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微睡みと覚醒と再会と。
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とろとろと目覚めと微睡みを行き来しつつ、幸せの余韻に浸る。太い腕ががっしりと俺を抱き込んでいて身動きできないが、それすらも嬉しい。胎の奥がぼんやりと熱を持っているのがわかる。……ギィを受け入れた名残だ。
「ルン、起きよう。そろそろ皆がブチ切れそうだ」
「んぅ」
起きようと言いながら、耳に甘ったるい声を吹き込むのはやめてくれ。目は覚めたが腰は抜けそうだ。腕の力が弛まっても、起き出すのは難しい。
ドロドロだったはずの身体はすっかりキレイになっている。ちゃんと寝間着も着ていてギィがやってくれたのかと疑問に思いつつ身を起こすと、視界にちらりと人影が……シュウさんだ!
「シュウさん! 無事で……? あ、歩いてるーーッ!」
ヌゥトに腱を切られたせいで、足を引き摺って歩いていたシュウさんが、ふらつきもせずに水差しの乗ったトレイを運んでいる。びっくりしてベッドから飛び降りようとして、失敗した。シーツを蹴り飛ばせなくて絡まったままズルズルと滑り落ちる。
「嘘だろ⁈」
腰が抜けそうだなんてとんでもない。とっくに抜けているんじゃないか。
「落ち着け、ルン」
「お怪我はありませんか?」
昨夜のダメージなど全くないギィに抱き上げられ、トレイをチェストに置いたシュウさんに心配される。待って、いろんなことがごちゃごちゃに頭の中で回っている。
ギィとした幸せで恥ずかしいアレコレとか、なんでギィは元気なのとか、シュウさんの足が治ったのは嬉しいけど何があったのかとか。
キョドッているとシュウさんと目があった。彼はにっこり笑って言った。
「おめでとうございます」
「……アリガトウゴザイマス」
これはやっぱり、ギィといたしたことを祝われているんだろう。もしかして、俺をキレイにして寝間着を着せたのもシュウさんなんだろうか? いや、マジ、それ無理。あんな汚れやこんな汚れ……うわぁぁあぁぁッ‼︎
「ルン様。お着替えいたしましょう。それとも今日はお寝間着のままで過ごされますか?」
気遣われている……!
「着替えます……」
恥ずかしさを隠しきれず、蚊の鳴くような声で返事をする。ギィに見守られながらシュウさんに着替えさせてもらうなんて、酷い羞恥プレイだ。
なんとか着替え終わって、震える足で立つ。ちょうどいいタイミングで部屋の扉が開いた。
「ルン兄ちゃん!」
記憶にあるよりちょっとだけ背と髪が伸びたミヤビンが驚いた猫みたいにぴーんと背筋を伸ばして固まった。これ以上は無理だろうってほど目を見開いている。目玉が落ちないか心配だ。
「ビンちゃん?」
「カオルン兄ちゃん!」
一足飛びに駆け寄って、ダイブしてくる。漫画だったらドーンと擬音がつきそうな勢いで抱きつかれて、マットレスの上にひっくり返った。今の俺は生まれたての子鹿より足腰が弱い。
「うえええぇぇぇ、もう会えないかと思ったあぁぁぁ!」
美少女が台無しだ。
「もう一年くらい会ってない気がするぅぅぅうぅっ!」
それは俺も思う。しかし兄ちゃんは今、可愛い妹を抱き起こしてやる力がないんだ。下敷きになったままジタバタしていると、ミヤビンの身体が浮いた。ゴマ塩頭のマッチョ、フィーさんがミヤビンを抱き上げたからだ。入り口で王太子のコニー君が耳を塞いで『聞いてません、聞いてません!』ってブツブツ言っている。あ……ミヤビンが『カオルン』って言ったから、真名だと思ってるのか。
「大丈夫だよ。『カオルン』も愛称だから」
「そうなのですか?」
コニー君はミヤビンのうっかりで彼女の真名を知ってしまった。この世界の常識を知らなかったミヤビンが、自己紹介をして真名を教えてしまったのだ。その上、ミヤビンの兄の真名まで知ってしまったら焦るよな。……ミヤビンの苗字を知ってるから、組み合わせに気づいたらだいぶアウトだけどね。
ミヤビンが俺の上から引き剥がされたのを見計らって、ギィが起こしてくれた。まるでおじいちゃんの介護だ。
「無理をするな」
って、こっそり耳打ちされた。自分で強請ったことだからあんまり言いたかないが、ほとんどギィのせいだからな! 普段使わない場所の筋肉を酷使したせいで、身体中が痛いんだよ。えっち明けで妹……それも小学生の顔を見るのがいたたまれない。いや、離れ離れになっていたから会えて嬉しいけど、もうちょっと心の準備をさせて欲しかった……
「で、ビンちゃんとコニー君は、なんでここにいるの? 王都にいるのは危険じゃない?」
フィーさんに抱っこされたミヤビンと、ふたりの傍に立つコニー君を交互に見る。食料は不足しているし、警備も杜撰だ。残っているのは地方に頼れる親戚がいない庶民と暴漢ばかりと聞いた。
「父の名代で……」
コニー君が真っ直ぐに俺を見た。彼のお父さんは、この国の王様だ。敵の目を掻い潜って、弟であるカリャンテ大公──ギィのお父さんの領地にいるんだよな。王妃様も一緒に。
「王都は今、奸臣に私されています。王家の血筋の僕が聖女と共に姿を現すことで、正当性はこちらにあるのだと知らしめたいのです。……その、まだ、父上は毒が身体から抜け切っていないことになっていて……」
大人びた言葉遣いとは裏腹に、しょんぼりと眉が下がる。せっかく両親と再会できたのに、また離れ離れだ。この子はまだ幼いのに、王太子という立場が甘えを許さない。王様はミヤビンがアロンさんの助けを借りて癒したってことだけど……
「行方不明で死んだものとされていた王子様が出てきたら、侯爵や伯爵は立場がなくなるもんね」
国王の甥より息子のほうが、説得力がある。直系の王子様で王太子だもん。
「そういえば、アロンさんは?」
ギィと一緒に来ていたはずだ。まさか、正気を失っていたせいで見た幻じゃないよな……
「ビンと一緒にシュウの治癒を終えた後、塔に戻った。ヤンとジャンが追いかけて行ったから、塔が崩壊することはないだろう」
「ジャンはともかく、ヤンは抑止力にはならないんじゃ……」
よかった。幻じゃなかった。それにしてもアロンさんにベタ惚れっぽいヤンが、長期間アロンさんを監禁していた塔を簡単に許すか?
「一応、子どもたちの保護も兼ねているから、滅多なことはしないと信じたい」
うわぁ、ギィの視線がどこかに飛んでいる。何かを諦めた感が凄いな。見た目の爽やかなイケメンぶりを裏切ってべらんめぇなアロンさんのことだ。崩壊は免れても半壊くらいはするんじゃないかな……聖蹟輝石を取り戻して絶好調みたいだし。
ひとまずこっち側の面子に被害はないようだ。王様と王妃様はカリャンテ大公と一緒だし、あそこには治癒師のサーヤさんがいる。そういえば小さなお姫様は元気かな。この世界は男でも子どもが産める。抱っこさせてもらったサーヤさんの赤ちゃんを思い出して、俺は臍の下をそっと撫でた。いつか……ここに命が宿る日が来るかもしれない。
「ルン兄ちゃん。お腹が痛いの?」
「え? あ、いや、腹筋が筋肉痛で!」
「そっかぁ。捕まってた間、運動してなかったんだね」
「そうか、筋肉痛か」
そうなんだよ、あんまり使わないから……って、違うだろ、俺⁉︎ ミヤビンの純粋な眼差しが刺さる。そしてギィの意味深に微笑む口元がえっちだ。そうだよ、絶対、あれやこれやのポーズのせいだよ‼︎
俺はみんなの前では決して言えない文句を飲み込んだ。
「ルン、起きよう。そろそろ皆がブチ切れそうだ」
「んぅ」
起きようと言いながら、耳に甘ったるい声を吹き込むのはやめてくれ。目は覚めたが腰は抜けそうだ。腕の力が弛まっても、起き出すのは難しい。
ドロドロだったはずの身体はすっかりキレイになっている。ちゃんと寝間着も着ていてギィがやってくれたのかと疑問に思いつつ身を起こすと、視界にちらりと人影が……シュウさんだ!
「シュウさん! 無事で……? あ、歩いてるーーッ!」
ヌゥトに腱を切られたせいで、足を引き摺って歩いていたシュウさんが、ふらつきもせずに水差しの乗ったトレイを運んでいる。びっくりしてベッドから飛び降りようとして、失敗した。シーツを蹴り飛ばせなくて絡まったままズルズルと滑り落ちる。
「嘘だろ⁈」
腰が抜けそうだなんてとんでもない。とっくに抜けているんじゃないか。
「落ち着け、ルン」
「お怪我はありませんか?」
昨夜のダメージなど全くないギィに抱き上げられ、トレイをチェストに置いたシュウさんに心配される。待って、いろんなことがごちゃごちゃに頭の中で回っている。
ギィとした幸せで恥ずかしいアレコレとか、なんでギィは元気なのとか、シュウさんの足が治ったのは嬉しいけど何があったのかとか。
キョドッているとシュウさんと目があった。彼はにっこり笑って言った。
「おめでとうございます」
「……アリガトウゴザイマス」
これはやっぱり、ギィといたしたことを祝われているんだろう。もしかして、俺をキレイにして寝間着を着せたのもシュウさんなんだろうか? いや、マジ、それ無理。あんな汚れやこんな汚れ……うわぁぁあぁぁッ‼︎
「ルン様。お着替えいたしましょう。それとも今日はお寝間着のままで過ごされますか?」
気遣われている……!
「着替えます……」
恥ずかしさを隠しきれず、蚊の鳴くような声で返事をする。ギィに見守られながらシュウさんに着替えさせてもらうなんて、酷い羞恥プレイだ。
なんとか着替え終わって、震える足で立つ。ちょうどいいタイミングで部屋の扉が開いた。
「ルン兄ちゃん!」
記憶にあるよりちょっとだけ背と髪が伸びたミヤビンが驚いた猫みたいにぴーんと背筋を伸ばして固まった。これ以上は無理だろうってほど目を見開いている。目玉が落ちないか心配だ。
「ビンちゃん?」
「カオルン兄ちゃん!」
一足飛びに駆け寄って、ダイブしてくる。漫画だったらドーンと擬音がつきそうな勢いで抱きつかれて、マットレスの上にひっくり返った。今の俺は生まれたての子鹿より足腰が弱い。
「うえええぇぇぇ、もう会えないかと思ったあぁぁぁ!」
美少女が台無しだ。
「もう一年くらい会ってない気がするぅぅぅうぅっ!」
それは俺も思う。しかし兄ちゃんは今、可愛い妹を抱き起こしてやる力がないんだ。下敷きになったままジタバタしていると、ミヤビンの身体が浮いた。ゴマ塩頭のマッチョ、フィーさんがミヤビンを抱き上げたからだ。入り口で王太子のコニー君が耳を塞いで『聞いてません、聞いてません!』ってブツブツ言っている。あ……ミヤビンが『カオルン』って言ったから、真名だと思ってるのか。
「大丈夫だよ。『カオルン』も愛称だから」
「そうなのですか?」
コニー君はミヤビンのうっかりで彼女の真名を知ってしまった。この世界の常識を知らなかったミヤビンが、自己紹介をして真名を教えてしまったのだ。その上、ミヤビンの兄の真名まで知ってしまったら焦るよな。……ミヤビンの苗字を知ってるから、組み合わせに気づいたらだいぶアウトだけどね。
ミヤビンが俺の上から引き剥がされたのを見計らって、ギィが起こしてくれた。まるでおじいちゃんの介護だ。
「無理をするな」
って、こっそり耳打ちされた。自分で強請ったことだからあんまり言いたかないが、ほとんどギィのせいだからな! 普段使わない場所の筋肉を酷使したせいで、身体中が痛いんだよ。えっち明けで妹……それも小学生の顔を見るのがいたたまれない。いや、離れ離れになっていたから会えて嬉しいけど、もうちょっと心の準備をさせて欲しかった……
「で、ビンちゃんとコニー君は、なんでここにいるの? 王都にいるのは危険じゃない?」
フィーさんに抱っこされたミヤビンと、ふたりの傍に立つコニー君を交互に見る。食料は不足しているし、警備も杜撰だ。残っているのは地方に頼れる親戚がいない庶民と暴漢ばかりと聞いた。
「父の名代で……」
コニー君が真っ直ぐに俺を見た。彼のお父さんは、この国の王様だ。敵の目を掻い潜って、弟であるカリャンテ大公──ギィのお父さんの領地にいるんだよな。王妃様も一緒に。
「王都は今、奸臣に私されています。王家の血筋の僕が聖女と共に姿を現すことで、正当性はこちらにあるのだと知らしめたいのです。……その、まだ、父上は毒が身体から抜け切っていないことになっていて……」
大人びた言葉遣いとは裏腹に、しょんぼりと眉が下がる。せっかく両親と再会できたのに、また離れ離れだ。この子はまだ幼いのに、王太子という立場が甘えを許さない。王様はミヤビンがアロンさんの助けを借りて癒したってことだけど……
「行方不明で死んだものとされていた王子様が出てきたら、侯爵や伯爵は立場がなくなるもんね」
国王の甥より息子のほうが、説得力がある。直系の王子様で王太子だもん。
「そういえば、アロンさんは?」
ギィと一緒に来ていたはずだ。まさか、正気を失っていたせいで見た幻じゃないよな……
「ビンと一緒にシュウの治癒を終えた後、塔に戻った。ヤンとジャンが追いかけて行ったから、塔が崩壊することはないだろう」
「ジャンはともかく、ヤンは抑止力にはならないんじゃ……」
よかった。幻じゃなかった。それにしてもアロンさんにベタ惚れっぽいヤンが、長期間アロンさんを監禁していた塔を簡単に許すか?
「一応、子どもたちの保護も兼ねているから、滅多なことはしないと信じたい」
うわぁ、ギィの視線がどこかに飛んでいる。何かを諦めた感が凄いな。見た目の爽やかなイケメンぶりを裏切ってべらんめぇなアロンさんのことだ。崩壊は免れても半壊くらいはするんじゃないかな……聖蹟輝石を取り戻して絶好調みたいだし。
ひとまずこっち側の面子に被害はないようだ。王様と王妃様はカリャンテ大公と一緒だし、あそこには治癒師のサーヤさんがいる。そういえば小さなお姫様は元気かな。この世界は男でも子どもが産める。抱っこさせてもらったサーヤさんの赤ちゃんを思い出して、俺は臍の下をそっと撫でた。いつか……ここに命が宿る日が来るかもしれない。
「ルン兄ちゃん。お腹が痛いの?」
「え? あ、いや、腹筋が筋肉痛で!」
「そっかぁ。捕まってた間、運動してなかったんだね」
「そうか、筋肉痛か」
そうなんだよ、あんまり使わないから……って、違うだろ、俺⁉︎ ミヤビンの純粋な眼差しが刺さる。そしてギィの意味深に微笑む口元がえっちだ。そうだよ、絶対、あれやこれやのポーズのせいだよ‼︎
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