巨大虫の居る町

虫神図鑑 ※おまけ

常帳尻

常帳尻じょうちょうじり

　団子虫の姿を持つ虫神。全長は約八十センチと虫神の中では小さい。体重も三キロと非常に軽い。
　現在は五体存在しており、全て旅館「洞々亭」に生息している。

　帷子状の関節を持つが本物の団子虫のように完全に丸まることはできない。この関節は蟲継巫女の尻に張り付くために使われる。

　常帳尻は蟲継の時間が非常に長い事で知られている。一度蟲継を始めると三ヶ月近く持続し、中には出産を迎える直前であっても続けようとする個体も存在する。

　蟲継が一度始まると常帳尻は尻に張り付いたまま離れなくなる。強引に引き離す事は可能だが、蟲継巫女は緊急時を除き常帳尻の気が済むまで蟲継を継続する。

　蟲継は緩急があり多くの時間は繋がったまま僅かに動くだけであるが、射精が近くなると活発な動きを見せる。
　射精回数は一日に三から五回程度だが個体差が大きい。

　ペニスは特徴的な管に似た形をしていて膣内で先端が膨らむことで抜けにくくなり、また特殊な関節により振動を起こす事が出来るなどの特徴がある。

　ペニスとは別によく似た形の把握器も持っており蟲継時には尻穴に接続される。これは尻に張り付くためだけではなく蟲継巫女の排便を助ける働きがある。

　
　蟲継を行っている間は当然ながら蟲継巫女の行動は大きく制限される。
　洞々亭では尻にスリットのある専用が採用されており、蟲継中でも使用できる椅子など対策が用意されている。