【2話目完結】僕の婚約者は僕を好きすぎる!

ゆずは

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ふくふくおむねと僕の婚約者

僕の人形に見られながらなんて嫌だよ

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「ああ…もう。とりあえず今はいいか。さ、ジュリアン、着替えようね」

 ニールはすっかりいつも通りの表情に戻って、自分も靴を脱いでラグの上にあがってきた。手にはあのドレスがあって、僕のそばにおいた。

「あの…」
「大丈夫。全部僕に任せて?」
「ん…」

 ちゅ、ってキスをされて頭の中がとろんとなる。
 ニールは楽しそうに何度かちゅ、ちゅってして、突然僕の硬くなってた乳首を両方指につまんできた。

「んっ」
「あー……気持ちいい。可愛い乳首」
「ひゃ、ぁ、ぁっ」
「あ、ドレスを汚すとまずいからね。ちょっと準備しようか」

 に…って笑うニール。
 僕の前に跪くと、硬くなりかけていた僕のそこに、ねっとりと舌を這わせてきた。

「ひん……っ」

 僕の、すぐ硬くなっちゃう。
 ニールはペロペロ舐めて、時々僕を見上げて目元を緩める。
 口の中で唾液をからめるように舌を動かされて、ずちゅ…って口から出されたときには、もうしっかり硬く上をむいていて、濡れて光って見えた。

「動かないでね」
「にーる…っ」

 にっこり笑ったニールに、背筋がぞくぞくする。
 ニールはどこからともなく、シンプルなケースを取り出して、それを片手で開けた。
 その中に、銀色に光る道具が、いろいろ……。

「それ、や…っ」
「準備だよ?」

 だって、それ、僕が怖いやつ。痛くて、辛くて、気持ちいいやつ。

「に」
「ジュリアン…特注したんだ」

 ニールの手の中に、キラリと光る細長い棒。
 ニールはその棒に香油をからめて、片手で支えた僕のそこの先端に触れさせた。

「や……や……っ」
「力を入れたらだめだよ」
「やぁ…っ」

 蜜をこぼしていた僕のそこは、その銀色の棒を飲み込んでいく。

「は……や、やぅ、ぁん、あっ」

 足が震える。けど、ニールはやめてくれない。

「ジュリアンは気持ちよくなってるときの方が胸も柔らかくなるからね」
「にーる…っ」
「ああ、ほら。全部入った。……綺麗だ。宝石がジュリアンを引き立ててる」

 ちらりと見た。
 先端に、宝石が嵌ってるように見える。あの棒にそんな飾りがついていたらしい。

「あと、念のためにね」

 ニールはまた別の道具を取り出した。
 リング状のものを、僕の硬くなったままのそこの根本にカチャンってつけてしまった。

「ひぅ」
「蓋をしてるから漏れることはないと思うけど、ね?確認してみようか」
「んや…っ」

 ニールはまた僕のそれを舐めた。
 しかも、今度は、棒につけていた香油を指に絡めて、片手で開いた僕のお尻の奥にいれてきた。

「ひゃぁん…っ」

 ……僕より僕の体を熟知してるニールだから。
 教えられた気持ちのいい場所を的確に揉まれて、僕の硬くなってるものを舐められて吸われて、いろいろ我慢することは無理で。

「や、あ、あっ、イく、や、だめ、イくぅ」

 出して楽になりたい。
 なのに、こみ上げてくる熱がはじけることができない。

「や、やっ、やだっ、これ、抜いて、外してええっ」

 涙声になっちゃった。
 でもニールはやめてくれない。
 じゅぷじゅぷ音をたてながら僕の硬いものを口の中でもてあそんで、ぢゅくぢゅく音をたてながら三本の指でお尻をいじってる。

「や、あ、やぁ、だめ、イく、イく…っ、ひ、ひぁっ、あああ─⁠─⁠─⁠─⁠……っ!!」

 全身が震えた。
 足に力が入らなくて、跪いてたニールにもたれるように倒れこむ。
 ぐちゅって指が抜けた感覚に「あんっ」て声を漏らしてしまった。

「…ん。いいね。ちょっとだけ滲むくらいだから、合格」
「ん……」

 信じられない。
 僕のそこは熱を出せないから、硬く熱くなったまま。すごくジンジンしてる。
 ニールは満足気な顔で、唾液に濡れた僕のそこをタオルでぬぐってくれた。…それから、香油で濡れたお尻も。
 じわりと滲んだ汗も拭ってくれたけど、僕は自分で立つこともできないから、ニールは僕を椅子に座らせてくれた。

「下着からつけようか。襲いたくて仕方ないからね」
「んぅ…」

 涙の滲んだ目じりを唇であやされる。これは、素直に気持ちいい。
 ニールが椅子に座った僕の足を恭しく持ち上げた。
 つま先から丁寧にキスをされて、はぁ…って熱い吐息が肌をくすぐっていく。
 僕の息も熱くなっているけど、ニールはそれを気にせずつま先からソックスみたいなものをつけはじめた。
 柔らかな生地で真っ白で、少し肌がすけて、それから、長い。
 膝上まである長さのソックスを両足につけられた。太もも部分は真っ白レースがたくさんついていて、ピンク色のリボンが飾られてる。

「…ん、よく似合う」

 そう言って、ソックスに覆われた足をまた掲げて、足の甲にキスをした。
 ……僕ね。
 裸のままで椅子に座ってて、体は熱いままだからそこも硬くなったままで、でも、棒が入ってて根本にリングがはめられてる状態でね。そんな状態なのに、やたらと可愛いいソックスをつけただけの足を持たれて、キスをされてる。
 ニールは自分のことを変態だというし、僕もニールは変態だと思う。けど、この格好は僕の方が変態に見えちゃうよ…。

「あー…駄目だね。ジュリアンが可愛すぎて全然進まないや」
「…僕は、恥ずかしい…」
「大丈夫。恥じらうジュリアンも可愛いから」

 ……ニールは僕が何をしてても可愛いという。…もうっ。ほんっと、僕のこと大好きなんだから…っ。

「こうやって僕が一つ一つ着せていくと、人形で遊んでる気分になるね」
「…じゃ、僕自分で…」
「だーめ。楽しいから僕にやらせて?」
「でも人形って」
「ジュリアン人形なら何個でも欲しいね。……ああ、いっそのこと本当につくろうか。たくさんのジュリアンに見られながら、ジュリアンに種付けするのもよさそう」
「や……やだっ」
「ふふ…そのうちにね」

 ……ニールは、時々、怖いです。

 笑ったニールが僕の足に真っ白の下着をくぐらせた。
 なんとなく想像はついていたけど、明らかに男物じゃない、レースとリボンがいっぱいで繊細なつくりの女性用のものぽい。
 両足にくぐらせて、膝上までひきあげていく。

「ジュリアン、ちょっと立って。僕につかまっていいからね」
「うん…」

 ニールの肩に手を置いて腰をあげる。
 …足にちょっと力が戻ってきた。まだぷるぷるするけど。
 ニールは躊躇いなく流れるような仕草でその下着を上にあげた。
 硬くなったままの僕のそこが、柔らかな布地に包まれる。……下着の中から押し上げてる姿が妙に卑猥なんだけど。

「宝石の色が透けて見えるね」

 …うっとりとした目でそんなこと言われても困る…。
 …ちゅってその先端にキスをされても困る…。

「ドレスにも足を通そうか」
「…ん」

 ニールが準備したドレス。
 そういえば、普通のドレスに比べてスカートの裾が短かったように見えたけど、どうなんだろう。
 ふんわりとしたドレスに足を通す。裾のたけはいまいちわからないけど、腰のあたりの紐だけは絞められた。

「コルセットはないから苦しくないでしょ?」
「うん…大丈夫…」
「じゃあもうちょっと上まで絞めるからね」
「うん…」

 女の人がドレスを着るときは、コルセットで腰をぎゅうぎゅうにするんだよね。…それがないから楽かもしれない。

「…よし。じゃあ、ここからが一番大事なんだけど」
「…?」

 また椅子に座らされた。
 ドレスが引っ張られないように、裾を持ち上げてくれた。
 一番大事……ってなんだろう、って、次は何をさせられるんだろう…て、ちょっと不安になっていたら、ニールは僕の後ろに回り込んでものすごく唐突に両手で胸を揉み始めた。




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