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幼馴染み二人と蜜月を過ごします。…蜜月ってなんですか?
29 尻尾じゃなくて
しおりを挟む「……七日も、お部屋にいたの?」
「そうだ。その間あまり傍を離れなくてもいいように食事とか用意しておいたんだが」
「流石に七日は想定してなかったから、買い物とか、作り置きしたりとか、そういうことしなきゃならないんだよ」
七日……って、ほんとだったんだ。
そんなに長い間、僕、二人と一緒だったの?
ずっと、部屋から出ないで、キスをして、お風呂に入って、口でして、口でされて、熱くておっきいのを、お腹の中に入れられて。
「はう」
すごく……すごく恥ずかしくなってきて、隠れようにも両側から挟まれてるから逃げ場がなくて。
「「フィー?」」
不思議そうな二人の声に、もっと顔が熱くなっていく。
「はわ、はう、あう、あ」
「……なんだこれ」
「今更照れてる?かわいいなぁフィー」
また、ちゅ、ちゅ、ってされて、心臓がぱくぱくして、顔を隠したくても、右にはディーがいるし、左にはエルがいる。
「はう……」
七日、って。
七日も、って。
「ご、めんなさい、僕、僕っ」
二人と居れることが嬉しくて、二人に抱いてもらうことが嬉しくて、もっと、もっとって、ずっと言って。
「なんで謝るんだ。フィーが悪いわけじゃないだろ?…俺達がフィーを離せなかっただけだ」
「そうだよ。乱れたフィーなんて、私達にとってはご馳走以外何者でもないよ」
「…ほんと?」
「本当。ちなみにだが、正直まだ足りない。けど、いい加減外に出よう。夜にはまた気持ちよくさせてやる」
「んっ」
「何回抱いても満足できないんだよ。…夜と言わず、帰宅したらすぐでもいいんだけど。…去年作ったあのふわふわの着てもいいよ?…もちろん、尻尾つきで」
ふわふわの尻尾つき…って聞いて、思い出した僕の体が、きゅってなった。
あ、お尻、おかしくなる。
「ふぁ……」
「思い出して気持ちよくなったのか?」
「エロいフィーはやっぱり可愛い」
お尻の中に、あの尻尾が入ってきたら、……二人のが、入らない。
「や……」
「「ん?」」
「尻尾……やだぁ……っ、二人の、いれて………っ」
「「っ」」
二人の熱くておっきいのがいい……って言ったら、噛みつかれるようなキスをされた。
さっきいっぱいになった僕のお腹に、また、ディーとエルのおっきいのが順番に入ってきて、かき混ぜて、また、いっぱいにしてくれた。
僕はそれから疲れて眠ってしまったのだけど…、目が覚めたら体は綺麗になっていて、普通に服も着せられていた。
よろよろしがら二人と手を繋いで外に出た。
いい天気。
太陽はすっかり真上から傾いてて、お昼もすぎている。
秋の太陽が目に眩しかった。
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