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初めての発情期を終えた後、クラングランは拍子抜けするほど以前と変わらぬ仕事をしていた。星を見て地図に線を引き今年の秋の実りを占うのに体力はいらない。訓練では相変わらず剣技は冴えていて、並居る騎士たちを薙ぎ倒している。悔しがったアルファたちに威嚇フェロモンを浴びせられたらしいが、それも全く感じない。オメガに転換した白黒の片割れなら一太刀くらい浴びせられるかもしれないと意気込んだ騎士は、呆気なく土の上に転がった。
そんな日々の裏側で私生活は大きく様変わりしていた。オメガのひとり暮らしは危険だと借家を引き払って、ホーリーライトの家に引っ越した。彼は地方貴族の私兵団に勤めていたときの稼ぎで家を買おうと言い出したが、流石にそれは止めた。
「仕事を終えて眠るだけの場所なのに、そんなに大きな家はいらないでしょう?」
「それもそうか。大きな家は子どもが増えてから考えよう」
クラングランはそれに否やとは言わなかった。それはつまり、ホーリーライトと一生を共にすることを承諾したということだ。
こんなふうに甘やかされ、愛をささやかれながら三ヶ月を過ごした後、クラングランは遂に二度目の発情期を迎えた。初めての発情期は抑制剤で乗り切ったため番っていない。次の発情期には頸を噛むと言われ続けているので、そうされる覚悟はとっくにできていた。……閨を共にすることは棚に上げて。
発情期の兆候が現れて、クラングランはやおら不安を覚えた。彼は経験がなかった。オメガとしてアルファを受け入れる以前に、男として女の身体を愛したこともない。腹の内側からカッカとした熱が溢れ出すような、全身の皮膚がひりつくような、なんとも形容しがたい身体の変化が怖くなって、安心できる匂いを探して家の中を探索した。
ホーリーライトの部屋はスパイシーな石鹸の香りに満ちている。上官に引き合わされたときから好ましいと感じていた匂いに包まれた瞬間、ドクンと心臓が脈打った。腰が抜けて床に座り込む。
「たすけて……ホー…………」
ホーリーライトは仕事に出かけていた。転換したばかりのクラングランがどんな周期で発情期が訪れるのかわからず、休暇の申請が間に合わなかったのだ。
クラングランは力を失った足腰を叱りつけるように立ち上がると、部屋の壁面を利用して作られたクローゼットを開いた。より濃密に溢れ出すホーリーライトの匂いに、クラングランの意識が一瞬飛んだ。オメガになったばかりの彼だが、本能で何をすればいいのか知っている。
「巣……巣作りしなきゃ」
クラングランは自分に言い聞かせるようにつぶやくと、そこにあった衣服をかき集めた。胸いっぱいに香りを吸い込んで、うっとりと頬を染める。そこにいるのは規格外の強さで騎士を薙ぎ倒す占星術師ではなかった。
どれほど時間が経ったのだろう。寝台の上に愛しい男の衣服を山高に持ったクラングランは、グスグスと泣いていた。昂ぶる身体を持て余し、震える手で衣服を積み上げては崩している。
「僕は、オメガとしても出来損ないなんだ」
発情期のせいか情緒が不安定になって、崩れた衣類の上に突っ伏して絶望していると、ふわりと濃厚な香りが漂ってきた。壁の向こうでパタパタと扉を開ける音がしている。帰宅したホーリーライトがクラングランの部屋を訪れて、中にいないのを確認しているのだろう。足音はすぐにこの部屋の前にやってきた。ここは彼の部屋だ。
「クラン、いる?」
問うてはくるが、確信を持った口ぶりである。
「駄目! 入ってこないで‼︎」
「俺に噛まれるのがいやになった?」
涙声で拒むと、優しい声音が返ってくる。一見冷たく見えるホーリーライトがクラングランに向ける声はいつだって温かい。
「違う……そうじゃなくて……君を迎え入れるのに、相応しい巣じゃないんだ。僕……自分で巣を作ることになるなんて思ってもみなくて……上手に作れない……」
クラングランが言いたいことを全て口にする前に、扉が壊れそうな勢いで開け放たれた。ホーリーライトが飛び込んできて、寝台の上で彼の服に埋もれているクラングランを抱きしめた。
「可愛いことを言ってくれるね。俺のために巣作りしてくれてたんだ」
「下手すぎて恥ずかしいから、見られたくなかった……」
真っ赤な顔をくしゃりと歪めて、新しい涙を流す。よく見ればクラングランが着ているのはホーリーライトのシャツ一枚である。彼が着ていたのだろう服は、ぞんざいに床に放置されていた。愛しいアルファの匂いに包まれたがる本能は、転換したてのオメガにも備わっているようだ。首にはホーリーライトが用意した美しいネックガードが付けられている。求婚の後、ほかのアルファに無防備な頸を見せたくないと、独占欲めいた言葉を口にしながら嵌めたのだ。
「馬鹿だな。クランの巣は上手じゃないかもしれないが、とても可愛い巣だ。俺とお前が籠るのに、相応しい立派な巣だぞ」
「ほんと?」
発情が進んでとろとろと甘い吐息を漏らすクラングランは、考えるのも億劫になった。ホーリーライトが立派だと言うならそうなのだろうと納得して、逞しい身体にしがみつく。
「ねぇ、噛んで」
ホーリーライトの黒髪をかき上げて、白い耳を甘噛みしながら吹き込む。下肢はすでに濡れている。
「ホー、好き……」
「クラン、お前が俺を煽ったんだからな」
白いシャツから覗く褐色の素肌を、さらに暴くようにボタンを引きちぎる。ホーリーライトは自分の持ち物に遠慮はしなかった。シャツなんていくらでも買えばいい。現れた鎖骨の窪みに噛み付くようにキスをして吸うが、褐色の肌には跡が付きにくい。それでも感度は充分で、クラングランは悲鳴じみた嬌声をあげた。
「や……ッ」
「可愛い声だ」
ホーリーライトは満足そうに笑い、ようやく触れることが叶った肌を撫で上げた。しっとりと官能に汗ばんで、どこに触れても息を乱して甘い声をあげる。
クラングランは抑制剤を使わない発情が怖くなって、ホーリーライトに助けを求めた。一層激しく苛まれることになるとも知らず。
キスは溺れるほど唾液の交換をし、胸の尖りを優しくあやされる。受け入れる場所がぬるりと愛蜜をこぼすのを感じて、クラングランは涙ぐんだ。
「うそ……僕、こんな……初めてなのに……」
難なく二本の指を飲み込む自分の身体に怯える。誰も受け入れたことがないのに、準備が整うのが早すぎる。まるで自分が淫乱な遊び人のように思えて、彼はイヤイヤと首を振った。
「大丈夫、俺の匂いにあてられて、身体が求めてくれているだけだ」
「アルファの匂い……? それって、誰でもいいってこと?」
官能の中に絶望を感じて目の前が真っ暗になる。ホーリーライトはクラングランの表情が変わったのをすぐに察し、小鳥のようなキスを繰り返した。
「クランは俺の匂いしか感じないんだろう?」
「石鹸の匂い……」
「スパイシーな?」
「うん……」
アルファの匂いに酩酊するクラングランは安心したのか、強張りを解いてホーリーライトの胸に額を押し付けてくる。
「お前がアルファでもベータでも欲しかった。それでも男としての矜持が俺を受け入れないと思っていたから、何も言わずに五年が過ぎた。お前の災難を喜ぶ俺を許してくれ」
止まっていた愛撫を再開されて、クラングランの細い身体がくねる。薄紅色の唇から漏れるのは、悦びの声だけだ。丁寧に身体を開かれてホーリーライトの雄を埋め込まれると、背中を逸らせて上り詰める。
「噛むぞ」
ホーリーライトは宣言してクラングランの身体をひっくり返した。頸を噛むには後ろからつながる必要がある。すっかり力が抜けた身体はホーリーライトの思うがままだ。雄を胎内に受け入れたまま体位を変えられて、クラングランはふたたび極まった。
声を押し殺そうと歯を食いしばると、それに気づいたホーリーライトは指先で柔らかな唇をノックした。誘われるように開いた歯列の隙間にそれを差し込んで、唾液をかき回す。濡れた声音が甘く漏れるのを合図に、ネックガードがシーツの上に落とされた。獰猛なアルファの牙が、二度三度甘噛みしてもっとも噛み跡が映える場所を探る。
そうして――
「ああああぁぁぁ……ッ!」
褐色の頸筋をきつく噛み締められて、クラングランは歓喜の悲鳴をあげた。深く長い官能の波に攫われて眼裏が闇に包まれる。
優しい眠りの闇だった。
ニェーナ王国を守る軍隊は騎士団と魔術師団、ふたつの師団がある。魔術師団に属する魔術師に『白黒』と呼ばれる一対がいた。『白黒』の魔術師は番であり、配偶者であり、背中を預けあう相棒でもあった。生まれ持ったアルファ性からオメガへと後天的に変異した妻の滑らかな頸には、でこぼこした愛の証が刻まれている。妻は愛おしげにそこを指で辿り、夫は唇を落とす。
魔術師団の『白黒』の仲睦まじさは後天性オメガの神秘性も相まって、後の世で御伽話のように語り継がれるのだった。
そんな日々の裏側で私生活は大きく様変わりしていた。オメガのひとり暮らしは危険だと借家を引き払って、ホーリーライトの家に引っ越した。彼は地方貴族の私兵団に勤めていたときの稼ぎで家を買おうと言い出したが、流石にそれは止めた。
「仕事を終えて眠るだけの場所なのに、そんなに大きな家はいらないでしょう?」
「それもそうか。大きな家は子どもが増えてから考えよう」
クラングランはそれに否やとは言わなかった。それはつまり、ホーリーライトと一生を共にすることを承諾したということだ。
こんなふうに甘やかされ、愛をささやかれながら三ヶ月を過ごした後、クラングランは遂に二度目の発情期を迎えた。初めての発情期は抑制剤で乗り切ったため番っていない。次の発情期には頸を噛むと言われ続けているので、そうされる覚悟はとっくにできていた。……閨を共にすることは棚に上げて。
発情期の兆候が現れて、クラングランはやおら不安を覚えた。彼は経験がなかった。オメガとしてアルファを受け入れる以前に、男として女の身体を愛したこともない。腹の内側からカッカとした熱が溢れ出すような、全身の皮膚がひりつくような、なんとも形容しがたい身体の変化が怖くなって、安心できる匂いを探して家の中を探索した。
ホーリーライトの部屋はスパイシーな石鹸の香りに満ちている。上官に引き合わされたときから好ましいと感じていた匂いに包まれた瞬間、ドクンと心臓が脈打った。腰が抜けて床に座り込む。
「たすけて……ホー…………」
ホーリーライトは仕事に出かけていた。転換したばかりのクラングランがどんな周期で発情期が訪れるのかわからず、休暇の申請が間に合わなかったのだ。
クラングランは力を失った足腰を叱りつけるように立ち上がると、部屋の壁面を利用して作られたクローゼットを開いた。より濃密に溢れ出すホーリーライトの匂いに、クラングランの意識が一瞬飛んだ。オメガになったばかりの彼だが、本能で何をすればいいのか知っている。
「巣……巣作りしなきゃ」
クラングランは自分に言い聞かせるようにつぶやくと、そこにあった衣服をかき集めた。胸いっぱいに香りを吸い込んで、うっとりと頬を染める。そこにいるのは規格外の強さで騎士を薙ぎ倒す占星術師ではなかった。
どれほど時間が経ったのだろう。寝台の上に愛しい男の衣服を山高に持ったクラングランは、グスグスと泣いていた。昂ぶる身体を持て余し、震える手で衣服を積み上げては崩している。
「僕は、オメガとしても出来損ないなんだ」
発情期のせいか情緒が不安定になって、崩れた衣類の上に突っ伏して絶望していると、ふわりと濃厚な香りが漂ってきた。壁の向こうでパタパタと扉を開ける音がしている。帰宅したホーリーライトがクラングランの部屋を訪れて、中にいないのを確認しているのだろう。足音はすぐにこの部屋の前にやってきた。ここは彼の部屋だ。
「クラン、いる?」
問うてはくるが、確信を持った口ぶりである。
「駄目! 入ってこないで‼︎」
「俺に噛まれるのがいやになった?」
涙声で拒むと、優しい声音が返ってくる。一見冷たく見えるホーリーライトがクラングランに向ける声はいつだって温かい。
「違う……そうじゃなくて……君を迎え入れるのに、相応しい巣じゃないんだ。僕……自分で巣を作ることになるなんて思ってもみなくて……上手に作れない……」
クラングランが言いたいことを全て口にする前に、扉が壊れそうな勢いで開け放たれた。ホーリーライトが飛び込んできて、寝台の上で彼の服に埋もれているクラングランを抱きしめた。
「可愛いことを言ってくれるね。俺のために巣作りしてくれてたんだ」
「下手すぎて恥ずかしいから、見られたくなかった……」
真っ赤な顔をくしゃりと歪めて、新しい涙を流す。よく見ればクラングランが着ているのはホーリーライトのシャツ一枚である。彼が着ていたのだろう服は、ぞんざいに床に放置されていた。愛しいアルファの匂いに包まれたがる本能は、転換したてのオメガにも備わっているようだ。首にはホーリーライトが用意した美しいネックガードが付けられている。求婚の後、ほかのアルファに無防備な頸を見せたくないと、独占欲めいた言葉を口にしながら嵌めたのだ。
「馬鹿だな。クランの巣は上手じゃないかもしれないが、とても可愛い巣だ。俺とお前が籠るのに、相応しい立派な巣だぞ」
「ほんと?」
発情が進んでとろとろと甘い吐息を漏らすクラングランは、考えるのも億劫になった。ホーリーライトが立派だと言うならそうなのだろうと納得して、逞しい身体にしがみつく。
「ねぇ、噛んで」
ホーリーライトの黒髪をかき上げて、白い耳を甘噛みしながら吹き込む。下肢はすでに濡れている。
「ホー、好き……」
「クラン、お前が俺を煽ったんだからな」
白いシャツから覗く褐色の素肌を、さらに暴くようにボタンを引きちぎる。ホーリーライトは自分の持ち物に遠慮はしなかった。シャツなんていくらでも買えばいい。現れた鎖骨の窪みに噛み付くようにキスをして吸うが、褐色の肌には跡が付きにくい。それでも感度は充分で、クラングランは悲鳴じみた嬌声をあげた。
「や……ッ」
「可愛い声だ」
ホーリーライトは満足そうに笑い、ようやく触れることが叶った肌を撫で上げた。しっとりと官能に汗ばんで、どこに触れても息を乱して甘い声をあげる。
クラングランは抑制剤を使わない発情が怖くなって、ホーリーライトに助けを求めた。一層激しく苛まれることになるとも知らず。
キスは溺れるほど唾液の交換をし、胸の尖りを優しくあやされる。受け入れる場所がぬるりと愛蜜をこぼすのを感じて、クラングランは涙ぐんだ。
「うそ……僕、こんな……初めてなのに……」
難なく二本の指を飲み込む自分の身体に怯える。誰も受け入れたことがないのに、準備が整うのが早すぎる。まるで自分が淫乱な遊び人のように思えて、彼はイヤイヤと首を振った。
「大丈夫、俺の匂いにあてられて、身体が求めてくれているだけだ」
「アルファの匂い……? それって、誰でもいいってこと?」
官能の中に絶望を感じて目の前が真っ暗になる。ホーリーライトはクラングランの表情が変わったのをすぐに察し、小鳥のようなキスを繰り返した。
「クランは俺の匂いしか感じないんだろう?」
「石鹸の匂い……」
「スパイシーな?」
「うん……」
アルファの匂いに酩酊するクラングランは安心したのか、強張りを解いてホーリーライトの胸に額を押し付けてくる。
「お前がアルファでもベータでも欲しかった。それでも男としての矜持が俺を受け入れないと思っていたから、何も言わずに五年が過ぎた。お前の災難を喜ぶ俺を許してくれ」
止まっていた愛撫を再開されて、クラングランの細い身体がくねる。薄紅色の唇から漏れるのは、悦びの声だけだ。丁寧に身体を開かれてホーリーライトの雄を埋め込まれると、背中を逸らせて上り詰める。
「噛むぞ」
ホーリーライトは宣言してクラングランの身体をひっくり返した。頸を噛むには後ろからつながる必要がある。すっかり力が抜けた身体はホーリーライトの思うがままだ。雄を胎内に受け入れたまま体位を変えられて、クラングランはふたたび極まった。
声を押し殺そうと歯を食いしばると、それに気づいたホーリーライトは指先で柔らかな唇をノックした。誘われるように開いた歯列の隙間にそれを差し込んで、唾液をかき回す。濡れた声音が甘く漏れるのを合図に、ネックガードがシーツの上に落とされた。獰猛なアルファの牙が、二度三度甘噛みしてもっとも噛み跡が映える場所を探る。
そうして――
「ああああぁぁぁ……ッ!」
褐色の頸筋をきつく噛み締められて、クラングランは歓喜の悲鳴をあげた。深く長い官能の波に攫われて眼裏が闇に包まれる。
優しい眠りの闇だった。
ニェーナ王国を守る軍隊は騎士団と魔術師団、ふたつの師団がある。魔術師団に属する魔術師に『白黒』と呼ばれる一対がいた。『白黒』の魔術師は番であり、配偶者であり、背中を預けあう相棒でもあった。生まれ持ったアルファ性からオメガへと後天的に変異した妻の滑らかな頸には、でこぼこした愛の証が刻まれている。妻は愛おしげにそこを指で辿り、夫は唇を落とす。
魔術師団の『白黒』の仲睦まじさは後天性オメガの神秘性も相まって、後の世で御伽話のように語り継がれるのだった。
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絶対に眼福な二人…心身ともにオトコ前。
あ〜コミカライズしてほしい……
大好きです❤
ありがとうございます♩
コミカライズ! 私も見たいです!
ぜひ公式の感想フォームでご要望を…!
こんにちは
後天性オメガのお話大好きです✨
白黒の一対という二人の相似と相違も素敵です。
噂の新人の情報が入り乱れているところも良かったです😊
巣作りなんてされたら、ホーさん我慢できないの仕方ないですね〜
末永く二人が幸せに過ごしたようで嬉しいです✨
ご感想ありがとうございます
いつかもっと肉付けしたいふたりですw
織緒にしては、聡い受けちゃんでしたww