千夜と一夜の物語

きっせつ

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千夜一夜物語

アラジン②

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くちゅりと口の中で水音が響き、ほうっと蕩けた頭でアラジンは初めて覚えた快楽に溺れる。

魔法の指輪の魔人に口の中を撫でられる度に口の中が気持ち良くて、もっと欲しくてアラジンは口を開けて魔法の指輪の魔人の舌を迎え入れる。

魔法の指輪の魔人が魔法で出した兎の毛皮が幾重にも重ねられたベッドの上で肌を曝け出し、契りのように左手の薬指に嵌められた指輪のみしか付けていない状態だ。

しかしもう既にひょろひょろで薄い貧相だったアラジンの胸はぷっくりと育ち、魔法の指輪の魔人の吐息が胸を撫でただけで達してしまう。

「あぅ、…あ、ん。」

「ここも、もうこんなに蕩けてしまってますね。」

あえて魔法の指輪の魔人はアラジンのモノには触らず、アラジンの尻の割れ目奥にある孔を3本の指で広げる。長時間にも渡り、解されたソコはあっさりと魔法の指輪の魔人の3本の指を受け入れ、難なく広がる。

何度も解されている間、アラジンは自身のモノを扱い、身体に溜まる熱を逃そうとした。が、それを魔法の指輪の魔人は許さず、扱おうとする度に容赦なく中を掻き回し、アラジンの両腕を魔法で拘束した。その結果、アラジンは尻だけで達する快楽を身体に教え込まれた。

「これなら私のモノも受け入れられますね。」

「にゃに…しゅりゅの? 」

「もっと気持ち良い事ですよ。貴方と私が晴れて一つになれるんです。」

つんつんっと魔法の指輪の魔人がアラジンの尻の孔を突くとアラジンは従順に快楽で震える身体で自らの手で足を開くように太腿を押さえた。

「良い子ですね。」

「良い子にしゅるから…もっと気持ちいいして。」

魔法の指輪の魔人の与える快楽に従順になったアラジンはせがむような目で魔法の指輪の魔人を見る。クパクパと急かすようにアラジンの尻の孔は開閉を繰り返す。

ゴクリと唾を飲み、辛抱が堪らなくなった魔法の指輪の魔人は自身のモノを取り出し、アラジンの秘孔に当てがおうとしたが、アラジンの開いていた足の先が足元に放置されていた魔法のランプを撫で、もくもくと煙が上がる。

煙が上がると青い肌をした男が煙の中から現れた。

「俺は魔法のランプの魔人。主人よ。願いを聞こう。」

魔法のランプの魔人はアラジンにそう首を垂れたがアラジン達の姿を見てギョッと驚いた。しかしとろりと蕩けた表情を浮かべるアラジンのあられもない姿にゴクリと唾を飲んで……。

「成る程、貴方の願い、聞き届けよう。」

と、魔法の指輪の魔人を押し退けてアラジンを兎の毛皮の中から抱き上げ、自身の膝の上に跨らせた。その瞬間、アラジンのあられもない姿を見て硬くなっていたモノをずぷりとアラジンの中へと沈めた。

「あぁ、ぁぁ、ぁあああ!!? 」

初めて男の性器を受け入れたアラジンのソコは今まで感じた事のない圧迫感と痛みに悲鳴をあげたが、それも最初だけ。魔法の指輪の魔人に入念に解されていたソコはすぐに甘い疼きを生み始める。

それでも容赦なくまだ未開発な場所へずんずんと進んでいく魔法のランプの魔人のモノに次々と身体に刻まれていく感覚に頭と身体が追い付かなくなった。頭が真っ白になり、身体を止まらない甘い痙攣が襲う。

甲高いアラジンの嬌声を聞きながら魔法の指輪の魔人は歯軋りをした。

折角手に入れ、一から快楽を教え込んだ伴侶が他の魔人に抱かれて目の前で処女を散らしている。しかもよりにもよって自身よりも上位の魔法のランプの魔人によって。上位だから抗議も出来やしない。

「指咥えて見ているくらいなら指輪に戻ったらどうだ? 」

「そう来るならば私にだって考えがあります。」

快楽に飲み込まれ意識すらも混濁してきたアラジンの上体だけ引き寄せる。魔法の指輪の魔人の考えを察した魔法のランプの魔人はもう足腰の立たないアラジンを無理やり四つん這いにさせ、奥まで入った魔法のランプの魔人のモノをアラジンの中でゆるゆると動かし始めた。

魔法の指輪の魔人は息も絶え絶えのアラジンの口をこじ開け、自身の昂ったモノを喉の奥まで突き上げた。

アラジンの混濁していた意識が戻ってきて、苦しそうな表情が顔に刻まれるが、お尻を突き上げられる度にまた快楽へと戻っていく。

「きちんと全て飲み込んでくださいね。」

「全部溢さず受け取れよ。」

下の口から上の口までトロトロとした液体が身体の中に注がれる。アラジンは従順にそれを飲み込んだが、あまりの量に全ては飲み込めず、それぞれの口から涎のように少し溢れた。

「「お仕置きが必要だなですね。」」


1人と2体は何度も交わり続け、洞窟の中に愛の巣を作り上げ、幸せに暮らした。



「いいお話でしたわ。姉様。」

パチパチとドニアザードが拍手をして、盛り上げる。シャフリヤール王はただ顔を真っ赤にしてシェヘラザードの話を聞いていた。

もう、知っている話とは異なるのはご愛嬌。それよりもその官能的な内容がシャフリヤール王には刺激的で下半身が熱くなる。このまま、欲望のままシェヘラザードを抱いてしまいたいが、それをしたらもう話が聞けない。きっと今夜はもっと刺激的な話が聞けるのだから。

朝日がまた登り、シェヘラザードの優しくも美しい顔を照らす。その表情をみるとシャフリヤール王の胸は自然に高鳴る。しかしシャフリヤール王はその想いを必死に押し込めた。

「また今夜お呼びください。次は今回よりも官能的で面白いお話をいたしましょう。」

「ああ、頼む。」

またシェヘラザードはシャフリヤールの元から生還を果たす。シェヘラザードは閨の外で待っていた大臣である父と何かを話し込みながら帰っていった。
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