【完結】僕とお兄ちゃんとお兄ちゃんの親友の適切な関係

僕とお兄ちゃんとお兄ちゃんの親友の適切な関係

オレと親友①

　早朝に通知音で目が覚めた。
　ため息をつきながら相手を確認すると、晃司の名前。
　なんだよ…と思って開いたら、目が釘付けになった。

　かすかに入る喘ぎ声と、閉じていた蕾に凶悪な太さのペニスがゆっくりと入っていく映像。
　蕾を押し広げていた手が、相手の足を持ち上げ、濡れて揺れる愛してやまないペニスが映し出される。
　数分の動画の終わりには、手淫で精液を吐き出すペニスが映し出されていた。

　……コメントを見て、思わず「コロス」と送った。
　オレの、オレたちの拓斗に一体なにをしでかすのかと。羨ましいか？そりゃ羨ましいさ！
　拓斗はおそらく眠っていたんだろうけど、あれは完全にセックスだろう。
　それでも、両親がいないとわかれば、拓斗に会いに行く一択だった。

「はあ……それにしても可愛い声だな」

　ベッドの中で繰り返しその動画を見た。
　自分のズボンの中に手を突っ込み、すでに勃起してるペニスを扱く。

　拓斗の蕾はきれいだ。早くそこに挿れたい。
　それに、拓斗のものも。顔に似合わず立派だ。
　アレを後ろに挿れられたら、どんなに気持ちがいいだろう。

「たく……拓斗……っ」

　繰り返し繰り返し。
　自分の指をなめ、後ろに入れた。
　くちゃくちゃと弄りながら、前も扱く。
　目はひたすら繰り返し動画を追う。

「は……、あ、あっ」

　ああ、もうすぐだ……っ！…ってところで、いきなり動画が消えた。

『この動画は削除されました』

　と、無慈悲な通知。

「うっそ……！！オレ、まだ保存してなかった………！！！」

　結局、何もかもが中途半端のまま。
　そうだった。
　これが俺の親友でありセフレの晃司だった。
　悔しい……。あいつの手の中で踊らされていた。
　あまりにも悔しくて、ひたすら抗議のスタンプを送り続けたのだった…。