幼馴染二人と冒険者になりました!

ゆずは

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幼馴染み二人とほとんど会えなくても豊穣の国の神殿で頑張ります

43 いっぱいいっぱい

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 もう、もうもう、なんというか、僕の頭の中、大変なことになったと思う!

 好きっていう気持ちも、触ってもらったら気持ちいいってことも、二人とずっと一緒にいたいっていう想いも、自覚したばかりの僕には、とても大変なことなんだよ。

 でもでも、二人にとっては、今までずっと考えてきたことだし、突然のことじゃなくて。
 そもそも、恋人同士が何をするのか、なんてことも、僕は何も知らないわけで。
 だから、二人が僕にしてくれることが、恋人同士がやること…っていう認識で。
 久しぶりのエルのご飯を食べ終わって、三人でゆったり過ごしてるときに、聞いてみたよ。

「僕も二人のお尻、いじったほうがいいの?」

 ……って。
 そしたら、二人とも黙っちゃって、直後には大笑いしてて……。
 もう、全然わかんないよ!
 なんで笑うの!

「フィーはしなくていいんだよ」
「うん、そうそう。お尻をイジるのは私達だけ。フィーは気持ちよく感じてくれればいいから。慣れたら可愛いお口でなめ――――うぐ」

 エルが何か言いかけたけど、すかさずディーがエルの頭をベッドに押し付けてた。
 …相変わらず二人仲がいい…。

「なに…?」
「気にしなくていい。……そのうちわかるから」
「う、ん??」

 気にしなくていいなら、忘れることにするけど。
 むーんと唸っていたら、ベッドに突っ伏していた(頭を抑えられていた、とも言う…。息、できてたかな……?)エルが、ずりっとそのまんま移動してきて、僕の服の裾をペロンとめくって、ご飯前からいじられていた僕のそれを、ぱくん、って、くわえてきたっ。

「ひっ、あぁんん」

 下、なんも穿いてなかった。

「あ、やぁ…っ」

 きもちいい。

「ったく……」

 僕の右側に座ってたディーが、僕の後ろに回り込んで、足に手を伸ばしてきた。
 口ではくはく息をしていたら、後ろから、ディーに両足を広げるように抱えられた。

「あぁ…!?や、やぁっ、ディー、はずかしい……恥ずかしいから……っ!!」

 じたばたしても、ディーはびくともしない。
 僕の足の間では、エルがじゅるじゅる言わせながら僕のを舐めてるし。

「上手にイけたら、買い物に行く支度をしようか」
「ふ………ぅぅんんん」

 耳元で甘い声が響いて、身体が震えだす。

 結局、二人に気持ちよくさせられちゃって頭はぽやぽやしてるし、二人は二人で、どちらが僕を先にイかせることができたかっていう謎の張り合いしてるし…。
 もういいよ。僕、いっぱいいっぱいで、なんにも考えられないし……。
 でも、お願い。
 僕の下着とズボン、返して……。


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