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嫌なんだよ
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朝起きてまず頭にくる事は昨日散々探した下着が丁寧に畳まれて今日着る服とともに布団の横に置いてある事だ。
そして一週間に一回、もう一つ頭にくる事がある。毎回身体中を散々、意識が飛ぶまで触り続けられたというのに朝起きると必ず私だけ裸で抱き枕のようにリヒトにくっつかれて寝ている事だ。
リヒトは寝相が悪く、しかも朝に弱い。私はこの状態からさっさと抜け出して、触れられた箇所の感触を忘れてしまいたい。しかし、リヒトが昨日散々触った手で身体を掴んで離さないので中々身体から手の感触が消えてくれない。
ー 嫌じゃないのがまた嫌だ。
こうやって抱き締められるのも触れられるのも嫌じゃないし、触られている間はとても満たされている。でもまたそれも怖い。
私はリヒトのだ。
それは『従騎士』なった時点で受け入れている。しかしそれ以上の何かが自身の中でふつふつと湧き上がってきて、前の私が消えてなくなりそうで怖い。
『あの子』の想いでも『従騎士』の宿命でもない何か。今まで感じた事のない感情。
「リヒト。」
スゥスゥと心地好さそうに眠るその顔にそっと唇を寄せた。しかし口付けを落とす前にはたと我に返った。
「何やってんだか。」
一つ溜息をつき、黄金の髪をさらりと手で梳く。すると梳かれたのが気持ち良かったようで満足そうな表情を浮かべる。
自身より二つ上なのに幼い寝顔。
これを愛おしいと思うのは主人だからだと思いたい。母性本能はお断りだ。
昨日散々胸を弄られたが、こちとら女性ではないので母乳は出ない。何故このような胸筋を、悲しい程に程々にしか成長しない胸筋を弄りたがるのか。
「まさか母を求めてるとか言わないよね。」
自身の胸に触れるとリヒトの手の感触が蘇る。
つねったり、引っ張ったり、引っ掻いたり、押しつぶして転がしたり。擽ったくて逃げるのに拷問かってくらい弄るから。
「いや、出ないって。」
どんなに男の胸を弄ったってそれは構造上無理だ。子供を産んでいない母犬が拾った子犬の為に母乳出したって話は聞いた事はあるが、男は構造上無理だろう。
ー けど、最後感じたアレはちょっと怖かった。
擽ったい筈なのになんだが触れられていくたびジンジンとした少し痺れるような感覚が走っていくような。
ー こういう嫌でも昨日の事を振り返させられるこの時間が嫌だ。早く離して欲しい。剣振って忘れたい。
しかしリヒトは本当に朝が弱い。
何度か脱出を諦めて、起こそうとするのだが全く起きない。
そもそも抱き締められているので手の自由も身体の自由も制限されているから呼びかけるしか手立てがない。
何時もならこの状況でサラッとネズミが私の「来るな!! 」という叫びを無視して起こしに入ってくる。ニマニマ、「昨晩はお楽しみでしたね。」とからかいながら入ってくる。
どれ程、「違う。」と言っても「あーら、奥さん。認めてしまった方が楽でしてよ。」と微笑ましいものを見るような視線を向けてくる。
だからリヒトは死んだゲルダが好きで、私はリヒトの『従騎士』で、この状況は知らん。自分でも混乱してるんだ。
何なのこれは?
もうよく分からない。
リヒトの考えてる事が全く分からないんだよ。
一言で言えば恥ずかしい。
二言目は何じゃこれ!?
ちょっと理解が追い付かない。
これはそういう行為なのか。
セーフなのかアウトなのか。
フェルゼンやエリアスに触れられた時に感じた激しい嫌悪感や恐怖がないから余計分からない。
寧ろ……。
「リヒト…。起きて!! 頼むから起きて!? これ以上考えたくないんだって!! 」
最早懇願になりつつあるモーニングコール。それでも起きない。
風呂も長いし、睡眠も長い。
結構マイペースな所あるよね、リヒト。
そして今日は結局ネズミがそのまま医者の所にいるので、起こす人がいない。いや、この状態で誰かに入って来て欲しくはないけど。
考えに考えた結果、ふと、前にこの状態で言われたネズミの言葉が頭に過ぎる。
『目覚めのキスでもしたら起きるかもよぉ。お口にチュウッと。』
いや、起きないよ。
これだけ近くで叫んでるのに寝てんだよ、この人。
ー でも今日、ネズミの様子を見に行かなきゃいけないんだよな……。
起きないと時間が押す。
朝食を作る前に日課を終わらせたいし、身体をあの後綺麗に拭いてくれたみたいだが、気持ち的には一旦風呂に入りたい。
溜息を一つ吐き、意を決してリヒトの頰に口付けを落とす。しかし、依然としてスゥスゥと寝続ける。
ー 騙したな。ネズミ。
そうネズミに文句言うが何故か私の頭の中で作り出したネズミの筈なのに「口にって言ったぢゃん!! 」と反論してくる。
頰にして起きなきゃ、口にしたって起きないだろう。
「大体キスなんて好き同士でやるもんだろう。本当は。」
なら昨日のアレは何だ。
あの抱き締められた後に慰めるようにされ、その後何度も落とされたものは何だ。
ー ほら、また昨日の事に思考が戻ってしまう。だからもう考えたくないんだって!!
「…落ち着け。今思えば不本意ながら唇なんて何度も奪われてるんだ。ファーストキスだとか何だとかそういうのはもうないんだよ。不本意ながら。」
何だが自分で言ってて悲しいなとも思わなくもないが、もう失うものがない。
今思えばもう色々と失ってる。
そもそもこれだけ口付けされたり、触られたり、…一回挿れら…いや、アレは無しで。
…取り敢えず色々あったのに全く嫌悪感や恐怖がリヒトにはない。怖い程。
「私の目的は起こす事。これは自分の為。これは今日一日の仕事を回す為。」
自身に催眠術をかけるようにそう言い聞かせ、そっとリヒトの唇に自身のを重ねる。私より少し厚い唇が柔らかくてちょっと触れてて気持ちいい。
眠り姫の空の色を写し取った瞳が驚愕の色を浮かべてかっ開かれる。頰に触れようと腰に回そうとしたリヒトの手が空中を彷徨う。
唇を離すと名残惜しそうにツウーと私の唇を指でなぞる。
「シュネーさぁ。このまま腕の中から出られなくなると思わないの? 」
「時間が押してるので勘弁被る。」
怪訝な表情を浮かべると少し溜息をついて、抱き締められる。いや、だからそろそろ起きたいんだって。
「シュネー昨日言った事覚えてる? シュネーは一度懐に入れた相手を警戒しないタイプだって。何だかんだ言ってシュネーはネズミを警戒してないからね。」
「…十分してましたよ。」
「ネズミに散々転がされている人が何言ってるの!? あれだけ友達みたいにネズミと接してて。割とネズミの意見聞いてるよね!? 」
「何処が!? 転がされているのは百歩譲りますけど、私が意見を聞いてるって言うのは聞き捨てならない。必死に抗議してるでしょ!! 下着も布団も部屋も。」
「僕はそれにも付け入りたいから正直言いたくないけど。シュネーは割とネズミを慕ってるよ。シュネーが自ら口付けをしてくるなんて思えない。悲しいけど思えないんだよ。」
リヒトが溜息をつきながらもチュッチュッと軽く何度も口付けを落とす。それが段々と恥ずかしくなってきて…いや、そもそもこの場から出たいのだが、それでも離す気がない。
「…シュネーは僕の腕の中から出たい? 」
「出たいです。」
「…即答なんだね。じゃあ、もしネズミの意見に流されてないってまだ言いたいなら毎日こうして起こしてくれる? 」
「……やはりネズミの意見に流されてるかも…。」
「却下。」
何で諦めて認めたのに却下するんだ。
ホント、アンタ性格悪くなったよ。
『友人』の中で自分の意見も言えず、ただ苦笑いを浮かべてたアンタは何処行った!?
本当に崖から落ちて何があったのか。
問いただしたい所だが、正直、知ったら知ったで後戻り出来ない気がする。ネズミに聞いても右に同じ。きっとからかわれるだけだ。
一週間に一回のアレと朝の目覚めのキスが足され、私は果たして何処へ向かっているのか。そもそもリヒトが何処に向かってんのかが分からない。
何故だか何時も弄ってきて頭にくるネズミにさっさと帰ってきてほしい。最近リヒトが凝りに凝っている味噌汁を飲みながら切に思う。
……野菜切るのは私が得意だけど味付けはリヒトの方が上手いんだよ。日に日に料理のレパートリーが増えていく。アンタ元王子かってくらい増えていく。地味に甘い卵焼きを付けてきてくれる所も…何だろう…この人は私をどうしたいんだ。
そして一週間に一回、もう一つ頭にくる事がある。毎回身体中を散々、意識が飛ぶまで触り続けられたというのに朝起きると必ず私だけ裸で抱き枕のようにリヒトにくっつかれて寝ている事だ。
リヒトは寝相が悪く、しかも朝に弱い。私はこの状態からさっさと抜け出して、触れられた箇所の感触を忘れてしまいたい。しかし、リヒトが昨日散々触った手で身体を掴んで離さないので中々身体から手の感触が消えてくれない。
ー 嫌じゃないのがまた嫌だ。
こうやって抱き締められるのも触れられるのも嫌じゃないし、触られている間はとても満たされている。でもまたそれも怖い。
私はリヒトのだ。
それは『従騎士』なった時点で受け入れている。しかしそれ以上の何かが自身の中でふつふつと湧き上がってきて、前の私が消えてなくなりそうで怖い。
『あの子』の想いでも『従騎士』の宿命でもない何か。今まで感じた事のない感情。
「リヒト。」
スゥスゥと心地好さそうに眠るその顔にそっと唇を寄せた。しかし口付けを落とす前にはたと我に返った。
「何やってんだか。」
一つ溜息をつき、黄金の髪をさらりと手で梳く。すると梳かれたのが気持ち良かったようで満足そうな表情を浮かべる。
自身より二つ上なのに幼い寝顔。
これを愛おしいと思うのは主人だからだと思いたい。母性本能はお断りだ。
昨日散々胸を弄られたが、こちとら女性ではないので母乳は出ない。何故このような胸筋を、悲しい程に程々にしか成長しない胸筋を弄りたがるのか。
「まさか母を求めてるとか言わないよね。」
自身の胸に触れるとリヒトの手の感触が蘇る。
つねったり、引っ張ったり、引っ掻いたり、押しつぶして転がしたり。擽ったくて逃げるのに拷問かってくらい弄るから。
「いや、出ないって。」
どんなに男の胸を弄ったってそれは構造上無理だ。子供を産んでいない母犬が拾った子犬の為に母乳出したって話は聞いた事はあるが、男は構造上無理だろう。
ー けど、最後感じたアレはちょっと怖かった。
擽ったい筈なのになんだが触れられていくたびジンジンとした少し痺れるような感覚が走っていくような。
ー こういう嫌でも昨日の事を振り返させられるこの時間が嫌だ。早く離して欲しい。剣振って忘れたい。
しかしリヒトは本当に朝が弱い。
何度か脱出を諦めて、起こそうとするのだが全く起きない。
そもそも抱き締められているので手の自由も身体の自由も制限されているから呼びかけるしか手立てがない。
何時もならこの状況でサラッとネズミが私の「来るな!! 」という叫びを無視して起こしに入ってくる。ニマニマ、「昨晩はお楽しみでしたね。」とからかいながら入ってくる。
どれ程、「違う。」と言っても「あーら、奥さん。認めてしまった方が楽でしてよ。」と微笑ましいものを見るような視線を向けてくる。
だからリヒトは死んだゲルダが好きで、私はリヒトの『従騎士』で、この状況は知らん。自分でも混乱してるんだ。
何なのこれは?
もうよく分からない。
リヒトの考えてる事が全く分からないんだよ。
一言で言えば恥ずかしい。
二言目は何じゃこれ!?
ちょっと理解が追い付かない。
これはそういう行為なのか。
セーフなのかアウトなのか。
フェルゼンやエリアスに触れられた時に感じた激しい嫌悪感や恐怖がないから余計分からない。
寧ろ……。
「リヒト…。起きて!! 頼むから起きて!? これ以上考えたくないんだって!! 」
最早懇願になりつつあるモーニングコール。それでも起きない。
風呂も長いし、睡眠も長い。
結構マイペースな所あるよね、リヒト。
そして今日は結局ネズミがそのまま医者の所にいるので、起こす人がいない。いや、この状態で誰かに入って来て欲しくはないけど。
考えに考えた結果、ふと、前にこの状態で言われたネズミの言葉が頭に過ぎる。
『目覚めのキスでもしたら起きるかもよぉ。お口にチュウッと。』
いや、起きないよ。
これだけ近くで叫んでるのに寝てんだよ、この人。
ー でも今日、ネズミの様子を見に行かなきゃいけないんだよな……。
起きないと時間が押す。
朝食を作る前に日課を終わらせたいし、身体をあの後綺麗に拭いてくれたみたいだが、気持ち的には一旦風呂に入りたい。
溜息を一つ吐き、意を決してリヒトの頰に口付けを落とす。しかし、依然としてスゥスゥと寝続ける。
ー 騙したな。ネズミ。
そうネズミに文句言うが何故か私の頭の中で作り出したネズミの筈なのに「口にって言ったぢゃん!! 」と反論してくる。
頰にして起きなきゃ、口にしたって起きないだろう。
「大体キスなんて好き同士でやるもんだろう。本当は。」
なら昨日のアレは何だ。
あの抱き締められた後に慰めるようにされ、その後何度も落とされたものは何だ。
ー ほら、また昨日の事に思考が戻ってしまう。だからもう考えたくないんだって!!
「…落ち着け。今思えば不本意ながら唇なんて何度も奪われてるんだ。ファーストキスだとか何だとかそういうのはもうないんだよ。不本意ながら。」
何だが自分で言ってて悲しいなとも思わなくもないが、もう失うものがない。
今思えばもう色々と失ってる。
そもそもこれだけ口付けされたり、触られたり、…一回挿れら…いや、アレは無しで。
…取り敢えず色々あったのに全く嫌悪感や恐怖がリヒトにはない。怖い程。
「私の目的は起こす事。これは自分の為。これは今日一日の仕事を回す為。」
自身に催眠術をかけるようにそう言い聞かせ、そっとリヒトの唇に自身のを重ねる。私より少し厚い唇が柔らかくてちょっと触れてて気持ちいい。
眠り姫の空の色を写し取った瞳が驚愕の色を浮かべてかっ開かれる。頰に触れようと腰に回そうとしたリヒトの手が空中を彷徨う。
唇を離すと名残惜しそうにツウーと私の唇を指でなぞる。
「シュネーさぁ。このまま腕の中から出られなくなると思わないの? 」
「時間が押してるので勘弁被る。」
怪訝な表情を浮かべると少し溜息をついて、抱き締められる。いや、だからそろそろ起きたいんだって。
「シュネー昨日言った事覚えてる? シュネーは一度懐に入れた相手を警戒しないタイプだって。何だかんだ言ってシュネーはネズミを警戒してないからね。」
「…十分してましたよ。」
「ネズミに散々転がされている人が何言ってるの!? あれだけ友達みたいにネズミと接してて。割とネズミの意見聞いてるよね!? 」
「何処が!? 転がされているのは百歩譲りますけど、私が意見を聞いてるって言うのは聞き捨てならない。必死に抗議してるでしょ!! 下着も布団も部屋も。」
「僕はそれにも付け入りたいから正直言いたくないけど。シュネーは割とネズミを慕ってるよ。シュネーが自ら口付けをしてくるなんて思えない。悲しいけど思えないんだよ。」
リヒトが溜息をつきながらもチュッチュッと軽く何度も口付けを落とす。それが段々と恥ずかしくなってきて…いや、そもそもこの場から出たいのだが、それでも離す気がない。
「…シュネーは僕の腕の中から出たい? 」
「出たいです。」
「…即答なんだね。じゃあ、もしネズミの意見に流されてないってまだ言いたいなら毎日こうして起こしてくれる? 」
「……やはりネズミの意見に流されてるかも…。」
「却下。」
何で諦めて認めたのに却下するんだ。
ホント、アンタ性格悪くなったよ。
『友人』の中で自分の意見も言えず、ただ苦笑いを浮かべてたアンタは何処行った!?
本当に崖から落ちて何があったのか。
問いただしたい所だが、正直、知ったら知ったで後戻り出来ない気がする。ネズミに聞いても右に同じ。きっとからかわれるだけだ。
一週間に一回のアレと朝の目覚めのキスが足され、私は果たして何処へ向かっているのか。そもそもリヒトが何処に向かってんのかが分からない。
何故だか何時も弄ってきて頭にくるネズミにさっさと帰ってきてほしい。最近リヒトが凝りに凝っている味噌汁を飲みながら切に思う。
……野菜切るのは私が得意だけど味付けはリヒトの方が上手いんだよ。日に日に料理のレパートリーが増えていく。アンタ元王子かってくらい増えていく。地味に甘い卵焼きを付けてきてくれる所も…何だろう…この人は私をどうしたいんだ。
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