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満たすもの
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するりと帯が解かれて、私の身体を覆い隠していた布ははだけ、リヒトの前に全て晒される。
リヒトの手が私の身体を優しく撫でる。
手が感触が温もりが伝わる度、私の心臓を跳ね上がり、身体が熱く蕩けそうになる。
「好き…。リヒト。」
「僕も好きだよ。愛してる。」
何度も深く唇を重ねて、お互いを求める。愛しく想う感情が全て口から溢れ出しそうで、でもこれ以上それを口にするには私にはまだ恥ずかしくて、溢れないようにリヒトの唇で塞ぐ。それなのにリヒトの唇が次第に離れていく。
それが寂しくて切なくてリヒトに手を伸ばすとリヒトの唇は私の胸の突起を吸い上げる。
「ひゃっ、あ、ぁ。」
じんじんと痺れるような刺激が吸い上げられる度に胸から身体に走る。くすぐったいだけだったそこはぷっくりと腫れ上がり、主張を始める。カリカリと先端を爪で軽く引っ掻かれただけで恥ずかしい声が止まらなくなる。
「気持ちいい? 」
「んぁ…、はず…かしい。」
「真っ赤だね。顔も胸も…やめてほしい? 」
恥ずかしい声も反応する胸も、顔も全てリヒトの瞳に映っていると思うと堪らなく羞恥に震えるのに私はフルフルと首を横に振る。リヒトは嬉しそうに何度も咥えやすくなった胸の突起を何も出ないのに吸い上げる。
それでも胸の突起を吸い上げられるだけで感じて私のモノはトロトロと先走る。トロトロになってしまったモノを少し扱われるだけで簡単に達してしまう。
気持ち良くてボウッと頭が余韻に浸っているとリヒトが私の耳に優しく囁く。
「シュネー、腰上げられる? 僕にお尻を突き出すように。」
「腰? 」
ボウッと甘い熱に浮かされる頭でリヒトの指示に従い、四つん這いになる。訳も分からず腰だけ少し高く上げるとリヒトの指が私の尻を掴み、尻の割れ目を広げる。
ねっとりとしたものが私の排出するだけの部分を撫でる。それがリヒトの舌だと分かると途端にその感触とリヒトにソコを舐められているという羞恥と走る快楽でガクガクッと脚を震わした。
「リッ、リヒ……ぁあ、んっ。 」
逃げる事も出来ず、口から溢れ出す喘ぎ声を留める為に布団に顔を埋める。顔を埋めて声を我慢すると余計、その部分に意識が集中してより感度が倍増していく。
必死にそれでも声を押し殺そうとするが、ちゅるりと舌が入り口から入り込む。舌が入った瞬間、大きくビクッと身体が震えて口が布団から離れた。
「ひゃうっ、…やぁ、…あぁ…みゃッ!!? 」
ポタポタッと先端からまた汁が先走り、腰砕けになる。そのままその場に腰を伏せてしまいたいのにお尻を掴まれていて下げられない。その上舌だけでなく、指まで侵入してきて中の肉壁を優しいタッチで撫でる。
私の身体はリヒトの与える快楽に従順でヒクヒクッと蠢き、リヒトの舌を指を逃さないように絡ます。
「ごめん。もうちょっとだけ待ってね。……明け方腸内洗浄したからまだ大丈夫そうだね。」
私のソコを指で広げて何だか不穏な事をリヒトが言った気がする。確かめようにも人語を忘れたように私の口からは甘い吐息が漏れるだけ。
考える間もなく、また舌を滑り込ませ指を増やしていく。
「みゃッ。 …あっ、あ。」
「んっ。…うん…結構解れたね。」
気付くと何度か吐精しているようで布団と上半身に生暖かい液体がべったりと付いてる。リヒトの指に広げられたソコからは外の少し冷たい空気が入ってくる。
満足したのか指を引き抜き抜いた。
くるりとリヒトと向き合うように身体を回転させられて、リヒトの空色の瞳と目が合う。
「可愛い。シュネーのその顔をずっと見ていたいな。」
私は今、どんな顔をしているのだろう。
頰を紅潮させたリヒトがうっとりと私を見ている。頰を撫でたリヒトの手より私の頰の方が熱い。
恥ずかしいという感情すらも吹き飛んでただリヒトを求めてる。
「好き。」
「その顔で言われると優しくしたいのに抑えが利かなくなるんだけど……。」
リヒトが少し溜息をついて、軽く口付けを落とす。そしてその表情が男の顔に変わる。何時もの優しい表情はきちんとそこにあるのに何処か頼もしく感じる。
「シュネー、好きだ。愛してる。」
何度も心に擦り込むように囁かれる愛の言葉。囁かれる度に降り積もるように心の中に溜まっていき、満たしてくれる。
また口から愛の言葉が溢れそうになる。でも溢れる前に口を塞がれて、何度も何度も深く唇を重ねる。
何度も身体が重なり、身体の中までリヒトのものでいっぱいになる。
ホロホロと涙が勝手に溢れて止まらない。何でこんなに涙が止まらないのだろう。悲しくも苦しくも辛くも悔しくもないのに。
身体中を駆け巡る甘い疼きに快楽に震える。怖くも嫌悪感もないのに。
ただ満たされている。
心も身体も全て余す事なく満たされている。
ー これが恋なのかな? これが愛なのかな?
心の中に芽生えたものがやっと名を持ち、形を得る。
愛おしいと心が叫ぶ。
愛したいと心が叫ぶ。
貴方に愛されていたいと何度も口付けを交わす。
それは押し込めていた分、堰が切れたように止めどなく私の中から溢れ出す。
リヒトの手が私の身体を優しく撫でる。
手が感触が温もりが伝わる度、私の心臓を跳ね上がり、身体が熱く蕩けそうになる。
「好き…。リヒト。」
「僕も好きだよ。愛してる。」
何度も深く唇を重ねて、お互いを求める。愛しく想う感情が全て口から溢れ出しそうで、でもこれ以上それを口にするには私にはまだ恥ずかしくて、溢れないようにリヒトの唇で塞ぐ。それなのにリヒトの唇が次第に離れていく。
それが寂しくて切なくてリヒトに手を伸ばすとリヒトの唇は私の胸の突起を吸い上げる。
「ひゃっ、あ、ぁ。」
じんじんと痺れるような刺激が吸い上げられる度に胸から身体に走る。くすぐったいだけだったそこはぷっくりと腫れ上がり、主張を始める。カリカリと先端を爪で軽く引っ掻かれただけで恥ずかしい声が止まらなくなる。
「気持ちいい? 」
「んぁ…、はず…かしい。」
「真っ赤だね。顔も胸も…やめてほしい? 」
恥ずかしい声も反応する胸も、顔も全てリヒトの瞳に映っていると思うと堪らなく羞恥に震えるのに私はフルフルと首を横に振る。リヒトは嬉しそうに何度も咥えやすくなった胸の突起を何も出ないのに吸い上げる。
それでも胸の突起を吸い上げられるだけで感じて私のモノはトロトロと先走る。トロトロになってしまったモノを少し扱われるだけで簡単に達してしまう。
気持ち良くてボウッと頭が余韻に浸っているとリヒトが私の耳に優しく囁く。
「シュネー、腰上げられる? 僕にお尻を突き出すように。」
「腰? 」
ボウッと甘い熱に浮かされる頭でリヒトの指示に従い、四つん這いになる。訳も分からず腰だけ少し高く上げるとリヒトの指が私の尻を掴み、尻の割れ目を広げる。
ねっとりとしたものが私の排出するだけの部分を撫でる。それがリヒトの舌だと分かると途端にその感触とリヒトにソコを舐められているという羞恥と走る快楽でガクガクッと脚を震わした。
「リッ、リヒ……ぁあ、んっ。 」
逃げる事も出来ず、口から溢れ出す喘ぎ声を留める為に布団に顔を埋める。顔を埋めて声を我慢すると余計、その部分に意識が集中してより感度が倍増していく。
必死にそれでも声を押し殺そうとするが、ちゅるりと舌が入り口から入り込む。舌が入った瞬間、大きくビクッと身体が震えて口が布団から離れた。
「ひゃうっ、…やぁ、…あぁ…みゃッ!!? 」
ポタポタッと先端からまた汁が先走り、腰砕けになる。そのままその場に腰を伏せてしまいたいのにお尻を掴まれていて下げられない。その上舌だけでなく、指まで侵入してきて中の肉壁を優しいタッチで撫でる。
私の身体はリヒトの与える快楽に従順でヒクヒクッと蠢き、リヒトの舌を指を逃さないように絡ます。
「ごめん。もうちょっとだけ待ってね。……明け方腸内洗浄したからまだ大丈夫そうだね。」
私のソコを指で広げて何だか不穏な事をリヒトが言った気がする。確かめようにも人語を忘れたように私の口からは甘い吐息が漏れるだけ。
考える間もなく、また舌を滑り込ませ指を増やしていく。
「みゃッ。 …あっ、あ。」
「んっ。…うん…結構解れたね。」
気付くと何度か吐精しているようで布団と上半身に生暖かい液体がべったりと付いてる。リヒトの指に広げられたソコからは外の少し冷たい空気が入ってくる。
満足したのか指を引き抜き抜いた。
くるりとリヒトと向き合うように身体を回転させられて、リヒトの空色の瞳と目が合う。
「可愛い。シュネーのその顔をずっと見ていたいな。」
私は今、どんな顔をしているのだろう。
頰を紅潮させたリヒトがうっとりと私を見ている。頰を撫でたリヒトの手より私の頰の方が熱い。
恥ずかしいという感情すらも吹き飛んでただリヒトを求めてる。
「好き。」
「その顔で言われると優しくしたいのに抑えが利かなくなるんだけど……。」
リヒトが少し溜息をついて、軽く口付けを落とす。そしてその表情が男の顔に変わる。何時もの優しい表情はきちんとそこにあるのに何処か頼もしく感じる。
「シュネー、好きだ。愛してる。」
何度も心に擦り込むように囁かれる愛の言葉。囁かれる度に降り積もるように心の中に溜まっていき、満たしてくれる。
また口から愛の言葉が溢れそうになる。でも溢れる前に口を塞がれて、何度も何度も深く唇を重ねる。
何度も身体が重なり、身体の中までリヒトのものでいっぱいになる。
ホロホロと涙が勝手に溢れて止まらない。何でこんなに涙が止まらないのだろう。悲しくも苦しくも辛くも悔しくもないのに。
身体中を駆け巡る甘い疼きに快楽に震える。怖くも嫌悪感もないのに。
ただ満たされている。
心も身体も全て余す事なく満たされている。
ー これが恋なのかな? これが愛なのかな?
心の中に芽生えたものがやっと名を持ち、形を得る。
愛おしいと心が叫ぶ。
愛したいと心が叫ぶ。
貴方に愛されていたいと何度も口付けを交わす。
それは押し込めていた分、堰が切れたように止めどなく私の中から溢れ出す。
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