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本編
第1話 僕と師匠 ~二人きりの世界~
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―――4ヶ月前
「誕生日おめでとう、ルーク」
最愛の人が優しい笑顔で僕を祝ってくれる。
テーブルに座るのは、僕と最愛の人。
窓の外で振る雪が雑音を吸収し、世界は僕と彼女だけしかいないような錯覚を抱いた。
そんな世界になっても構わない、むしろその方がいいんじゃないかって思っている僕の心は、温かい暖炉のようにゆっくりと燃えていく。
「ありがとうございます、師匠」
僕は笑顔でこの幸福な瞬間を噛みしめる。
「今日はご馳走を堪能しもうっ」
師匠も嬉しそうに赤ワインの盃を掲げるが、まだ食べるには早い。まずはしっかりと用意したこの食卓を見てもらわないと。
食事も男としての身だしなみも第一印象が肝心。
彼女との綺麗に洗濯して、僅かのシワもないテーブルクロスの上には花びらを散りばめ、香りと見た目を整えた。この日のために用意したチキンやベーコンを中心とした料理の品々。木の器にパンとお肉だけでは茶色でつまらない。食器の上もフルーツや野菜で色彩豊かに配置した。
ただ、どんなに飾っても色褪せて見える。
なぜって?
僻地で貧乏だから?
それもある。
雪が降ったとは言え、周りから全く音が聞こえないのは、僕たちの家が村はずれの森の中にある一軒家だからであり、物流も少なく、食事の多くは自家製栽培と、狩猟によるものだ。
この前なんて、屋根が壊れてしまったので、雪の中必死で直した。
しかし、一番の理由は目の前に神々しいほど美しい存在があるからだ。
もちろん、師匠のことだ。
暖炉の温かい光に照らされて、早く赤ワインを飲みたくて、子どもみたいにうずうずしている彼女を目の前にすれば、どんな豪華な料理だってかすんでしまう。
「もー、師匠ったら・・・。全部僕が用意したんじゃないですか」
「あれそうだったかしら?まぁ、細かいことは気にしないのっ。男の子でしょ?ね・・・っ、だから、早く・・・ぅ」
言っていることは幼稚だが、時折見せる色気は年上の魅力に他ならない。僕も同じブドウの木からできたぶどうで作ったジュースを入れたグラスを持つ。
「かんっぱーーーいっ!!!」
「乾杯です、師匠」
嬉しそうにグラスを口に運ぶ師匠。多分僕の言葉なんて聞こえてない。
「くーーーっ、生き返るわ。さすが神の血よっ」
「ふっ、吸血鬼か何かですか、師匠は」
「はっはっはっ。よくぞ気づいたな、ルークよ・・・っ。お前が食べごろになるまで、待っていたのだが・・・ぐへへへっ。今日の豪華な晩飯を食べさせて、おいしくなったところを食べる気だったのだ。がははははっ」
師匠は棒読みで両手の爪を立てながら、襲うポーズをとる。
必死に怖い顔を作っているのだろうが、その顔すらかわいい。
「だから、料理を作ったのは・・・僕ですって」
僕はあまりの可愛さに目を逸らす。14歳にもなったのにヘタレだと自分が嫌になる。
(今年の目標は照れずに師匠と接することにしよう)
「まぁ、いいじゃないか。うん、さっそくその料理を・・・っ。うん!!美味しい、美味しいぞっ!!ルーク」
師匠はおいしそうに口いっぱいに入れてガツガツ食べる。
せっかくの大人な雰囲気も台無しだと思って、ため息が出てしまうが、あの幸せそうに食べてる至福の顔に、もっちりとしたほっぺを見ているとまぁ・・・これはこれで・・・。
「まっ、師匠になら食べられたいですけどね・・・っ」
「んっ?なにか言った?ルーク」
「いえ・・・別に」
まだ早い、そう、未成年の僕にはそんなことはまだ早い。
物事には順序が必要だ。
「それにしても、凄い嬉しそうですね師匠。なんか主役が僕じゃない気がしてきましたよ」
師匠は食事を止めて、僕をにやにやして見てくる。
「なんなんですか、その目は?」
「うふふふっ。ごめんなさいね。この頃大人っぽくなったとは言っても、ルークもまだまだかわいいところがあるなと思ってね?うふふふっ」
「ちっ、違いますよ、別に拗ねてるわけじゃないですよっ!」
「ええっ、そうね、そうね。ふふふっ」
かわいいところがあると言われて、僕の胸はちくっ、と痛んだ。
師匠は僕よりも10歳年上の24歳。こんなに子どもっぽい振る舞いをしていても、どことなく大人の色気はあるし、町の人々と接する立ち振る舞いは凛々しく聡明な大人の女性だ。僕にはこの年齢差を埋めようと必死に埋めようと頑張ってはいるのだが、師匠にしたら、子どもが必死に背伸びをしているようにしか見えないのかもしれない。
「えっ?」
僕が俯いているうちに、いつの間にか正面に座っていた師匠が、そっと僕を抱きしめてくれる。
全てを受け止めてくれるような柔らかさと、安心感と・・・芽生えつつある男心を刺激する女性の甘い香り。
「ちゃーんと、ルークは育っている。ちゃーんと、だ。だから安心して、ルーク。下を向くな、前を向け、さすれば汝の夢は開かれん」
頭を撫でてくれる師匠。
「もう・・・わかってますよ、師匠」
「それでいい。その顔が好きだぞ、私は」
師匠は頬をすりすりしてくる。お酒のせいか僕よりも温かくもちもちの肌。
そういう意味じゃないと分かっていても、その言葉は僕の胸をいっぱいにさせる。ぶどうジュースだったはずなのに、熟して発酵でもしたのだろうか。顔に熱を感じて少しくらくらする。
「あれれ~、ルークも真っ赤じゃない?」
「師匠が暑苦しいからですよ」
「え~ひど~い~。そんなこという男の子はモテないっぞっ」
「・・・別にいいですよ。モテなくても」
僕は師匠にだけ愛されれば他の人にどう思われようが構わない。
「こんなにかわいいのに、もったいない・・・っ」
「師匠、飲み過ぎじゃないですか?」
「そんなことないわよ」
そうは言うが、目はトロンとしている。いつもの優しい目も好きだが、この目も魅力的で素敵だ。
「あ・・・っ」
「どうしたの、ルーク?」
僕をいじるのに飽きて師匠が離れると、自分でも恥ずかしくなるような親離れできていない子どものような声が出てしまう。
それを見て、理解した師匠は笑う。今度は少し妖艶な笑みを浮かべながら。
「そうだな、ルークよ。久しぶりに一緒にお風呂でも入ろうか?」
「なっ、なっなっ―――」
「それにく・わ・え・て~、一緒に体を温めながらベットに入ろっ?」
師匠は僕の指に自分の指を絡めながら、耳元で囁いた。
僕は8歳の時に初めてワインを飲んで、匙加減がわからずベロンベロンに酔ってしまった時のようにオーバーヒートしてしまう。
「ねっ」
ふーっと、耳に息をかけてくる師匠。
「しっ、しっ、しっしょう!?か、からかいが過ぎます。どうせ、その、あの、あれでしょ!?ベットが寒いからとか、そんな理由でしょう?」
これも日々の勉学の賜物だろう。我ながらうまいことが言えた。今までの僕なら卒倒していたかもしれない。
「もー、つれないなルークは。ここ数年で、成長したお前の、そこの方の成長も師匠として把握しておこうと思ったのに。それに、お前だってまだまだ成長している私のナイスバディ―を見たい、だろ?ほれほれっ」
僕の大事な部分に視線を移したかと思えば、寄せなくても十分ある谷間を強調するように僕の眼前に突きだされる。つい最近に僕の心の中に芽生えかけて、ようやく理解し出した欲情というものをこの人は、こんなにも弄んでくる。
「食事が冷めますよっ!!!」
「うーん」
師匠は自分のアゴに人差し指を当てながら考える。
「それもそうね」
スキップしながら、自分の席へと帰る。
そして、またおいしそうにご飯とワインを召し上がる。
「でも、ルーク。わかっていると思うけど、甘えるなら少年である今のうちよ?それに再来年の年明けには成人してお城へ帰るのだから」
師匠の言葉に僕は思わず一瞬腕を止める。
「・・・はいっ」
僕も粛々とその言葉を受け入れ、再び食事をする。
僕も14歳。師匠が言うようにもうワガママを言っていられる歳ではない。
そんな僕の顔が気になったのか、師匠は微笑む。
「やっぱり、今日は背中を流してやろう。それと、一緒にベットで寝よう」
酔っていても僕の師匠。
僕の気持ちを察してか、しっかりした声で優しく気遣ってくれる。
「えっ、いいですよ。そういうの間に合っているんで」
でも、僕も一人で自立した男になりたい。
師匠の横を歩けるように、師匠に男と認めてもらうために。
「ダーメ」
ずるい。
「今夜は私と寝るの。これ、師匠命令だから」
師匠のその笑顔には僕は一生勝てないだろう。
今日はクリスマス。
僕が生まれた日だ。
「あっ、ちょっと・・・」
「ほれほれっ」
「しっ、師匠~!!!」
僕が着飾った大人を脱がせる師匠。
大人になるまで、あと1年。
そして、結婚できる歳になるのも―――あと1年。
「誕生日おめでとう、ルーク」
最愛の人が優しい笑顔で僕を祝ってくれる。
テーブルに座るのは、僕と最愛の人。
窓の外で振る雪が雑音を吸収し、世界は僕と彼女だけしかいないような錯覚を抱いた。
そんな世界になっても構わない、むしろその方がいいんじゃないかって思っている僕の心は、温かい暖炉のようにゆっくりと燃えていく。
「ありがとうございます、師匠」
僕は笑顔でこの幸福な瞬間を噛みしめる。
「今日はご馳走を堪能しもうっ」
師匠も嬉しそうに赤ワインの盃を掲げるが、まだ食べるには早い。まずはしっかりと用意したこの食卓を見てもらわないと。
食事も男としての身だしなみも第一印象が肝心。
彼女との綺麗に洗濯して、僅かのシワもないテーブルクロスの上には花びらを散りばめ、香りと見た目を整えた。この日のために用意したチキンやベーコンを中心とした料理の品々。木の器にパンとお肉だけでは茶色でつまらない。食器の上もフルーツや野菜で色彩豊かに配置した。
ただ、どんなに飾っても色褪せて見える。
なぜって?
僻地で貧乏だから?
それもある。
雪が降ったとは言え、周りから全く音が聞こえないのは、僕たちの家が村はずれの森の中にある一軒家だからであり、物流も少なく、食事の多くは自家製栽培と、狩猟によるものだ。
この前なんて、屋根が壊れてしまったので、雪の中必死で直した。
しかし、一番の理由は目の前に神々しいほど美しい存在があるからだ。
もちろん、師匠のことだ。
暖炉の温かい光に照らされて、早く赤ワインを飲みたくて、子どもみたいにうずうずしている彼女を目の前にすれば、どんな豪華な料理だってかすんでしまう。
「もー、師匠ったら・・・。全部僕が用意したんじゃないですか」
「あれそうだったかしら?まぁ、細かいことは気にしないのっ。男の子でしょ?ね・・・っ、だから、早く・・・ぅ」
言っていることは幼稚だが、時折見せる色気は年上の魅力に他ならない。僕も同じブドウの木からできたぶどうで作ったジュースを入れたグラスを持つ。
「かんっぱーーーいっ!!!」
「乾杯です、師匠」
嬉しそうにグラスを口に運ぶ師匠。多分僕の言葉なんて聞こえてない。
「くーーーっ、生き返るわ。さすが神の血よっ」
「ふっ、吸血鬼か何かですか、師匠は」
「はっはっはっ。よくぞ気づいたな、ルークよ・・・っ。お前が食べごろになるまで、待っていたのだが・・・ぐへへへっ。今日の豪華な晩飯を食べさせて、おいしくなったところを食べる気だったのだ。がははははっ」
師匠は棒読みで両手の爪を立てながら、襲うポーズをとる。
必死に怖い顔を作っているのだろうが、その顔すらかわいい。
「だから、料理を作ったのは・・・僕ですって」
僕はあまりの可愛さに目を逸らす。14歳にもなったのにヘタレだと自分が嫌になる。
(今年の目標は照れずに師匠と接することにしよう)
「まぁ、いいじゃないか。うん、さっそくその料理を・・・っ。うん!!美味しい、美味しいぞっ!!ルーク」
師匠はおいしそうに口いっぱいに入れてガツガツ食べる。
せっかくの大人な雰囲気も台無しだと思って、ため息が出てしまうが、あの幸せそうに食べてる至福の顔に、もっちりとしたほっぺを見ているとまぁ・・・これはこれで・・・。
「まっ、師匠になら食べられたいですけどね・・・っ」
「んっ?なにか言った?ルーク」
「いえ・・・別に」
まだ早い、そう、未成年の僕にはそんなことはまだ早い。
物事には順序が必要だ。
「それにしても、凄い嬉しそうですね師匠。なんか主役が僕じゃない気がしてきましたよ」
師匠は食事を止めて、僕をにやにやして見てくる。
「なんなんですか、その目は?」
「うふふふっ。ごめんなさいね。この頃大人っぽくなったとは言っても、ルークもまだまだかわいいところがあるなと思ってね?うふふふっ」
「ちっ、違いますよ、別に拗ねてるわけじゃないですよっ!」
「ええっ、そうね、そうね。ふふふっ」
かわいいところがあると言われて、僕の胸はちくっ、と痛んだ。
師匠は僕よりも10歳年上の24歳。こんなに子どもっぽい振る舞いをしていても、どことなく大人の色気はあるし、町の人々と接する立ち振る舞いは凛々しく聡明な大人の女性だ。僕にはこの年齢差を埋めようと必死に埋めようと頑張ってはいるのだが、師匠にしたら、子どもが必死に背伸びをしているようにしか見えないのかもしれない。
「えっ?」
僕が俯いているうちに、いつの間にか正面に座っていた師匠が、そっと僕を抱きしめてくれる。
全てを受け止めてくれるような柔らかさと、安心感と・・・芽生えつつある男心を刺激する女性の甘い香り。
「ちゃーんと、ルークは育っている。ちゃーんと、だ。だから安心して、ルーク。下を向くな、前を向け、さすれば汝の夢は開かれん」
頭を撫でてくれる師匠。
「もう・・・わかってますよ、師匠」
「それでいい。その顔が好きだぞ、私は」
師匠は頬をすりすりしてくる。お酒のせいか僕よりも温かくもちもちの肌。
そういう意味じゃないと分かっていても、その言葉は僕の胸をいっぱいにさせる。ぶどうジュースだったはずなのに、熟して発酵でもしたのだろうか。顔に熱を感じて少しくらくらする。
「あれれ~、ルークも真っ赤じゃない?」
「師匠が暑苦しいからですよ」
「え~ひど~い~。そんなこという男の子はモテないっぞっ」
「・・・別にいいですよ。モテなくても」
僕は師匠にだけ愛されれば他の人にどう思われようが構わない。
「こんなにかわいいのに、もったいない・・・っ」
「師匠、飲み過ぎじゃないですか?」
「そんなことないわよ」
そうは言うが、目はトロンとしている。いつもの優しい目も好きだが、この目も魅力的で素敵だ。
「あ・・・っ」
「どうしたの、ルーク?」
僕をいじるのに飽きて師匠が離れると、自分でも恥ずかしくなるような親離れできていない子どものような声が出てしまう。
それを見て、理解した師匠は笑う。今度は少し妖艶な笑みを浮かべながら。
「そうだな、ルークよ。久しぶりに一緒にお風呂でも入ろうか?」
「なっ、なっなっ―――」
「それにく・わ・え・て~、一緒に体を温めながらベットに入ろっ?」
師匠は僕の指に自分の指を絡めながら、耳元で囁いた。
僕は8歳の時に初めてワインを飲んで、匙加減がわからずベロンベロンに酔ってしまった時のようにオーバーヒートしてしまう。
「ねっ」
ふーっと、耳に息をかけてくる師匠。
「しっ、しっ、しっしょう!?か、からかいが過ぎます。どうせ、その、あの、あれでしょ!?ベットが寒いからとか、そんな理由でしょう?」
これも日々の勉学の賜物だろう。我ながらうまいことが言えた。今までの僕なら卒倒していたかもしれない。
「もー、つれないなルークは。ここ数年で、成長したお前の、そこの方の成長も師匠として把握しておこうと思ったのに。それに、お前だってまだまだ成長している私のナイスバディ―を見たい、だろ?ほれほれっ」
僕の大事な部分に視線を移したかと思えば、寄せなくても十分ある谷間を強調するように僕の眼前に突きだされる。つい最近に僕の心の中に芽生えかけて、ようやく理解し出した欲情というものをこの人は、こんなにも弄んでくる。
「食事が冷めますよっ!!!」
「うーん」
師匠は自分のアゴに人差し指を当てながら考える。
「それもそうね」
スキップしながら、自分の席へと帰る。
そして、またおいしそうにご飯とワインを召し上がる。
「でも、ルーク。わかっていると思うけど、甘えるなら少年である今のうちよ?それに再来年の年明けには成人してお城へ帰るのだから」
師匠の言葉に僕は思わず一瞬腕を止める。
「・・・はいっ」
僕も粛々とその言葉を受け入れ、再び食事をする。
僕も14歳。師匠が言うようにもうワガママを言っていられる歳ではない。
そんな僕の顔が気になったのか、師匠は微笑む。
「やっぱり、今日は背中を流してやろう。それと、一緒にベットで寝よう」
酔っていても僕の師匠。
僕の気持ちを察してか、しっかりした声で優しく気遣ってくれる。
「えっ、いいですよ。そういうの間に合っているんで」
でも、僕も一人で自立した男になりたい。
師匠の横を歩けるように、師匠に男と認めてもらうために。
「ダーメ」
ずるい。
「今夜は私と寝るの。これ、師匠命令だから」
師匠のその笑顔には僕は一生勝てないだろう。
今日はクリスマス。
僕が生まれた日だ。
「あっ、ちょっと・・・」
「ほれほれっ」
「しっ、師匠~!!!」
僕が着飾った大人を脱がせる師匠。
大人になるまで、あと1年。
そして、結婚できる歳になるのも―――あと1年。
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