家柄が悪いから婚約破棄? 辺境伯の娘だから芋臭い? 私を溺愛している騎士とお父様が怒りますよ?

西東友一

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【ネタバレ大いに含む】登場人物・地名など ※自分用。徐々に変更・追加。本編がよく分からなくなったらお読みください。

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・登場人物

『ミシェル』
ウォーリーの伯爵の一人娘。16歳。金髪ウェーブ。瞳の色は翡翠色。
一人称は私。
尊敬する父の役に立ちたいと思い、領民の声を集めて政治に活かそうとしたのがきっかけで、教会のお手伝いで配給などを行っている。しかし、人のためになることにやりがいを感じ始め、慈善事業などに力を注ぐうちに聖女と呼ばれ始めた。そんな噂が第一王子のレオナルド王子の耳にも届くようになり、そして・・・。

『レオナルド王子』
ノーバルダム王国の第一王子。16歳。黄金色のサラサラヘアー。銀色の瞳。
一人称は俺。
悪い人間ではないのだが、純粋で傲慢。多くの貴族や大臣に期待され、そして利用されている。少しずつ成長し、そういったことにも薄っすら気づきだし、同い年のミシェルが活躍している噂を聞き、結婚を申し込んだが・・・。

『リューガー王子』
ノーバルダム王国の第二王子。14歳。黄金色の猫っ毛。銀色の瞳。
一人称はボク。温和なように見えて、したたかな男。

『アーサー』
ミシェルの護衛。18歳。赤茶髪。黒い瞳。
一人称は俺。
騎士に憧れて、ただの領主の娘であるミシェルのことを姫さんと呼び、自分を騎士だと言う青年。騎士道を貫こうとするけれど、辺境の地で貴族でもない彼には誤った知識が多く、騎士には程遠い行為をすることも。ただ、ミシェルを大切にする想いと、隣国に接して争いの絶えないウォーリー伯爵領で鍛えられた戦闘力は抜きんでている。

『ウォーリー伯爵』
ミシェルの父親。46歳。茶色の瞳。
一人称は今は私。
元々は家柄もそこまでの貴族で素行も悪かったが、ミーシャに出会い、努力を重ね、政治や商いに精通し、成果を上げたので、レオナルド王子の父親エメラルダス王に認められて、特に難しいと言われる辺境の地を任された。優秀かつ理知的なのだが、ミシェルのことになると、人が変わったように駄々っ子になる。

『アレク』
レオナルド王子の執事。10歳。銀髪。
一人称は僕。
年齢に似つかわしくない大人びたところもあるが、自分の可愛さや若さも理解しており、あざとさやしたたかさもある少年。自分よりも年上のくせに優柔不断に揺れ動くレオナルド王子のことを見下すこともしばしば。しかし、彼には裏の顔が。

『ディエゴ』
 エガスト王国の王子。18歳。琥珀色の瞳。
 一人称は俺様。欲しいもののために、自分の身体すら顧みず、多く傷つき、多くを失い、そして多くを手に入れてきた男。逞しい身体と傲慢な性格とは裏腹に繊細な一面も持ち合わせている。

『エメラルダス王』
 病に伏せている。

『ミーシャ』
 ミシェルの母。翡翠色の瞳。
 すでに亡くなっている。

『マチルダ』
 赤が好きな好戦的な貴族令嬢。父親はゴードン伯爵。

『エブリ』
 黄色が好きなふくよかな貴族令嬢。父親はハンス伯爵。


・地名、国名

『ノーバルダム王国』
 大陸の東側に位置する王国。ミシェルやアーサー、レオナルド王子などが暮らしている国。
 東側は海の幸が豊富で、北は鉱山を有し、南は農作が盛ん。西側は森が広がっているが、ウォーリー伯爵領は他国との交通が盛んにできるように開拓されている。

『王都レイスト』
 ノーバルダム王国の中央よりやや東側にある都市。海の幸も比較的新鮮に手に入り、国内の様々な物が手に入る。国の豊かさを象徴する王宮がある反面、貧しく暮らす市民もいて、明暗を内在した都市。

『ウォーリー伯爵領』
 ノーバルダム王国の西側に位置する領地。元々は廃れた小さな村が点在するだけだった。しかし、ウォーリー伯爵により他国との交易の要となるような領地にまで成長し、聖女と呼ばれるミシェルの声掛けで公共事業を行い、無理だと言われていた村同士を繋ぐ、道を整備に成功し、物流が容易になった。森が多く、農地を広げている最中だが、どうしても他国からの軍事行為に悩んだり、防衛に資金を投じなければならない部分も。

『エガスト王国』
 ウォーリー伯爵領を狙う西の王国。
 好戦的。

『エレメンタル王国』
 ノーバルダム王国の友好国。ウォーリー伯爵領の南に位置する。風の民と呼ばれる遊牧民族が暮らしている。馬と共に育ち、馬と共に生きる。様々な馬が人間と共存している。



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