幼馴染二人と冒険者になりました!

ゆずは

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幼馴染み二人と僕の15歳の試練

54 僕達の家

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 ベッドの上にいるときは、ずっと裸だった。
 服を着るときは、あのふわふわでサラサラのリボンがたくさんついた服だった。
 たくさんキスをして、たくさんさわった。
 そしたら、もっとたくさん、好きになった。
 僕、二人から離れて生活できるのかな。
 二人がいないのに、夜、ちゃんと眠れるかな。
 きっと、暫くしたらまた慣れるんだろうけど、少しの間、寂しくて泣きそうな気がする。

「場所は大体目星つけたんだ」
「……なんの場所……?」

 ベッドの上で寝てるディーの上に被さるようにうつ伏せになってた。
 ディーの体温が気持ちいい。

「俺達の家」
「……いえ」
「来年、フィーと私達三人が住むための家だよ」

 エルはディーの隣に寝転んで、僕の背中やお尻を撫でてく。

「ぼくたち、の」
「そう。あまり狭くはしたくないけど、広すぎるのも嫌だから、まぁ、そこそこな広さにするつもり」
「寝室と居間と台所と風呂場があればなんとかなるしね」
「あんまり広いとフィーが遠くなるし」
「ベッドは大きいのがいいねぇ。寝室に簡単な風呂場をつけるのはいいかもしれないよ?」
「ああ…それがいいな」
「寝室にはクローゼットかな」
「だな」
「フィーの服、もっと増やさなきゃ」
「…フィーの服もそうだけど、冒険者になるんだから、ある程度の装備は必要だろ」
「うーん……今からでも少し可愛くてエロいの探しておくかな……」
「エロはいらん。他のやつにだって見られるんだから」
「確かに」
「まぁ……軽くて丈夫な胸当てと、できれば魔法付与されたローブあたりか…?」
「そうだね…。魔法付与かぁ。私ができるようになればいいのかな…」
「まあ。お前ができるなら経済的」
「付与って感覚がよくわかんないんだよね…」
「レヴィ殿に聞いてみるか」
「買ったほうが早いって言われそ……」

 僕、口出しできない…。
 家のことも、服のことも。よくわかってないし。
 でも、二人が、冒険者になった僕のこともちゃんと考えてくれてるのはわかって、ディーの上でふふ…って笑ってしまった。

「…ん?なに笑ってるんだ?」
「なんか楽しい話あった?」
「んーん。なんか、嬉しくて」

 すりすりとディーの首元に顔をくっつけた。
 いい匂いがして、思わずそこをはむはむと噛んでたよ。

「くすぐったいよ、フィー」
「ん」
「シたくなった?」
「ん…」

 頭を起こしたら、エルがすぐにキスしてくれた。
 ディーの手が僕の胸を揉んできて、先っぽのとこをキュッてつまんで来る。

「んぅぅ」

 僕とディーの身体の間で、あれがまた固くなってく。

「ん……シた、い」

 身体が疼き始めて。

「「望みのままに」」

 二人からの甘い言葉に身体が震えて、僕のあれから、とろとろと雫が落ちた。




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