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蜜月は続くよどこまでも!?

13 みんなでお風呂……なんだけど

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 くったりとクリスに体を預けて洗われていた。
 その間、マシロはお湯に慣れてきたみたいで、尻尾も動かしているけど、お湯を吸った尻尾が重たそう。
 クリスが俺の髪を洗い終わってから、今度は俺がマシロを洗うことにした。いつもならクリスの髪を洗うんだけど、今日はいっか。マシロ優先だ。

「マシロ、石鹸で洗うよ?」
「みゃ」
「顔にかけるからね?」

 そしたら両目をぎゅっと閉じるマシロ。えらいえらい。
 ちょっとずつお湯を頭にかけて石鹸をつけた手で撫でながら洗ってあげる。いつもふわふわな毛だからあまり気にならないけど、やっぱりまだちょっと痩せてる。ちっさい。

「マシロ、嫌がらないでえらいね」

 ぺしょんとした耳、可愛い…。
 首もとまで石鹸も綺麗に洗い流して、顔が濡れてるのは嫌だよね…って、首から上あたりが乾くようにほんの少し魔力を使った。
 俺の魔力を感じたのか、マシロが目を開いてじっと俺を見る。

「乾かすからね」

 熱すぎない風を。ドライヤー弱くらいの風力で。ふわっふわになるように。
 手で撫でながらそんなのをイメージして魔力を練り上げたら、イメージ通りの風魔法ができた。温風魔法とでもいうか、まんまドライヤーというか。

「いい感じ」

 これ、地味にお役立ち魔法ではなかろうか。
 ん。おぼえておこ。

「マシロ、お湯かえるからね」
「みゃ」

 機嫌がよくなったマシロを桶から出して、体も石鹸で洗う。今は二本になってる尻尾。あのふさふさの尻尾がぺしょんってめちゃ細い。可愛い可愛いと思いながら石鹸も流して、桶に新しいお湯を汲んでマシロを桶の中に入れた。

「マシロ、そこで遊んでて」
「み」

 お湯はもう怖くないみたいで、前足でぱしゃぱしゃ遊んでる。
 可愛い可愛いってマシロばかりを構っていたら、俺の後ろで完全に機嫌を損ねていた人が、一人…。

「アキ」
「んえ?」

 後ろから顎をとられて、ぐいっと上向きにされた。そこにかぶさるようにクリスの顔が下りてきて、塞ぐようにキスをされた。

「ん、んっ、んぁ、ちょ」

 首、首がつらいっ。
 キスは長くはなくて、舌が絡むよりも早く唾液を流されて、コクリと飲み込んだ。

「も……なにっ」

 飲み込んだらすぐに解放されたから、首がどうにかなることはなかったけど…、振り向いたらクリスの笑ってない目と視線があってびくりと体が震えた。

「マシロに構いすぎだと言ったはずだ」
「え」
「伴侶である俺を放置して…楽しそうだったな?」
「え、え」
「仕置きが必要だな?」
「え、え、やだ、や」
「嫌は聞かない」

 後ろからきっちり抱き込まれて耳を咬まれた。
 息をつめたら、洗ってもらったばかりの髪にキスをされて、長くなってきた後ろ側の髪をかきあげられて、うなじに何度も吸い付かれた。チクンって痛みが走るから、きっと跡がたくさんついている。
 クリスの腕の中から逃げられないまま、石鹸でぬるぬるした手が俺の体をはい回った。

「あ、あ、あ」

 胸をいじられたら、もっといじって……って言ってるみたいに胸を突き出すような動きをしてしまう。
 ずっと抱かれてて、敏感になってる体は、多少時間が空いていてもあの気持ちよさを忘れていない。

「あ……だめ、だめ……っ」
「何が駄目なんだ?」
「や……だって、すぐイっちゃう……、マシロが、いる、のに…っ」
「何も問題ないな」
「そ、んな…あっ」
「乳首だけで一度イけ」
「ひう……っ」

 胸のとこをぎゅうって引っ張られるのと同時に、上を向いてた俺の息子の根元をクリスの大きな手に握られた。

「ひ、ひぁ、や、や、て、はな、してっ、や、イく、イ…あぁぁ…!!」

 ……乳首だけをこねくり回されてイってしまった。なのに、クリスの手が俺の息子をせき止めているから吐精できなくて、熱が体の中に籠ってる。

「ひぅ、ひ、ぁ、ぁ」
「まだだ」

 胸をいじってた手が離れて、俺の尻を開いた。
 ぬるっとした指は何の抵抗もなくそこに入り込んできて、ぐちゅぐちゅとかき回される。

「十分柔らかいな」
「あ、や、や」

 広げられたそこに、熱杭があてられた。
 見えないけど、それがびきびきと血管を浮きあがらせるほど滾ってるのがわかる。
 クリスの男根はなんの抵抗もなく俺の中に入ってきて、ずぷん…って奥まで突き刺さった。

「あ、あぁぁ……!!」

 ガクガク体を震わせながらイった。…まだせき止められていて、出したいのに出せない。

「あ……あ……あ、んっ」
「手の中でびくびくしてるな…。出したいか?」
「あ……だし、たい、だしたい、イかせて、や、だしたい…っ」
「まだ許さない」
「ひぅ……っ」

 ……実に楽しそうなクリスの声。
 俺の息子を握られたまま体を前に倒されて、少し横向きにされて片足だけ持ち上げられた。
 床についたままの足をクリスは器用に跨いで……、ぐいぐい奥を突かれた。

「あ、あっ、おく、おく、はいる、はい……、あ、ああ……!!」
「気持ちいいな?」

 アクロバットみたいな体位だっていうのに、クリスの動きは変わらない。バキバキの男根はあっさりと俺の奥の奥まで入り込んで、もう目の前がチカチカするとか頭の中真っ白になるとか、ぐちゃぐちゃになった。
 熱はどんどん体の中に溜まる。
 出したい、解放したい。
 はやく、はやく。

「くりす……いきたい、ださせて、おね、がい、ださせて……っ」
「約束できるか?」
「やく……そく?」
「俺を誰よりも何よりも優先すること、それだけだ」
「する……する、から…ぁ…っ」

 いつもしてるもん……ってうっすら思いつつ、マシロに嫉妬しないでよ……と思いつつ、約束するって言わないと解放されなくて。

「忘れるなよ」

 酷く楽しそうに笑ったクリスが俺の息子を解放して…、すぐに激しく腰を打ち付けてきた。
 当然、俺はもう何も考えることができなくなって、ひたすらクリスからの快感を受け入れて、精液なのかなんだかわからないものをずっと垂れ流し続けた。
 指一本動かせないくらいまで揺さぶられて、満足したらしいクリスに抱きかかえられて湯舟に浸かり、濡れそぼったマシロをお腹の上に乗せられて、脱衣所でタオルにくるまれて……、ふわふわになったマシロを堪能する前に落ちた。

 ……クリス、マシロのお世話、してくれた、かな………。




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