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プロローグ
2話 ケイタとリン
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「ケイタ・・・ごめん」
「んあっ?」
風呂上がりに俺とリンは涼んでいた。
少し湯気を出しながら飲み物を飲んでいると神妙そうな顔でリンが俺に話しかけてきた。
「いいってことよ、お前。裸みられたくないんだろ?」
そう、リンは裸を見られることを極端に嫌がる。
「・・・たくっ、良い身体してんのに。恥ずかしがることかねぇ・・・」
俺たちは昭和生まれでも、平成生まれでもない。
デリカシーのない人らもいるけれど、デリケートな選手のために、ちゃんと試合前の宿舎にも各部屋にシャワー室がついている。でも、俺が行きたいのもあるし、お互いに毛を剃り合って肌のコンディションを完璧にしたいから俺が大浴場へ誘った。もちろん、リンも喜んで行くと言ってくれたし、他の人がいない時間を狙ったが、ちょっと今日は近藤さんたちも早くに風呂に来てタイミングが悪かった。
「ケイタ以外に見られるのがイヤなのっ!!なんなら、ケイタの裸だって見られたくないし、それも・・・あんな状態のアソコまで・・・っ」
風呂上がりのせいかかなり顔が赤いリン。
「だいじょうぶか?顔、赤いぞ?」
心配になって、リンのウェーブのかかった前髪を右手でかき分け、おでことおでこをくっつける。
「んんんっ」
「んー、ちょっと高いくらいか?ちゃんと、今日は早く寝ろよ」
俺が離れると、ますますリンの頭から湯気が出ている気がするけれど、まっ、いっか。
「むーーーっ」
男の子みたいにむくれるリン。
「あっ、いけね。近藤さんのせいで、リンの身体をチェックするの忘れた。見てやるから、脱げよ」
あっ、また赤くなった。
「ニシシシッ、あれ~もしかして~、リンきゅん。照れてるのかなぁ~」
さっき攻められた仕返しとばかりに、煽ってみる。
「ケイタの無神経・・・っ」
「せいっ」
リンのTシャツをがばっと上にあげて顔まで隠す。
白く絹のような肌に引き締まった筋肉。
相変わらず、ほれぼれする。
「よし、前はOKだ、次背中な」
リンをそのまま回転させて、背中も見る。
「うーん、良さそうだな」
背中もいい筋肉の付き方をしていて、惚れ惚れする。
俺が追いかけて、守りたくなる背中。
(いや、もしかしたら。この美味しそうな背中がニンジンで、ニンジンをぶら下げられた馬みたいに馬力で俺ははしってんじゃないだろうか?)
「ちょっ、もーいいーっ?誰か来たら恥ずかしいんだけどっ」
「んーーーっ、まだ、あともうちょい」
(この背中を見ても見飽きないけれど、やっとくことやっとかないとな)
すーーっと両わき腹から脇へ指を添わせる。
「あぁん」
腕を降ろそうとしたリンに先ほどされたように俺もリンを抱きしめ・・・そして。
「仕返しだっ!!」
ズボンとパンツの中に手を入れる。
「うぉおおお・・・・すげぇ」
ユニコーンのツノがそこには凛々しく聳え立っていた。
「んあっ?」
風呂上がりに俺とリンは涼んでいた。
少し湯気を出しながら飲み物を飲んでいると神妙そうな顔でリンが俺に話しかけてきた。
「いいってことよ、お前。裸みられたくないんだろ?」
そう、リンは裸を見られることを極端に嫌がる。
「・・・たくっ、良い身体してんのに。恥ずかしがることかねぇ・・・」
俺たちは昭和生まれでも、平成生まれでもない。
デリカシーのない人らもいるけれど、デリケートな選手のために、ちゃんと試合前の宿舎にも各部屋にシャワー室がついている。でも、俺が行きたいのもあるし、お互いに毛を剃り合って肌のコンディションを完璧にしたいから俺が大浴場へ誘った。もちろん、リンも喜んで行くと言ってくれたし、他の人がいない時間を狙ったが、ちょっと今日は近藤さんたちも早くに風呂に来てタイミングが悪かった。
「ケイタ以外に見られるのがイヤなのっ!!なんなら、ケイタの裸だって見られたくないし、それも・・・あんな状態のアソコまで・・・っ」
風呂上がりのせいかかなり顔が赤いリン。
「だいじょうぶか?顔、赤いぞ?」
心配になって、リンのウェーブのかかった前髪を右手でかき分け、おでことおでこをくっつける。
「んんんっ」
「んー、ちょっと高いくらいか?ちゃんと、今日は早く寝ろよ」
俺が離れると、ますますリンの頭から湯気が出ている気がするけれど、まっ、いっか。
「むーーーっ」
男の子みたいにむくれるリン。
「あっ、いけね。近藤さんのせいで、リンの身体をチェックするの忘れた。見てやるから、脱げよ」
あっ、また赤くなった。
「ニシシシッ、あれ~もしかして~、リンきゅん。照れてるのかなぁ~」
さっき攻められた仕返しとばかりに、煽ってみる。
「ケイタの無神経・・・っ」
「せいっ」
リンのTシャツをがばっと上にあげて顔まで隠す。
白く絹のような肌に引き締まった筋肉。
相変わらず、ほれぼれする。
「よし、前はOKだ、次背中な」
リンをそのまま回転させて、背中も見る。
「うーん、良さそうだな」
背中もいい筋肉の付き方をしていて、惚れ惚れする。
俺が追いかけて、守りたくなる背中。
(いや、もしかしたら。この美味しそうな背中がニンジンで、ニンジンをぶら下げられた馬みたいに馬力で俺ははしってんじゃないだろうか?)
「ちょっ、もーいいーっ?誰か来たら恥ずかしいんだけどっ」
「んーーーっ、まだ、あともうちょい」
(この背中を見ても見飽きないけれど、やっとくことやっとかないとな)
すーーっと両わき腹から脇へ指を添わせる。
「あぁん」
腕を降ろそうとしたリンに先ほどされたように俺もリンを抱きしめ・・・そして。
「仕返しだっ!!」
ズボンとパンツの中に手を入れる。
「うぉおおお・・・・すげぇ」
ユニコーンのツノがそこには凛々しく聳え立っていた。
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