千夜と一夜の物語

きっせつ

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千夜一夜物語

船乗りシンドバット②

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やがてシンドバットの思惑通り、あの大きな鳥が肉を身体に縛り付けたシンドバットをまんまと掴み、空へと飛び上がった。

「やった!! 」

とも、思ったのも束の間。
あの大きな鳥はぐんぐん天へと登っていき、人が居ると思われる谷間の上で離脱しようと思ったシンドバットは焦った。そしてシンドバットの想いも虚しく、シンドバットは折角脱出したあの無人島にトンボ返りした。

「嘘だろ!? 」

シンドバットはあの大きな鳥の巣に運ばれて大きな鳥の大きな雛達にシンドバットが身体に縛っていた肉が啄まれる。肉が啄まれる瞬間、雛達の嘴がシンドバットのモノや胸の突起、シンドバットが弱い脇やへそなどを掠める。それがまるで身体を愛撫でされているようでつい甘い吐息が漏れてしまう。

「ぁ、…あぁ。」

それでもこのままでは肉とともにシンドバットも啄まれてしまうので何とか脱出を試みる。身体に縛っていた肉を外し、それを囮に逃げようとしたが、つぷりっとシンドバットの尻の孔に何かが入り、圧迫感と痛みが走る。

「ひっ、ぃいい!? 」

後ろを振り向くと雛の嘴の先がシンドバットの中に入っていた。シンドバットは腰を引いて逃げようとするが雛は更に顔を押しつけて嘴をシンドバットの中に挿入する。そしてクパリッと軽く嘴を開くとシンドバットの尻の孔が広げられていく。

「イッタ…い…。む…リィィ!! 」

無理矢理広げられる痛みにシンドバットの目からポロポロと涙が流れる。それを雛達は舌で器用に掬い飲む。シンドバットの尻の孔に嘴を挿れた雛は開けた嘴の隙間から舌を出し、少し裂けて出た血とともにシンドバットの中を舐めた。

それがたまたまシンドバットの中の良い所を刺激して、シンドバットは身体が退け反らせた。

「あぁ、あっ、あん。…やっ、もう…ソコ…ぁあ、ダメ…。」

しかし人間の言葉は雛には通じない。
雛は何度もシンドバットの良い所を舌で舐め、嘴の先でノックした。

シンドバットは堪らず、昂ってきた自身のモノを扱い、白い白濁としたものを吐き出す。
一度吐き出しで敏感になった性器をふわふわな雛の羽毛が掠める。その上、雛にまたシンドバットの良い所を責められ、
何度もシンドバットは達した。

シンドバットが果てた頃には雛達はお腹いっぱいになり、満足して眠りについてた。

その後、シンドバットは彼を置き去りにした船員達が無人島に帰って来た事により、無事無人島からの帰還を果たす。意外とちゃっかりしていたシンドバットは身体に隠し持っていたダイアモンドで財を成した。



「まぁ、何て素敵なお話。」

ドニアザードは目を輝かせてシェヘラザードの話を聞いていた。シャフリヤール王はやはり自身が知っている話とは違うと首を傾げるが…。

「蛇に…鳥…か。」

かなりマニアックな話に流石のシャフリヤール王は生娘のように顔を真っ赤にさせた。処女喰らいの彼でも流石にそんなマニアックなのはやった事がない。

「王様はそういうのにも興味がおありで? 」

面と向かってシェヘラザードに問われ、シャフリヤール王は必死に頭を横に振り、否定した。実際は少し興味があったが。

シェヘラザードはそんなシャフリヤール王を見て、にっこりと微笑む。頰を染めるシャフリヤールの顔を昇ってきた朝日が照らす。

「今夜も呼んで頂けるのならば、これよりももっと官能的で面白いお話を致しましょう。」

「いいだろう。」

シャフリヤール王はまた喰い損ねたシェヘラザードの形の良い尻を撫でて見送る。今夜こそはとまた、欲望を募らせる。

そんなシャフリヤール王の姿を見て、シェヘラザードとドニアザードはにんまりと笑う。さて、次はどの話で時間を稼ぐか。2人は今夜する物語について作戦会議を始めた。
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