幼馴染二人と冒険者になりました!

ゆずは

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幼馴染み二人と蜜月を過ごします。…蜜月ってなんですか?

27 『いつも』と違う朝

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 ディーとエルに抱かれた。
 嬉しくてにまにましていたら、また二人に抱かれた。
 僕が十六歳になったその日に、僕は二人のものになって、二人は僕のものになった(らしい)のだけど、それからどれくらい経ったんだろう。

 のどが渇いたら果実水を口移しで飲まされた。
 お腹がすいたら果物や簡単なものを食べさせられた。
 昼とか夜とか、途中からカーテンが引かれていてよくわからなくて、寝てるのか起きてるのかもはっきりしなくて、起きてるときはひたすら二人が僕のことを気持ちよくしてくれて、寝てるときは二人に挟まれてどちらかのおっきいのが僕のお尻の中にいる、らしい。
 ……だから、女神さまにお祈りしてない。
 だって、お祈りのことを考えられなくなるくらいに、ディーとエルでいっぱいで。
 嬉しいけど……、ちょっと、困った……かな?






「あ、あんっ、あん…っ」

 気持ちよくて目が覚めた。

「ん……んふぅっ」

 目をうっすら開けたら、すぐに唇をと舌が僕のお口を塞いでくる。
 たっぷり舐められて、唾液を飲まされて、大きな手にお胸のところもつねられて、おちんちんまで触られる。

「ん、でぃ、ぃ」
「おはよう、フィー」

 横向きの体を後ろから抱きしめながら、僕のお尻の中に入っているのは、エル。

「んんっ、フィーの中とろとろ……っ。おはよう。よく眠れた?」
「あ、あぅ、ね、ねむ、れたぁぁ…っ」
「それはよか、った!」
「きゃあっっ!!!」

 エルのおっきいのが深いところに入ってきた。
 前と後ろで挟まれて、気持ちよくて、幸せな、僕の目覚め。




 その日はちょっといつもと違った。
 エルのあとは体の向きを変えられて、ディーのおっきいのが僕の中を満たしてくれたけど、一回ずつで終わったから。
 ディーもエルも、まだおっきいままだったのに、続けなかった。
 ディーに抱っこされてお風呂に入って、体と髪を洗ってもらって、そしたらエルも入ってきて僕のお腹の中をきれいにしてくれた。
 部屋に戻ったらベッドはきれいに整えられていて、カーテンも窓が開いてて、冷たい朝の風が入り込んでいた。
 ベッドに降ろされて、薄い生地のふわふわなものを着せられた。
 ディーとエルは下だけスボンを穿いて、ベッドの周りを片付けたりしてる。
 どうしたんだろう。
 なんとなく寂しくなってお腹を撫でてた。
 お腹の奥まできれいに洗われたから、ここに何も残ってない。ディーとエルのが、いない。

「ディー、エル」
「ん?」
「お腹すいた?今スープ作ってくるからね」

 二人は笑って僕の頭をなでてくれた。

「ううん。すいてないよ。……でもね、しないの?ディーとエルの子種……なくなっちゃったよ……?」
「うぐっ」
「………この子はっ」

 ぎゅむぎゅむって、二人に抱きしめられたよ。



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