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幼馴染み二人と蜜月を過ごします。…蜜月ってなんですか?
11 そこの呼び名
しおりを挟む「エル、遅かったな。いや、あまり射精してたら、フィーが疲れるからな」
「むっつりめ」
エルは両手になんだか沢山荷物を持っていた。
「あーあ……。フィーの顔も乳首も真っ赤。フィー、のぼせてない?水分とろうか」
「ふぇ………?」
エルは荷物を棚において、コップのようなものに口をつけた。
中身を口に含んで、僕にキスをしてくれる。
唇を開いたら、冷たくて甘い果実水が流し込まれて、僕はゆっくりそれを飲み干した。
「は……ぁ……ん」
「おいしい?もっと飲む?」
「ん……も、っと」
「ん」
エルから二口目も貰った。
飲み込んで、少し落ち着いて。
くったりとディーの体に身を任せてた。
「髪はもう洗ったの?」
「濡らしただけだ」
「そ。じゃあ、お尻から準備しちゃおうか」
「ああ。任せる」
お尻の準備…ってなに、って思ってたら、ディーがベンチに腰掛けた。
僕も抱っこされてるようなものだから、ストンとディーの膝の上に座る形になったのだけど、ディーの両手が僕の膝裏に入ってきて、ぐいーっと足を広げられた。
「ひゃ……っ」
ずる…っと膝の上で体が滑って、ディーの膝の上で仰向けに寝かされるような姿勢になった。
この姿勢、目の前のエルに、全部見られる。
「あー………絶景」
「や、や、はずかし…っ」
「大丈夫。いっつも見てるから。それよりフィー、しっかりお口で息をして、体の力を抜いて?」
「は……ぁ」
「うん、そうそう」
きゅっきゅって動いてる僕のお尻のところに、石鹸を塗ったエルの長い指が一本、ぬりゅぬりゅって、入ってきた。
「あんんん~~っっ」
最初の違和感と、それから、気持ちよさと。
エルは根本まで指を入れたら、今度はそれをズルズルと引き抜いてくる。
「あっ、あっ、あんんっ」
「いい子。よく見えるよね?私の指がフィーの中に飲み込まれていくところ」
うん。見える。すごく、見える。
僕のお尻が、エルの指を飲み込んでる。
「ちょっとぐりぐりするよー」
「ひああんん!!」
お尻の中でエルの指がぐるぐる動いてる。
あまりにも気持ちよくて、逃げたいのに逃げれない。ディーの腕が、がっちり僕を抑え込んでるから。
「あ、あ、や、やっ」
「ん、次ね」
ずりゅりゅって指が抜け落ちて、僕はディーの膝の上でぐったりしてた。
けど、エルの手は止まらなくて。
二本になった指にまた石鹸を塗り込めて、僕の中に入ってくる。
「ひあっ、あっ、あんっ」
「あー……やわらかっ。フィー気持ちいい?」
「……お尻、きもち、いいっ、けどっ」
「あ」
僕の言葉は遮られた。
エルが僕のお尻の中を二本の指でぐりぐりしながら、何か考え始める。
「肛門、アナル、後孔…蕾、ねえ、ディー、何がいいと思う?」
「ま」
「それはない。フィーがそんな言葉口にしたら、ディーのことぶん殴るけど」
「じゃあ、口」
「口?……ああ、いいね、それ。フィー」
二人でまた意味がわからない会話をして、まとまったのか、エルは僕に視線を合わせた。
「フィー、私の指を咥えているところは、『お口』って言おうか」
「お…くち?」
「そう。『下のお口』って言ってみて」
「……僕の……、下のお口……」
「「ぅぐ…っ」」
「じゃあ、今、どこがどうなってる?私達に教えて?」
「……僕の、下のお口が、エルの指にかき混ぜられて、すごく、きもちいい……」
「「うぐぅぅっ」」
言って、って言われたから言ったのに、言ったら二人からうめき声が出た。
……なんで?
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