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番外編
誓わなくてもいい①
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はたと目を覚ますともう昼過ぎだった。
久々に二人一緒に取れた休みに何だか溜まってたものが全て弾けてしまって、久々に身体が怠い。
身体中に残るリヒトが付けた痕。
その一つにするりと指を滑らせると最近恥ずかしさより幸福感が溢れてくるのはもう三年以上この人と夫婦として暮らしているからだろうか。
やはり何時まで経ってもこの伴侶は一度寝ると中々起きないし、寝相が悪くて私を抱き締めたまま離さない。
「おはよう。リヒト。」
寝坊助の唇にそっと口付けを落とした。
すると寝坊助は幸せそうに蕩けた表情を浮かべて私の頰を撫でた。
「おはよう。シュネー。」
脇腹からするり腰のくびれの所まで優しい手付きで撫でるとグッと私の腰を手で引き寄せて、寝ぼけ眼で私の口内を貪る。満足するとそのまま、また目蓋を閉じて……。
「いや、起きてくださいよ。」
「起きたって、デートも周囲が煩くて出来ないでしょ。だったらこのままネズミ達と約束した酒盛りの時間までこうしていたい。」
「せめてご飯は食べましょうよ。用意しますから。」
「いや。君、今起き上がれないでしょ。…分かったよ、僕が用意するから君は大人しく寝てて。」
フワッと欠伸をしながらリヒトが起き上がる。黄金の髪にはピョンっと寝癖が付いている。
あまりにも眠そうなので手伝おうと思い、起き上がろうとする私に布団を掛けて「大人しく寝てて。」と再度言い聞かせて、頭を撫でた。
それでもやはり待っている間は暇で、寝る前に外した木でできた婚約指輪を指にはめた。待っている間本でも読もうかと昨日寝る前にリヒトが読んでいた本をあけると、ひらり一枚の栞が床に落ちた。
栞には粉々に切られた一片の白い花びらが丁寧に処理され、押し花になっていた。
ー あの時の花びら大事に持ってたんだ…。
栞が壊れないように優しく手で包む。
『刑受の森』から出てから王都で数ヶ月過ごした目まぐるしくも大切な思い出が心の中で色褪せずに溢れ出す。
◇
「えっ!? 私、学園飛び級して卒業しなければ駄目なんですか。」
二人で寝るには小さなベッドの上で抱き寄せられながら言われた無理難題に苦笑いを浮かべる。ふわりと焼きたてのパンの匂いが鼻腔を擽る中、軽く絶望した。
あの大広場での一件の後。
私達はまだ学園を卒業する前に冤罪で『刑受の森』に流刑されていた事もあり、学園をきちんと卒業する為に暫く王都に住んでいた。
騎士団寮にお世話になっても良かったのだが、騎士団寮で同棲もどうかと思い、パン屋の上の六畳の部屋を借りていた。
お金に関しては学生だが、騎士として仕事をしていたし、リヒトもローレン王太子の政務を手伝う仕事を始めたので事足りた。
「ごめん。この前、ネズミの居たゲフリーレン領やライフ領を見てきたのだけど現場が酷くて…。多分、ネズミが居た時より酷くなってると思う。」
「そんなに…。目に見えて酷いのですか。」
この間、リヒトは日帰りでゲフリーレン領とライフ領を見に行っていた。
どうだったか聞いた時に渋い顔をしていたのでよろしくなかったんだろうなと思ってはいたのでその時はあまり言及はしなかった。
「子供が路上で死んでたんだ。誰にも看取られる事も埋葬してもらえる事もなく。道の端に転がってたんだ。」
「……騎士団は? 北方騎士団本部がゲフリーレン領にはある筈です。雪が年中降っていて南方や西方、東方のように王都から騎士を派遣出来ないので北方は在中の騎士団がある筈です。確か北方騎士団本部長という独自の指揮官を立てて活動している筈ですが。」
「仕事はしてるみたいだけど、多分王都の騎士団のように熱心には動いてない。寧ろ、その騎士団も表面上だけで機能してないかもしれない。」
「最悪じゃないですか。」
下の階のパン屋の奥さんから分けてもらったパンを切り分け、テキトーに昨日残った肉の炒め物と葉の物を挟んで食べながら朝から何だかかなり重い話を聞く。
北方騎士団本部は騎士団長が中々顔を出せない為、一年に一回の監査以外は独自に本部長の指示の元動いていると聞いた。その一年の監査を潜り抜けて騎士団長の目がない事をいい事に好き勝手やってると言った所だろうか。
「まさかネズミの冤罪を晴らす為にゲフリーレン伯爵を失脚させるだけでなく、北方騎士団本部長も失脚させなければいけないんですか? 下手したらライフ男爵も。」
「そうだね。北方騎士団については騎士団長に問い合わせてみたけど、そうしたらどうせ有望株の君を北方に連れてかれるぐらいなら今の本部長首にして本部長君に任命するって。」
「ちょっと待ってッ。それ、騎士団長、私に問題押し付ける気でしょ!? 」
「信頼されてるんだね。」
「信頼で片付けていい話じゃないッ!! ティーンエイジャーに北方の騎士纏めろって無茶苦茶でしょ。大抜擢所の話じゃないッ。心労で殺す気か。」
何だか胃が痛くなってきた。
そういえば学園入る時に勝手に騎士団寮への引っ越しを強行したのも騎士団長だった。おそらくシュヴェルトの人の話を聞かない所とかそういう勝手に話進めてしまう所は騎士団長譲りだ。
「っで、北方に早く行きたいので私に飛び級して、卒業して欲しいと。」
「ごめんね。本当は君をきちんと友人とともに卒業させてあげたかったんだけど…。その、先に僕だけ行ってて卒業してからでもとも思ったんだけど……。辛いよね、それは。」
「…そうですね。ただでさえ仕事で離れていても辛いですから。……そもそも『従騎士の誓い』がなくても…、離れたくないですよ。」
何だか自分で言って恥ずかしくなってきた。
顔を俯けるとリヒトがクイッと顎をあげて、唇を重ねた。自分でも相当色ボケしていると思うが、この人を支えられるのなら確実にアウェーであろう北方騎士団本部で本部長やっても良いかなんて馬鹿な事思った。
まあ、そんな少しだけ先の話より目の前の問題だ。
「『刑受の森』に行った一年と数ヶ月分の勉強を取り戻すので精一杯なのですが……。」
そうそれが一番の問題。
私は復学の予定でアルヴィンと同じ学年で通う条件は居なかった一年と数ヶ月分の成績を学園側が配慮で特別に作ったテストで合格点を納める事。合格の範囲はテストの八割正解出来ている事。
そのテストに合格する為に今まさに猛勉強中。やってる事は既に飛び級試験と変わらないのにその上で飛び級せよとは……。
「私、勉強苦手ではないので試験では上位はキープしてましたが、そんな飛び級出来る程頭が良いって訳じゃないんですよ。貴方と違って……。」
ジトッとした目でリヒトを見るとにっこりと私の頭を撫でる。
この人は帰って来てから直ぐ、卒業試験を受けてサラッと学園を卒業した。
この人はよく王子に向いていないと言われるし、私も思っていたが、頭の出来はかなり良い。実はレオノールを抑えて常に学年一だったリヒト。だが、「えっ? 今回の学年一誰? 」、「何時も通りレオノール様でしょ。」と言われる程、皆んなに知られていないのがある意味リヒトらしい。
「私の頭の出来に期待しないで…。」
「大丈夫。シュネーは出来る子だから。僕も仕事、休みとってきちんと責任持って教えるから。」
まさか抱き潰されて家から出られないのではなく、一日中みっちり勉強で家から出れなくなるとは思わなかった。しかも一ヶ月。
一ヶ月後に二年分の試験。殺す気か。
ヴィルマにリヒトとの事を根掘り葉掘り話す事を条件に身を削って借りたノート(ヴィルマは勉強得意じゃないのにノートを纏めるのだけ矢鱈と上手い)。しょうがないから貸してやると条件なしに貸してくれたレオノールのノート中心の勉強。二人のお陰で普通に習うより頭に吸収する事が出来たがやはり辛い。
リヒトの教え方が矢鱈と上手く何なんだこの人はと思ったがやはり辛い。何度か本気で勉強から逃げたいと思った。
だからテストが終わった瞬間、久々に寝込んだ。三十九度なんて高熱、幼少期以来だった。
久々に二人一緒に取れた休みに何だか溜まってたものが全て弾けてしまって、久々に身体が怠い。
身体中に残るリヒトが付けた痕。
その一つにするりと指を滑らせると最近恥ずかしさより幸福感が溢れてくるのはもう三年以上この人と夫婦として暮らしているからだろうか。
やはり何時まで経ってもこの伴侶は一度寝ると中々起きないし、寝相が悪くて私を抱き締めたまま離さない。
「おはよう。リヒト。」
寝坊助の唇にそっと口付けを落とした。
すると寝坊助は幸せそうに蕩けた表情を浮かべて私の頰を撫でた。
「おはよう。シュネー。」
脇腹からするり腰のくびれの所まで優しい手付きで撫でるとグッと私の腰を手で引き寄せて、寝ぼけ眼で私の口内を貪る。満足するとそのまま、また目蓋を閉じて……。
「いや、起きてくださいよ。」
「起きたって、デートも周囲が煩くて出来ないでしょ。だったらこのままネズミ達と約束した酒盛りの時間までこうしていたい。」
「せめてご飯は食べましょうよ。用意しますから。」
「いや。君、今起き上がれないでしょ。…分かったよ、僕が用意するから君は大人しく寝てて。」
フワッと欠伸をしながらリヒトが起き上がる。黄金の髪にはピョンっと寝癖が付いている。
あまりにも眠そうなので手伝おうと思い、起き上がろうとする私に布団を掛けて「大人しく寝てて。」と再度言い聞かせて、頭を撫でた。
それでもやはり待っている間は暇で、寝る前に外した木でできた婚約指輪を指にはめた。待っている間本でも読もうかと昨日寝る前にリヒトが読んでいた本をあけると、ひらり一枚の栞が床に落ちた。
栞には粉々に切られた一片の白い花びらが丁寧に処理され、押し花になっていた。
ー あの時の花びら大事に持ってたんだ…。
栞が壊れないように優しく手で包む。
『刑受の森』から出てから王都で数ヶ月過ごした目まぐるしくも大切な思い出が心の中で色褪せずに溢れ出す。
◇
「えっ!? 私、学園飛び級して卒業しなければ駄目なんですか。」
二人で寝るには小さなベッドの上で抱き寄せられながら言われた無理難題に苦笑いを浮かべる。ふわりと焼きたてのパンの匂いが鼻腔を擽る中、軽く絶望した。
あの大広場での一件の後。
私達はまだ学園を卒業する前に冤罪で『刑受の森』に流刑されていた事もあり、学園をきちんと卒業する為に暫く王都に住んでいた。
騎士団寮にお世話になっても良かったのだが、騎士団寮で同棲もどうかと思い、パン屋の上の六畳の部屋を借りていた。
お金に関しては学生だが、騎士として仕事をしていたし、リヒトもローレン王太子の政務を手伝う仕事を始めたので事足りた。
「ごめん。この前、ネズミの居たゲフリーレン領やライフ領を見てきたのだけど現場が酷くて…。多分、ネズミが居た時より酷くなってると思う。」
「そんなに…。目に見えて酷いのですか。」
この間、リヒトは日帰りでゲフリーレン領とライフ領を見に行っていた。
どうだったか聞いた時に渋い顔をしていたのでよろしくなかったんだろうなと思ってはいたのでその時はあまり言及はしなかった。
「子供が路上で死んでたんだ。誰にも看取られる事も埋葬してもらえる事もなく。道の端に転がってたんだ。」
「……騎士団は? 北方騎士団本部がゲフリーレン領にはある筈です。雪が年中降っていて南方や西方、東方のように王都から騎士を派遣出来ないので北方は在中の騎士団がある筈です。確か北方騎士団本部長という独自の指揮官を立てて活動している筈ですが。」
「仕事はしてるみたいだけど、多分王都の騎士団のように熱心には動いてない。寧ろ、その騎士団も表面上だけで機能してないかもしれない。」
「最悪じゃないですか。」
下の階のパン屋の奥さんから分けてもらったパンを切り分け、テキトーに昨日残った肉の炒め物と葉の物を挟んで食べながら朝から何だかかなり重い話を聞く。
北方騎士団本部は騎士団長が中々顔を出せない為、一年に一回の監査以外は独自に本部長の指示の元動いていると聞いた。その一年の監査を潜り抜けて騎士団長の目がない事をいい事に好き勝手やってると言った所だろうか。
「まさかネズミの冤罪を晴らす為にゲフリーレン伯爵を失脚させるだけでなく、北方騎士団本部長も失脚させなければいけないんですか? 下手したらライフ男爵も。」
「そうだね。北方騎士団については騎士団長に問い合わせてみたけど、そうしたらどうせ有望株の君を北方に連れてかれるぐらいなら今の本部長首にして本部長君に任命するって。」
「ちょっと待ってッ。それ、騎士団長、私に問題押し付ける気でしょ!? 」
「信頼されてるんだね。」
「信頼で片付けていい話じゃないッ!! ティーンエイジャーに北方の騎士纏めろって無茶苦茶でしょ。大抜擢所の話じゃないッ。心労で殺す気か。」
何だか胃が痛くなってきた。
そういえば学園入る時に勝手に騎士団寮への引っ越しを強行したのも騎士団長だった。おそらくシュヴェルトの人の話を聞かない所とかそういう勝手に話進めてしまう所は騎士団長譲りだ。
「っで、北方に早く行きたいので私に飛び級して、卒業して欲しいと。」
「ごめんね。本当は君をきちんと友人とともに卒業させてあげたかったんだけど…。その、先に僕だけ行ってて卒業してからでもとも思ったんだけど……。辛いよね、それは。」
「…そうですね。ただでさえ仕事で離れていても辛いですから。……そもそも『従騎士の誓い』がなくても…、離れたくないですよ。」
何だか自分で言って恥ずかしくなってきた。
顔を俯けるとリヒトがクイッと顎をあげて、唇を重ねた。自分でも相当色ボケしていると思うが、この人を支えられるのなら確実にアウェーであろう北方騎士団本部で本部長やっても良いかなんて馬鹿な事思った。
まあ、そんな少しだけ先の話より目の前の問題だ。
「『刑受の森』に行った一年と数ヶ月分の勉強を取り戻すので精一杯なのですが……。」
そうそれが一番の問題。
私は復学の予定でアルヴィンと同じ学年で通う条件は居なかった一年と数ヶ月分の成績を学園側が配慮で特別に作ったテストで合格点を納める事。合格の範囲はテストの八割正解出来ている事。
そのテストに合格する為に今まさに猛勉強中。やってる事は既に飛び級試験と変わらないのにその上で飛び級せよとは……。
「私、勉強苦手ではないので試験では上位はキープしてましたが、そんな飛び級出来る程頭が良いって訳じゃないんですよ。貴方と違って……。」
ジトッとした目でリヒトを見るとにっこりと私の頭を撫でる。
この人は帰って来てから直ぐ、卒業試験を受けてサラッと学園を卒業した。
この人はよく王子に向いていないと言われるし、私も思っていたが、頭の出来はかなり良い。実はレオノールを抑えて常に学年一だったリヒト。だが、「えっ? 今回の学年一誰? 」、「何時も通りレオノール様でしょ。」と言われる程、皆んなに知られていないのがある意味リヒトらしい。
「私の頭の出来に期待しないで…。」
「大丈夫。シュネーは出来る子だから。僕も仕事、休みとってきちんと責任持って教えるから。」
まさか抱き潰されて家から出られないのではなく、一日中みっちり勉強で家から出れなくなるとは思わなかった。しかも一ヶ月。
一ヶ月後に二年分の試験。殺す気か。
ヴィルマにリヒトとの事を根掘り葉掘り話す事を条件に身を削って借りたノート(ヴィルマは勉強得意じゃないのにノートを纏めるのだけ矢鱈と上手い)。しょうがないから貸してやると条件なしに貸してくれたレオノールのノート中心の勉強。二人のお陰で普通に習うより頭に吸収する事が出来たがやはり辛い。
リヒトの教え方が矢鱈と上手く何なんだこの人はと思ったがやはり辛い。何度か本気で勉強から逃げたいと思った。
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