131 / 247
幼馴染み二人と僕の15歳の試練
38 たくさんキスして
しおりを挟む一枚一枚、丁寧に脱がされる。脱がされた服は、引き寄せた椅子の背もたれにかけられてた。
お風呂に入るわけじゃないのに、全部脱がされた。
心臓……いたい。
恥ずかしくてベッドの上で膝を抱える様に座ってたら、またディーにくすっと笑われて、頭から着替えの服をかぶるように着せられる。
「フィー……可愛い」
抱き上げられた。捲れた裾をぎゅぎゅって下ろしてる間に、ディーは椅子にかけてあった服をベッドに移して椅子に座った。
ディーと向かい合うように足の上に降ろされて、僕を見るディーの優しい目に会う。
「キス?」
頬をくすぐるように撫でられて、気持ちよくて口元に笑みが浮かんでしまう。
「うん……たくさんキスして」
「いいよ」
ちゅ…って、音を立てながら、何度もしてくれる。
ディーの手が背中を撫でて、お尻のあたりまで下がってくる。服の下、何もつけてない。
「うぅんん……」
キスされたまま、服の裾を捲りあげられた。
「……三日も寝てたのに」
キスの合間にこぼれた言葉。
昨日の夜、お風呂に入れてもらったときもそうだったけど、ディーの指は何かを確かめるように僕の肌を滑っていく。
ただ、昨日よりももっと丁寧で、時々お尻のあの場所も触られて、ビクビク身体が震えてしまう。
「んん……ぅ、キス……っ」
「ん」
口元が笑った気がした。
ぺろって唇を舐められて少し開いたら、すぐに舌が入ってきてかき回していく。
「はぅ……ん」
きもちいい……っておもってたら、花の匂いがしてきた。
「まあ、ディーの言いたいことはわかるっていうか」
エルの声と、テーブルの上でカタンて音。
「お茶入ったよ」
耳元で、エルの声。
項を舐められて、エルの手が後ろから伸びてきた。
ディーの足を跨いでいる太腿をするりと撫でられて、形を変えてる僕のそこもするりと撫でる。
「ぁぅんん」
「はぁ…。固くして……可愛いなぁ、もう……。フィー、お茶、飲まないの?」
「の、む……ぅ…」
「ん。早くしないと冷めちゃうよ。……それとも、キスのほうがいいの?」
ディーとの唾液が溢れてコクコク飲み込む。
ちょっと口を離したら、エルに後ろから引っ張られた。ディーの脚の上で仰向けになるような感じで倒される途中の微妙な姿勢で固定されて、逆さ向きでキスされる。
この姿勢……つらい……。
「んんう、んんぅぅ」
エルとキスしてる間に、ディーが僕の服をまくって、胸にキスしてきた。エルの片手も、胸に伸びてきて、僕の小さな胸の粒を摘み上げる。
「あ……やぁんん」
ディーも反対側に吸い付いてきた。
……おちゃ、飲みたいのに…っ。
でも二人ともやめるつもりはないみたい。…さわって、とか、キスしてとか、言ったのは僕だけど……。
でも、きもちくて、キスも好きで、どうしよう……って思ってたら、さっきエルに触られたそこを、今度はディーに触られた。
「ふぁっ」
しかも、ぐしぐし擦られて、身体中熱くなってくる。
「あ、やあ……あ、ぁぁ、あ、ああっ」
『恋人』になってから何度も経験してきたこと。恥ずかしいけど、二人がしてくれるから好き。
「ゃ……だ、ぁ……、ィくぅ………」
「いいよ」
ぐちぐち音がする。
口はしっかりエルに塞がれて……、その瞬間大きく体が跳ねた。
「んんんんー………っっ」
ディーの手が濡れてく。
僕の身体の震えが落ち着くと、ディーの手が離れて、いつの間にか用意されてたタオルで足の間を拭われた。
服の裾も下ろされて、エルに抱き上げられた。
1
お気に入りに追加
1,338
あなたにおすすめの小説

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

王族なんてお断りです!!
紗砂
恋愛
この度めでたく私、エリス・フォーリアは男爵令嬢のいじめなんて生ぬる……馬鹿らしいことをしたという理由で婚約破棄をされました。
全く身に覚えもありませんし、その男爵令嬢の名前すら知らないのですが。
まぁ、そういうことで王家を見限った私は王国から店舗を撤退させていただきます♪
……のはずが、何故国王選定の最有力候補に名前があがっているのでしょうか?
そのうえ、他の公爵家の方々から頭を下げられ、隣国の王子との婚約話も進んでいるのですが……
ガチャからは99.7%パンが出るけど、世界で一番の素質を持ってるので今日もがんばります
ベルピー
ファンタジー
幼い頃にラッキーは迷子になっている少女を助けた。助けた少女は神様だった。今まで誰にも恩恵を授けなかった少女はラッキーに自分の恩恵を授けるのだが。。。
今まで誰も発現したことの無い素質に、初めは周りから期待されるラッキーだったが、ラッキーの授かった素質は周りに理解される事はなかった。そして、ラッキーの事を受け入れる事ができず冷遇。親はそんなラッキーを追放してしまう。
追放されたラッキーはそんな世の中を見返す為に旅を続けるのだが。。。
ラッキーのざまぁ冒険譚と、それを見守る神様の笑いと苦悩の物語。
恩恵はガチャスキルだが99.7%はパンが出ます!
手紙
ドラマチカ
BL
忘れらない思い出。高校で知り合って親友になった益子と郡山。一年、二年と共に過ごし、いつの間にか郡山に恋心を抱いていた益子。カッコよく、優しい郡山と一緒にいればいるほど好きになっていく。きっと郡山も同じ気持ちなのだろうと感じながらも、告白をする勇気もなく日々が過ぎていく。
そうこうしているうちに三年になり、高校生活も終わりが見えてきた。ずっと一緒にいたいと思いながら気持ちを伝えることができない益子。そして、誰よりも益子を大切に想っている郡山。二人の想いは思い出とともに記憶の中に残り続けている……。
悩める文官のひとりごと
きりか
BL
幼い頃から憧れていた騎士団に入りたくても、小柄でひ弱なリュカ・アルマンは、学校を卒業と同時に、文官として騎士団に入団する。方向音痴なリュカは、マルーン副団長の部屋と間違え、イザーク団長の部屋に入り込む。
そこでは、惚れ薬を口にした団長がいて…。
エチシーンが書けなくて、朝チュンとなりました。
ムーンライト様にも掲載しております。

愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…
勇者パーティから追い出されたと思ったら、土下座で泣きながら謝ってきた!
蒼衣翼
ファンタジー
書籍化にあたりタイトル変更しました(旧タイトル:勇者パーティから追い出された!と、思ったら、土下座で泣きながら謝って来た……何がなんだかわからねぇ)
第11回ファンタジー小説大賞優秀賞受賞
2019年4月に書籍発売予定です。
俺は十五の頃から長年冒険者をやってきて今年で三十になる。
そんな俺に、勇者パーティのサポートの仕事が回ってきた。
貴族の坊っちゃん嬢ちゃんのお守りかぁ、と、思いながらも仕方なしにやっていたが、戦闘に参加しない俺に、とうとう勇者がキレて追い出されてしまった。
まぁ仕方ないよね。
しかし、話はそれで終わらなかった。
冒険者に戻った俺の元へ、ボロボロになった勇者パーティがやって来て、泣きながら戻るようにと言い出した。
どうしたんだよ、お前ら……。
そんな中年に差し掛かった冒険者と、国の英雄として活躍する勇者パーティのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる