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終章 勇者と聖女編

屋敷での秘め事

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 作戦が決まったところで、次に王国軍が攻めてくるまでに暇になる。いつまでも前線基地に留まっていても仕方がないので、勇人たちはフィアの転移魔法を使ってラオの屋敷に戻ることになった。

「それじゃ、なにかあったらその魔道具で連絡してね」
「ああ。わかった」

 戦の途中、将が後方でぬくぬくなどしていられないと言って前線から離れないラオに、通信用の魔道具を渡すのも忘れていない。
 魔道具はフィアの拳よりも小さく、宝石のような形をしている。

「使い方は魔力を流すだけだからね」
「なにかあったら時間なんて構わず連絡をくれ。そうしたらすぐにすっ飛んでいくからな」
「……ああ、心強いよ」

 そうして、勇人たちは一度屋敷へと戻ってきた。
 屋敷の中は、戦時中特有の空気が漂っている。が、それでも前線に比べて張り詰めたようなピリピリとした空気ではないので平和そのものだった。

「んじゃ、私は呼ばれるまでお酒飲んでいるから」
「ふむ。なら妾も付き合おう」
「私、は、お母さん、のとこに」
「じゃあ私はお嬢様と――え? メイド長が呼んでる? なんの用かしら」

 シェロとフィアは酒盛りに、マオは母の所へ行き、クレハは屋敷のメイドと離れていった。そうすると、自然に勇人とリリアの二人っきりとなってしまう。

「えっと、ユーキさんはどうするんですか?」
「ん? 特にやることもないし部屋に戻って寝るつもりだが」
「……でしたら、その、私の部屋に来ませんか?」

 恥ずかしげにリリアがそう言うと、勇人は思わずその顔をまじまじと見つめてしまう。

「それは、お誘いってことでいいのか?」
「……い、いえ、その、えっと」

 おろおろと慌てて言葉に詰まるが、ジッと勇人に見つめられたリリアは、顔を伏せながら、ギリギリ首が動いたと分かる程度に頷いた。
 女性から、それもリリアから誘われるという珍しい状況に断る理由など勇人にはなかった。
 
「――あっ」

 リリアを抱き寄せ、スキップでもする勢いで、勇人はリリアの部屋へと向かっていった。

 ◇
 
「むぐっ、んむぅっ、ちゅるっ」

 部屋に入った瞬間に、扉を背にしてリリアの小さな唇にむしゃぶりつく。
 歯垢さえ舐めとるように歯を舐め、頬肉に歯茎にしてを這わせてくすぐっていく。いきなりキスした時には動きがぎこちなかったが、すぐに目を蕩けさせて受け入れる始めた。

「ちゅぱっ、はぁ……なんだ、今日はやけに積極的だな」
「ちゅっ、ちゅっじゅるっ……い、嫌でしたか?」
「まさか。少し驚いただけだ。不安だったのか?」
「はい……。ユーキさんに限って万が一はないと分かっていても、不安で。だからその、こうして傍にいるんだということを確かめたくて――んむぅっ! んっ、ちゅる……」

 いじらしいリリアの様子を見た勇人は、より深く、強く抱きしめて唇を合わせた。いつもならここまで強引にすれば逃げる素振りをみせるのだが、今日のリリアは積極的に勇人の舌を貪る。
 一分ほど、リリアの唇を味わってから身体を離す。二人の唾液がアーチを描き、ぷっつりと千切れた。

「はぁっ、はぁっ……止めちゃうんですか」
「いや。続きはベッドの上でだ」
「きゃっ」

 勇人がリリアを抱き上げると、ベッドに投げ込む。
 ふんわりとした柔らかな布団に受け止められたリリアの上に、勇人が覆いかぶさる。

「キスしただけなのに、乳首が立ってるな。服の上からでもハッキリわかるぞ」
「っつ! は、恥ずかしいです……あんっ」

 赤いイノセント・ドレスに浮かび上がっている小さな勃起を勇人が押しつぶすと、リリアの口から声が漏れる。

「脱がすぞ」

 リリアは言葉ではなく、首を動かすことで返答した。
 ドレスの肩紐をゆっくりとずらすと、真っ白な肌と魅惑的な肩甲骨が目に飛び込んでくる。その素肌にキスをしたい衝動を抑えながらドレスを降ろしていくと、ハンカチを結んで作ったような原始的なブラジャーが現れる。
 そのブラジャーは中央の結び目を解けば簡単に外れてしまい、鮮やかなピンク色の乳頭が顕になる

「はぁっ、んんっ!」

 勇人は、現れた大きな果実を両手で掬い上げるように持ち上げると、円を描きながらこねまわす。

「いひっ、んくっ、あひぃっ」

 ピンッと立ち上がった乳首をあえて触らず、ゆっくりと濃い乳輪を指でなぞりながら撫でまわす。時折、指で軽く弾いてやると、リリアは面白いくらいに声を上げて身体をくねらせる。

「やぁっ、ユーキさん! ち、乳首、触って……」
「んーまだ駄目だ」

 雄に虐められる為、クリトリスにも負けないほど勃起して硬くなっている乳首を、勇人は無視し続ける。そうすると、ぷっくりと乳首が膨らんでいき、息を吹きかけるだけでぷるぷると震えるほどになった。

「やぁぁぁっ。切ないんですっ。ユーキさんっ」
「まったく。こんなに大きくしてはしたない乳首だな。そんなに触ってほしいのか?」

 強弱を付けながら、胸全体を刺激するように揉んでいくと、乳首と連動するように、硬く張り始めていく。

「ゆーきひゃぁん。すん、ぐすんっ」

 いつまでも勇人が意地悪を続けていると、切なさが限界を迎えたリリアが泣き始めてしまった。
 勇人は、慌てて啄む様なキスをして涙を拭うと、双丘の天辺で硬く尖った乳頭を指で挟み、押しつぶした。

「んぎゅっ!!」

 潰れたような声を上げながら、リリアの身体が震える。下腹部へ視線を向ければ、達してしまったのか、まだ脱がしていないドレスに染みが出来て濡れていた。

「これ以上は汚しちまうからな。全部脱がせるぞ」
「あっ、は、はい……」

 勇人にされるがまま、リリアが服を脱がされる。
 まだ日も高く、明るい部屋の中にリリアの裸体が晒される。羞恥と興奮で肌を染め、身体中から雌の淫臭いを漂わせる。恥部は既に愛撫が不要なほどに濡れ、雄を誘うように肉ビラがパクパクと動いている。
 男を受け入れる準備ができたリリアの身体を見た勇人は、服を脱ぎ捨て、怒張した肉棒を見せつける。

「……あっ。ユーキさんも、こんなに興奮して」

 硬く太く、雌を犯す準備のできた肉棒を見て、リリアは艶やかな吐息を漏らす。

「リリア。いいか?」
「……はい。私の身体を、好きに使ってください」

 リリアは、淫汁で濡れた自らの肉ヒダを指で広げてみせた。
 理性も限界に近かった勇人は、リリアのそんな動作を見て、我慢を放棄する。
 勇人は、剛直をリリアの恥部にあてがうと、躊躇うことなく突き入れた。

「ぎっ! くひぃっ!」

 何度も肌を重ねあわせているというのに、いまだ処女のような膣肉を、ガチガチに硬くなった異物がこじ開けいく。
 挿入されただけで軽い絶頂を迎えたリリアは、シーツをギュッと握りしめ、力が抜ける。
 そうすると、マンコの中で刺さったままの肉棒が、より深い場所に潜りこむ。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ。あぁ、ああぁぁ……」

 カチカチと歯を鳴らし、お腹の奥で感じる快楽を堪えようとする。だが、そんなリリアの努力を嘲笑うように勇人はズンズンと腰を前後させ、リリアの膣を蹂躙していく。
 膣肉がカリで引っかかれ、粘膜が刺激される。

「あぐぅっ。あ゛ぁ! うぁぁぁぁっ、いぎぃっふぅー!」

 突かれているのは奥だけではない。様々な角度を付けて膣を拡張し、のの字を描くようにペニスの恥骨を押し付ける。
 そうすると、クリトリスが潰れ、中と外の両方の刺激にリリアが雌声を上げてよがる。
 膣内からは、ぷしゃぷしゃと潮が吹きだし続け、リリアは何度も痙攣を繰り返す。

「お゛ッ! おおお! んお゛ぉぉぉぉ!」

 どこかの娼婦だと言われても納得できてしまうほどに、リリアの声は裏返り、「おッ゛おッ゛」とうわ事を繰り返す。

「くっ! おい! この淫乱メスマンコに射精だすからな!」

 勇人がリリアの腰を持ち上げ、マングリ返しの体勢を取と、確実に目の前の雌を孕ませる為に、奥へとチンポをグリグリ擦りつける。

「あ゛あ゛あ゛、は゛い゛っ! ごひゅじんひゃまのしぇーえきくだしゃいぃっ!」

 リリアは勇人の腰に足を回し、決して逃がさない様に捕まえる。子宮は肉棒に完全屈服し、降りてきてしまっているので種付準備が完了している。
 いま|膣内射精(なかだし)されてしまえば、孕んでしまうかもしれない。そんな考えが一瞬だけ湧き上がるが、奥を突かれた衝撃ですぐにどうでもよくなる。

「くっ、射精るっ!」
「あひぃぃぃぃぃぃぃ! じゃーめんどぴゅどぴゅきたぁぁぁぁぁ!」

 勇人が射精すると、どぴゅどぴゅっ、と音が聞こえてきそうなほどの勢いでリリアの膣内が満たされていく。
 子宮口は役割を放棄し、吐きだされた精液を全て受け入れ、卵管も発情しきったリリアの意思を受け取って卵子を吐き出してしまった。
 蛇口を捻ったかのように子宮を満たしていく精液を感じ、その熱にうっとりする。

「あぁぁ、あちゅいっれしゅ、お腹の中、とってもあちゅいっ」

 女のもっとも大事な場所を蹂躙されたリリアは、だらしなく手足をベッドの上に投げ出している。
 すっかりゆるくなった尿道が開き、ちょろちょろと漏らしてしまうが、そんな羞恥すら、リリアは気にしていない。
 ただ、勇人に支配されたという喜びだけが、麻薬のように頭の中に残っている。
 しかし、これで終わりではない。

「――あっ♪」

 抜かれず、膣内に留まっていた勇人のチンポが硬さを取り戻す。再び膣を圧迫される感覚に、歓喜の声を上げてしまう。

「今日は孕むまでしっかり膣に射精すからな。覚悟しろ」
「は、はひ♪」

 耳元でそう呟かれたリリアは、膣をきゅうきゅうと締め付けながら返事をした。
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