を窶していたときの剛腕は健在だ。

 シュウさんは……

 何も映していないような、透明な眼差しでギィとヌゥトの戦いを見ている。

 ヌゥトが繰り出す風の刃をギィが剣でいなし、接近戦に持ち込んだ。と思えば、小さな破裂音と共に黒煙が上がり、ふたりの距離が離れる。見ているだけで息が苦しい。

「王子様のくせに、随分と剣筋が荒いですね! ふふふ、まるで破落戸ならずもののようです!」
「お前の父親のおかげで、傭兵暮らしが長かったからな!」
「アレを父とは呼びたくないのですがね!」

 睨み合って言葉の応酬をするのを聞いて、すっかり忘れていた箒とビア樽を思い出した。簀巻きになって転がっている宰相は、生きているのだろうか? 

 流れが変わったのは、爆音と共に黒いローブの人物が飛び込んできたときだ。巻き起こった熱風は俺のマントもはためかせた。

 吹き飛ばされてきたその人は、ギィとヌゥトを押し倒すように降ってきた。見ていた俺たちも何が何だかわからずに固まっていると、その人物──レン様が息子のヌゥトを踏み台にして、ゆらりと立ち上がる。長い髪がもつれて首や肩に落ちかかって、ちょっとホラーだ。

「そろそろお終いにしよう」

 体勢を立て直したギィが言った。彼の声はとても冷静だ。

「ぬくぬく育った、幸せな王子どもよ。わたくしの母の怨嗟を知るがいい」

 レン様の美しい顔貌が煤けている。それでも彼は壮絶に美しかった。でもさ、その怨嗟は王家に向けるものじゃなくない?

「ねぇ、レン様」

 思わず声に出していた。みんなの視線が一斉に集中し、シュウさんが嗜めるように俺の肩に手を置いた。それをそっと剥がして一歩進んでから、ミヤビンの耳を塞いだ。ちょっと小学生には聞かせたくない。コニー君は……王族のなんたらでもう勉強してるのかな? フィーさんに目配せすると、彼は困ったように頷いた。

「レン様のお母様に酷いことをしたのは、実家と婚家と妬んだ他の女の人たちでしょう? 王家、関係なくない?」
「王家は関係ないと?」
「うん、レン様のお母様をむかえた王弟……大公様だっけ? ちゃんとご側室に迎えて大切にしようとしてたんでしょ?」

 その前に病気で亡くなったけど。お母様本人は、亡くなった旦那さんのことが忘れられなかったかもしれないが、無理やり大公様のお相手にしたのは婚家だって言ってたし。

「母様は……殿下の側に侍るは、本意でなかったと泣いておった」
「うん。だからね、お相手の殿下も、悲しみに暮れる女性をお嫁さんにするのは、ご自分の意思じゃなかったと思うよ」
「それでも……わたくしはもう、引き下がることはできぬのだ‼︎」

 レン様が魂切たまぎるように叫んだ。

「呪詛めいた頼み事しかせぬ母様も、わたくしに封印環をつけて無理やり妻にしたそこな愚かな男も、同じ王家の血を引きながらのうのうと幸せを掴む王子たちも、全て全て全て! 道連れにせねば、気が済まぬのよ‼︎」

 レン様は、そのために宰相をそそのかして王様に毒を盛り、大公様に罪を着せたんだ。神殿をわたくしさせ、王太子を誘拐して、聖女の召喚までした。どれも成功しなくてよかったんだろう。

「最初から……ヌゥトを玉座につける気なんてなかった?」

 破滅のために……

「知ってたよ、僕は」

 ヌゥトが「ふふふ」と笑った。彼もまた、レン様と同じように物心ついたときから、お母様の怨嗟を聞いて育っている。そうして疲れ果て、自分をお終いにしてくれる人と場所を探しているんだ。

 拳を握りしめて怒りに震えるレン様と、悟り切った穏やかな表情かおをしたヌゥト。よく似た顔貌の親子は正反対の態度でギィを見ている。

「死にたきゃ勝手に死ね」

 いつの間にか俺の背後にいたアロンさんが吐き捨てた。彼のローブは焼け焦げていて、レン様の有様と変わらない。魔法合戦は相当に激しかったものな。

「アロンの言うとおりだな」

 ギィもアロンさんに同調する。彼は構えていた剣を下げた。ヌゥトはとっくに戦いの意志を放棄したように見える。

「勝手に? わたくしが? 母様の操り人形たるわたくしに、そんな自由があると思うてか⁈」
「自由があっても、死んじゃダメーーッ!」
「うわぁ、ビンちゃん! いつから聞いてたのッ⁈」

 意識がすっかり怒涛の会話に向いているうちに、ミヤビンは俺の手をすり抜けていたようだ。子どもに死ぬ死なないなんて聞かせるもんじゃない。

「わーわーわーッ! 聞いてないッ! ビンちゃんにはなんにも聞こえてないよーーッ!」
「ルン兄ちゃん、うるさい」

 手足をバタバタさせて遮ろうとしたのに、一刀両断される。あの、お兄ちゃんなんだけど、うるさいって……ちょっと泣けてくる。

「お兄さんのお母さん、もう亡くなったの?」

 レン様はとてもヌゥトのような年齢の息子がいるようには見えない。ミヤビンのお兄さんという呼びかけを否定する者はいない。

「……そうじゃ」
「なら、お兄さんの好きに生きていいんじゃないかなぁ。この国は、私が生まれた国とは全然違うけど、空が綺麗で、森が綺麗で、水が美味しいよ。野原のお花も素敵だし、お兄さんは夜光石って見たことある? 青く光って、とても綺麗なんだって。大人になったらコニーと見に行くって約束したの。お兄さんは大人だから、すぐに見に行ってみて」

 ミヤビンは俺たちを家族から引き離した元凶に向かって、満面の笑みを向けた。ちょ待てよ。ここでその笑顔が出るのか? 俺の妹はとんでもなく器が大きいらしい。

「それとも、もう見たことがあるの?」
「……いや、王都から出たことがない」

 毒気を抜かれた表情かおでレン様はミヤビンを見つめている。吐き出された声にも困惑が滲んでいる。

「そっかぁ。じゃあ、楽しみだね!」

 ミヤビンの無邪気な声が、見るも無惨な謁見の間に響いた。

 なんでだ……勝手に涙が出てくる。ミヤビンが純粋で綺麗すぎて、どうしていいのかわからない。だってレン様とヌゥトはここで死ななくたって、捕縛されて裁判にかけられて、何かの罰を受けなきゃならない。もしかしたら、ヌゥトが呟いたように毒杯を呷ることだってあり得るんだ。

 俺がギィに見せてもらった美しい青の小宇宙は、見ることができないだろう。

「母上、終わりにしようよ」

 ヌゥトがぽつりと呟いた。気怠げな色気は鳴りを潜め、子どものような頼りない表情かおをしている。

「宰相夫人……と呼ぶのはよそう。レン、お前にひとつだけ感謝する。ルンと出会えた」
「僕の聖女は優しいでしょう? あなたの行いで殺されかけた僕がたったひとつだけ感謝するのは……僕にまなの君を出会わせてくれたことだ」

 ふたりの王子様は、ほろほろと涙を流すレン様に微笑んだ。それからギィはふたりの魔術師の手首に封印環を巻き付ける。封印環に嫌な思い出があるレン様には酷だけど、これだけのことをしでかしたのだから仕方がない。

 これで終わった?

「ギィ!」

 俺が飛び込む先は、ギィの腕の中だ。強く抱きしめられて、嬉しくて苦しい。日本には帰れない。帰らない。ギィが俺に出会えたことをレン様に感謝すると言うのなら、俺はここでギィに出会えたことを感謝しよう。いつかお胎の中で生命を育むかもしれない。俺が変態するなんて、地球じゃ考えられないよな。

「ルン。俺のまなの君。終わらせたとはいえ、お前を元の世界に帰してやることはできない。その代わり、この世界で誰よりも幸せにすると誓う」

 ギィが瓦礫の上に跪いて俺の手を取る。ギィとヌゥトが散々暴れ回ったせいで、謁見の間は見るも無惨だ。いや待て、最後の最後でアロンさんがレン様にぶちかましたんだな。王子様の求婚が瓦礫と煤に塗れた場所だなんて、傭兵並にワイルドだな。

「俺の傭兵王。死にかけていた俺を見つけてくれて、ありがとう。俺の生命は、あの時からあなたのものだ」

 ふたつの月。
 謎のスープ。
 青い小宇宙。

 全部、あなたと共にある。
 あとはカエルの唐揚げだけだね。

 俺はもう一度、ギィの腕の中に飛び込んだ。



                 〈おしまい〉
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感想 176

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みんなの感想(176件)

さくらこ
2025.09.06 さくらこ

一気読みしました。
とても素敵に育てられた兄妹が自己を失わずきちんと生きながら愛を知るその過程に加え、
他の登場人物それぞれも個性的で面白かったです!有難うございました。

解除
ホープ
2023.05.16 ホープ

一気読みしてしまいました
厚みのある、とても素敵なお話でした
子供の純粋な言葉は身に沁みますね、、、

いろいろありますが、ビンちゃんが新たな漢字を覚えることもなく日本語を忘れていく事を悲しんだルンちゃんのシーンが一番心に残ります
ルンは全てを忘れるには歳をとっていましたが、ビンちゃんは親や職人さん達を遠い記憶の中に沈んでいくのかと思うとめちゃくちゃ切ないです
ビンちゃんが忘れていくことをルンがどう受け止めるか、ギィが支えてくれると信じてます

ヌゥトも幸せになれるといいなと思います
シュウさんがなんかキーパーソンになりそうな気もするけど全く勘違いかな💦

急いで読み切ったので作者様の意図するところが読み取れてないかもしれません
でもとても素敵でした!

書いてくれてありがとうございました
また次のお話を楽しみにしています♪

2023.05.16 織緒こん

丁寧なご感想、ありがとうございます。ビンちゃんは日本語を忘れてしまうかもしれませんが、櫻木家のお姫様だったことは、一生忘れないと思います。ルンのほうが心が揺らぎそうなので、そこは旦那(笑)の腕の見せ所です…。ヌゥトとシュウさんは…道が交わる日があるのでしょうか? 未来は、ふんわりと…

解除
マッチリ
2023.05.15 マッチリ

完結おめでとうございます!
(おしまい)の文字を見て「終わっちゃったーっっ」と声を上げてしまいました。嬉しさと淋しさともっと読みたいなーっていう気持ちはどうしょうもないですね。何周かまわってきます。ルンちゃんもビンちゃんももっともっと幸せになって欲しいなぁ!!それにしてもやっぱり女の子って、10歳になったらレディですね。ビンちゃんしっかり芯のある感じが素敵でした。

2023.05.15 織緒こん

ありがとうございます。周回してくださるなんて、素敵な女神様! 聖女あっての聖女の兄なので、ビンちゃん頑張りました(笑)。いつか、新作でお目にかかれたら嬉しいです。

解除

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