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幼馴染み二人と蜜月を過ごします。…蜜月ってなんですか?
20 本懐③/D
しおりを挟むフィーの目尻から僅かな涙が落ちた。
それから真っ赤な顔で頭をふりはじめる。
「でぃー、だめ、ぼく、もらしちゃう……っ、でぃー、だめ、とめて……っ」
「やめない」
嫌がることはしたくない。
けど、これは別だ。
「ひぅんん!!!」
奥の窄まりまで何度も腰を打ち付けた。
手の動きも早くすると、フィーの足がピンと張り詰め、太腿がピクリピクリと震えだす。
「や、やぁ、でちゃう、でちゃ………っ、んやあああー……!!!!」
一際高い嬌声。
とろとろと精液を流していた可愛いペニスは、プシュッと何度かに分けて潮を迸らせた。
「……っ、………っ」
これまでで一番の締め付けだった。
奥の窄まりに先端を擦りつけながら、俺のペニスを食い千切ろうとするかのような内腔に、我慢することなく吐精した。
数度腰を揺らし、フィーの中に熱いものが広がっているのを感じていた。
改めてフィーを見下ろすと、汗や体液で全身が濡れていた。潮を吹いたペニスはくたりと力をなくしている。
「……っ、ふぅ………っ、ん、フィー、上手に潮を吹けたな?」
フィーは荒い呼吸のままおれを見て、不意に笑った。
「おなかのなか、あつい……」
「ん、まだ出てる」
最後の一滴まで出し切りたい。
どうせまたすぐ戻るだろうが。
まだ繋がった体。
この薄い腹の奥に俺の精液が入っているのかと思うと、自然とフィーの濡れた腹をなでていた。
「……ここにたっぷり出したよ、フィー」
「……だ、す?」
「そう。フィーが飲んでくれるだろ?俺の精液だ。……子種がここに入ってる」
フィーが子供を孕むことができたのなら、恐らく今ので妊娠したはずだと思うほど大量に出した……気がする。
フィーは少し考えて、また目元をとろりととろけさせ、自分の腹を撫でた。
「……赤ちゃん、できる?」
「「ぐぅ……っ」」
無邪気な顔と言葉に、俺とエルから潰れた何かの声のようなものが漏れた。
……出し切ったはずの俺のペニスが弱冠硬さを取り戻してしまう。
「……フィー、赤ちゃんはできない。でも、フィーが俺たちのものっていう証だ」
「あかし……」
それっぽいことを伝えると、フィーはまたお腹をさすり、顔を綻ばせる。
「うれしい……」
その言葉に俺もエルもやられた。
でもまさかの言葉が続き、現実に引き戻された。
「……でも、ディーは?僕の入れてない。ディーは僕のものにならないの?」
……一瞬、フィーの可愛いペニスが俺の尻に入っているところを想像してしまい、すぐに打ち消した。
ない。それはない。
「………っ、それはいらない。ここに出したら、俺もフィーのものになるんだ」
「……ほんと?」
「本当」
変に理解したらやりかねないし、フィーが勝手に悩みそうだから、しっかりと訂正しておかなければ。
うんうんと頷いたフィーは、嬉しそうに笑い、枕元のエルを見た。
「エル」
「ん?」
「エルのも……ちょうだい」
……それは精液を、子種を強請る言葉。
俺たちの理性は、どこかに行くことが決まった。
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