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幼馴染み二人の成人のお祝いです
3 お祝いは
しおりを挟む村長さんからもらった宿屋の一室は、流石に豪華だった。
「うっそ……ベッド大きい……。はじめてみた……こんな大きいの」
「流石村一番の宿屋」
「フィーが転がっても落ちないね?」
ディーにおろしてもらって、ベッドにバフンって、飛びこんだ。
「うあああ、ふかふかだあ」
「あれだな。ここまでの大きさのは無理でも、この布団は同じもの入れたいな」
「そうだね……。でも、三人となると、それなりに大きなものを入れないと」
二人とも、なんか考え込んじゃったよ。
あ、そうだ!
「エル、エル!」
「ん?なに?フィー」
僕の方を向いたエルに、ぎゅーって抱きついた。
「!」
「さっき、ディーにぎゅーってしたから」
エルにもしなきゃね。
「フィー、可愛い」
「ふふ」
気持ちよくて、思わず頭をグリグリこすりつけちゃった。
「ね、二人とも、お祝いは何がいい?」
エルの腕の中を堪能してから、居住まいを正して二人に聞いてみた。
「祝ねぇ」
「お祝い…」
うーん…と唸っていた二人は、はたっとお互いを見て、頷きあった。……凄い。言葉もいらないくらいわかり合ってる。
「「一緒にお風呂に入ろう」」
同時に言われたことを、頭の中で反芻してた。
「え?」
「一緒に風呂。俺たちの身体、洗ってくれ」
「フィーのことも洗ってあげる」
「でも……、三人でお風呂なんて、狭くない?」
そこで笑ったのはディーだ。
「村一番の部屋をなめるなよ、フィー」
や、なめてなんかないけど。
とっても楽しそうな二人に手を引かれて、お風呂場の方に連れて行かれた。
扉を開けて中を見たら、確かにこれはすごい。
「ひ……っろ!!」
一体何人で入るの!?ってくらい、広い。
浴槽にはもうお湯がはってあって、いつでも入れる。
「こんなに広いお風呂、僕初めてみた…」
「俺もだよ」
「私も……ちょっと予想以上」
でも、これなら、大丈夫だよね!
「ディー、エル、入ろう!」
ぐいぐい二人の手を引っ張って脱衣所に入ると、笑った二人が僕に向かって手を伸ばしてきた。
ディーは上の服を、エルは下の服を、打ち合わせも何もなく躊躇うことなく脱がしていく。なので、僕はあっという間に裸。
二人は僕のことばかりかまってるもんだから、まだ服を着たまま。
「フィー、ボタン外して」
「うん」
デイーが少し身をかがめて、僕の頭にキスをしながら言った。僕が頷いて服のボタンを外し始めたら、後ろからエルの手が伸びてきて、僕の胸を撫で始めた。
「エル、くすぐったいっ」
「フィーのここ、尖ってきて可愛い」
後ろから耳を齧られた。
エルの指が僕の胸にある尖りを押しつぶしたり引っ張ったりするから、指が震えてボタンを外すのに時間がかかっちゃう。
「んんんー……っ、ね、なんでそんなとこ、触るの、ボタン、外せない……っ」
「『特別』だからだよ。フィーは特別。特別な幼馴染だから、ここを触るのは当たり前の事だよ?」
「そ……なの?」
「うん、だから、ほら、触らせて?フィーはディーの着替えちゃんと手伝って」
「ん……」
口を開くと、はぁ…って息が漏れちゃう。
そしたら、ディーが、僕の額にキスをした。
「顔真っ赤だな……可愛い」
「ん……だ、って」
特別なこと……嬉しいけど、これは初めてだから。なんか、体中そわそわするし、落ち着かないし…。
「……ねぇ、ディー……」
「なんだ?」
僕が悪戦苦闘してると、僕を挟んでディーとエルがなんか話し始めた。
「……ちょっと、やばいかも」
「……俺もだ」
「挿れていいかな?」
「耐えろ」
「~~~っ、どれくらい?」
「あと二年」
「無理」
「駄目。決めただろ」
「じゃあ、素股」
「エル…」
「ディーだってしたいでしょ?」
「ぐ……」
「私達の姫は無邪気すぎて…」
「天然だからな…」
「全然気づいてくれないし」
「まだ14だしな…」
「んんー……限界!!」
僕を挟んで、二人何を話してるの。
14…ってことは、僕のこと?
限界、って叫んだエルが、僕のお尻のあたりに腰を押し付けてきた。
「ひゃ……!?」
なんか、硬くてヌルヌルしたものに、腰とかお尻とか触られてる。
え、なに、これ?
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