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幼馴染み二人と蜜月を過ごします。…蜜月ってなんですか?
22 エルと②
しおりを挟むエルの長くておっきくて熱いものに、僕の中が満たされていく。
「あー……あー……」
「……っ、フィーの中、気持ちいい……っ」
お腹側をぐりぐり擦られて、ぐぐぐ……って何かがこみ上げてくる。
「あ、あっ、える、えるっ、へん、くる、なんか、きちゃう…っ」
「変になっちゃっていいよ」
「ひ……っ」
ごちゅごちゅそこを抉られて、お胸のところをぎゅって噛まれてつままれて、僕の中で何かが弾けた。
「ひ……ひぅ、ひうっ」
足がピンとして、背中が浮いて、どうしようもないくらい体が震えて、涙が出てきた。
「……っ」
息を詰めたエルは、僕の体の震えが止まらないうちに、腰の動きを早めた。
「あ、あ、あ…!!」
「……っ、もってかれそ……っ」
「や、やあっ、あ、あんっ、あ、あー…!」
「イきっぱなしだな」
落ち着いたディーの声に、手を伸ばしてた。
「たす、けて、でぃー、こわい、こわい…っ」
「怖くない。ほら、エルの顔を見て」
笑いながら僕の頭をなでたディーは、そう言うと額にキスをしてくれた。
だって、怖いんだよ。僕が僕じゃなくなるような、降りてこれなくなるような、おかしな感じがして。
「フィー」
胸からエルが顔を上げた。
「怖い?」
「あ……」
頬に触れてきた手は熱くて優しかった。
エルのこめかみからは汗が流れてて息が荒いけど、目が、僕をほしいって言ってる。熱くて熱くて、見つめられるだけで焼かれそうな目。なのに、甘くもあって、その目から視線を外せなくなった。
「える、は、こわく、ない」
「ん、よかった」
笑ったエルが腰をくいっと動かした。
「ひぁ……っ」
コツンってぶつかった感じがしたのは、ディーが入ってたところだと思う。
「あー……、ここか」
こつん、こつん、って、何度も突かれた。
「あ、あ」
「フィー、きもちいい?」
「い、い。きもち、いい…!」
「イきっぱなしになっても怖くないからね。むしろ、フィーが感じてくれてたほうが、私達は嬉しいから」
「うれ、しい…?」
「そう、嬉しい。愛しているから、たくさん気持ちよくなって欲しいんだよ?」
「……えるも、でぃーも、うれしい?きもちよく、なる?」
「「なる」」
「ふふ…、それなら、ぼく、うれしい…っ」
二人が嬉しいなら、気持ちいいなら、僕は幸せ。
「フィー」
「える?」
「なら、もう一度登ろうか」
「ふ……ぇ……?」
穏やかになってた腰の動きが激しくなった。
お腹側と、奥の行き止まりを、何度も何度もこすられる。
「あああんんっっ!!」
ちょっと落ち着いていた体の震えがまた始まった。すがる物が欲しくて、ディーの腕にしがみつく。
「……っ、フィー、挿れるよ……っ」
どこに……って聞く余裕はなかった。
エルが痛いくらいに胸のとこに噛み付いて吸ってきたとき、お腹の奥にズン…って衝撃が走った。
「ーー……!!!!」
ぐぽ……って入った。奥だと思ってたところより、もっと、奥に、エルのが、入った。
「ーーーー……!!?」
頭の中、真っ白になった。
息が止まった。
お腹の上に、じわ…っと熱い液体が、流れた。
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