幼馴染二人と冒険者になりました!

ゆずは

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幼馴染み二人と蜜月を過ごします。…蜜月ってなんですか?

28 みつげつってなんですか?

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 ちゅ、ちゅ、ってキスをされたら、僕のおちんちんからじわりと雫が漏れた。
 お腹が寂しい。
 どくどくしてるものがない。

「フィー……キスだけで先走りが漏れてるな」
「はぁ…もぅ可愛い。舐めしゃぶりたい……っ」

 キス、気持ちいいの。

「ディー…エル…」

 でも、もっと気持ちいいこと知ってるの。
 二人が僕のことをとっても大事にしてくれて、とってもたくさん愛してくれるの。

「お腹の奥に……ちょうだい……?」
「「うぐ」」

 変な声を出した二人は、がばって僕をベッドに押し倒してきた。
 ぎし…って鳴って、ベッドが僕たちを受け止めてくれる。

「蜜月中のフィーがエロすぎる」
「蜜月最高……」

 右と左から頬にキスをされて、お胸のところをキュってつままれた。

「んぅっ、みつ、げつ、って、なに…?」
「んー…、恋人と甘く愛し合う期間、かな」
「どろどろになるまで愛し合って、フィーのお腹の中にいつでも私達のペニスが埋まってる期間、だね」

 甘くされて、愛し合って、どろどろになるまで、僕のおなかを満たされる期間?

「今……みつげつ?」
「「そう」」
「だったら……」

 薄い生地のふわふわの服の下は、下着をつけていないから、体を起こした二人の前でその服の裾を持ち上げて、自分で足を広げた。

「ここ……ちょうだい……?」

 下のお口を自分の指で広げて見せたら、ゴクリって喉を鳴らしたふたりが僕に覆いかぶさった。





「もう人としてどうかと思うから、これ以上誘惑するのなし」
「このままじゃ、私達獣になっちゃうよ……」
「ふ、ぇ…?」

 たっぷりお腹の中を満たされて、嬉しくて気持ちよくて、えへへ…って笑ってたら、困ったようにディーとエルが笑った。

「……みつげつ、でしょ…?」
「蜜月だけど、限度があるんだよ。……主に俺たちの方に問題があるだけなんだが」
「七日も籠もったからねぇ。そろそろ食べるものとかも用意しないとならないし」

 ベッドの上で三人で寝転んで、ディーとエルは僕の髪をいじったり頬をなでたり忙しい。
 でも僕はエルの言葉のほうが気になった。

「……七日?」
「そう。あと少しで私達の誕生日だね」
「三日で済むはずがなかった…。十日って言ってたのは正解だな……」
「十日も籠もってたら結局私達の誕生日なんだから、さらに籠もり日が長くなるだけだけど」
「フィーが傍にいる破壊力が予想以上だった」
「ほんとだね…。私達もかなりなものだけど……」
「フィーがあんなにとは思わなかった」
「だよね…。この子、抱けば抱くほど元気になるんじゃない?」
「……そんなの、溺れるなっていうほうが無理だろう」
「無理だね」
「……はぁ。フィーはとんでもないな……」

 二人がもういろいろ言うけど、僕は頭の中ぐるぐるで言葉が入ってこない。

「七日?」

 ……って、もう一度口に出してた。



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