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幼馴染み二人と僕の15歳の試練
37 触らないの…?
しおりを挟む「フィー、俺にも」
「うん」
エルの手が離れて、今度はディーが頬に触れてくる。
同じように背中に腕を回したら、優しい触れるだけのキスを繰り返してから、舌が口の中に入ってきた。
二人のキス…気持ちいい。
「お茶の支度してくるよ」
エルの手が僕の頭を撫でていく。
……あれ?…って思ってしまったのは、仕方ない…よね?
「ん……、さわら、ないの?」
ディーのキスから逃げて、思わず言葉にしてた。
だって、いつもの一の日だったら、ここについたらすぐに二人にあちこち触られた。
怪我してないかとか変わりはないかとか、そんなのを確認しながら、あちこち舐められて、……あそこを、広げられて。
「「フィー?」」
二人から見られて、僕の顔が、ぼぼぼーって熱くなって、俯いてしまった。
やだな……恥ずかしい。
いつも何も考えることなく二人からされるから…。考える前に考えられなくなるというか…。
「「フィー」」
呼ばれても顔をあげられない。
心臓、ばくばくしてて、苦しい。
どうしよう……って思ってたら、くすって笑われた。
「触りたいよ」
「ひゃ…っ」
突然、右の耳に唇をつけてディーが話すから、ビクビクだて震えちゃう。
「裸に剥いて舐めたいし」
「ゃぁぅ……」
左の耳には、エルが。
「でも、今夜帰さなきゃならないわけじゃないから」
「焦らなくてもいいでしょ?」
「…フィーがしてほしいなら、遠慮なくするけど」
「昨日の夜だって、キスだけだったしね」
声が、とても、甘くて。
身体中、熱くなって。
上着を脱がされる。
少し厚めの服の上から膨らみのない胸を撫でられて、また、ぴくんぴくんて身体が震える。
「あ………あぅん……」
ディーとエルに触られると、そこから身体が疼いてくる。
今だって、触られてるのは胸だけなのに、ズボンの中でそこが窮屈になってるのがわかるし。
「……んんぅ……、おちゃ、のむ……っ」
「飲めるのか?」
くすくす笑うディーの声。
「のむの……っ」
「ん。じゃあ、淹れてあげる。その間ディーに甘えてていいからね」
「んん……」
「でかけるにしてもまだ早いしな。……フィーに触れないで過ごす選択肢はそもそもなかったな」
「フィーも触ってほしそうだしね」
エルが僕にキスをして、台所の方に向かっていった。
ディーは脱いだ上着を片付けて、シャツの上の服のボタンを少し外して着崩した。
僕は、その仕草も格好いいなぁ…って思いながら、ディーの腕の中にいる。僕を片腕で抱き上げたまま作業するディー。力持ち…。
ディーは上着を片付けてから、僕の部屋着を出してきた。……僕の、と言っても、ディーの服だけど。大きくて、膝上くらいまで隠れて、袖が長くて。夏の間は、エルの服を着てたけど。
「ディー」
「着替えよう?」
「ん……」
ディーが僕をベッドにおろした。
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