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幼馴染み二人と蜜月を過ごします。…蜜月ってなんですか?
19 本懐②/D
しおりを挟む内腔が俺を締め付けてくる。
フィーは自分でも気づかないうちに甘く達っしているんだろう。
唇を離し、体を起こした。
フィーの枕元に座るエルに視線を流し、頷きあう。
本当ならこの先にも進めたいところだが、それはエルの役目だ。
フィーを抱くことにいくつかの取り決めをした。
最初にフィーを抱くのは俺。
最奥の先を拓くのはエル。
一度フィーの中に吐精したら交代。
お互いの最初のときは、抱いていない方はフィーの頭をなでたり、額や頬にキスをするだけ。
二度目以降は好きなように弄る。
順番は、俺、エル、エル、俺、俺、エル、エル、………フィーはどこまで意識を保っていられるだろうか。
奥まで進んで馴染むのを待った。
内腔の締め付けは次第に緩くなっていく。
フィーの目が俺を捉えて離さない。
何を思っているのか目元が赤くなり、ぺろりと唇をなめた。
……駄目だろ。そんな顔したら。滅茶苦茶にしたくなる。
「動くよ、フィー」
「うん」
フィーの足を押し広げた。
俺を飲み込み襞が広がった蕾が眼前に晒される。
ゆっくり腰を引いていくと、内腔が締め付け引き止められているようだ。
逆に押し込んでいくと僅かに力が抜けて奥に誘い込まれる。
……フィーが意識してやってるとは思えないから、体が勝手に反応してるだけだろうが、フィーが俺を求めている証拠でもあって嬉しくて仕方がない。
「あ、あん…っ、ぁ、あっ」
「……っ、フィー……っ」
腰の動きを強めると、フィーから漏れる嬌声にも艶が増す。
その表情に苦痛はなにもない。
それどころか、全身から『好き』って思いが伝わってくるようだった。
俺が腕の中で甘やかしたいのに、逆にフィーに甘やかされている。すっぽりとフィーに包まれている。
全身を巡るフィーの想い。
こんな幸福が、他にあるだろうか。
「ディー……、イく、ぼく、イく……ぅ」
「好きなだけイっていい」
俺の命はフィーに与えられたようなものだ。俺はあの日、一度生を終えたのだと思っている。だから、今の俺は、フィーのためだけに生きている。
フィーが満たされるように。
悲しまないように。
香油と先走りで内腔は濡れそぼっていた。
腰を振るたびに水音が強くなる。
フィーの可愛いペニスがぷつりと雫を滲ませながら揺れていた。
しっかりこっちも可愛がらなければな…と、先端の雫を手に取り、塗り込めるように扱いた。
痛くないように、苦しくないように。
「あ、あっ、ああーー……!!!」
「っ」
僅かな精液を出した途端、内腔が俺を締め付けてくる。
それは早く子種を寄越せと言われているようだった。
駄目だ。
まだここにいたい。
なんとか息を詰めて達しそうな熱をなんとか逃した。
…でも、もう限界だ。
もう少し、もう少しだけ。
腰の動きを更に強めた。
それに合わせて、弱冠柔らかくなったフィーのペニスも、扱き続ける
「だめぇ……っ、や、やぁっ、でぃー、たすけて……たすけて……っ」
快感が強すぎるんだろう。
内腔の締め付けは更に強くなるし、痙攣を起こしているかのようにビクビクと体の震えが止まらない。
エルがフィーの頭を撫で、額にキスをしながら宥めていた。
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