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私達は、また他愛ない会話を続けた。
私の正体を知ったというのに、その後、彼女の態度は少しも変わらなかった。
いや、話せば話すほどに、心を開いてくれているように私には感じられた。
家族のこと、住んでる町のこと、好きな花の話…
これほどどうでも良いような話が楽しく感じられたのは初めてのことだった。
私達は、時を忘れて語り合った。
しかし、ずっと一緒にいるわけにはいかない。
夜更けになれば、パーティはお開きとなり、皆、それぞれに家路に着く。
「セシリアさん…今日は本当に楽しかった。
また、あなたにお会い出来ますか?」
「ええ、もちろんです。」
「では、今週末にでもいかがでしょう?」
「ええ!でしたら、待ち合わせはこの町の教会の前で…あ……」
「大丈夫ですよ。
なんともありませんから。」
「す、すみません。」
彼女は最後まで笑わせてくれた。
次に会う約束を取り付けたことで、私は天にも昇る心地だった。
上級悪魔である私が、なぜ人間の女などにこれほどまでの気持ちを抱いてしまうのか…
それは、自分でも意外というしかない感情だった。
だが、現実に私は彼女を愛してしまっている。
会ったばかりだというのに…まだ知らないことだらけだというのに、なぜ、こんなにも彼女にひかれてしまうのだろう。
彼女の微笑みを思い出すだけで、私の心が熱く焦がれるのを感じた。
私の正体を知ったというのに、その後、彼女の態度は少しも変わらなかった。
いや、話せば話すほどに、心を開いてくれているように私には感じられた。
家族のこと、住んでる町のこと、好きな花の話…
これほどどうでも良いような話が楽しく感じられたのは初めてのことだった。
私達は、時を忘れて語り合った。
しかし、ずっと一緒にいるわけにはいかない。
夜更けになれば、パーティはお開きとなり、皆、それぞれに家路に着く。
「セシリアさん…今日は本当に楽しかった。
また、あなたにお会い出来ますか?」
「ええ、もちろんです。」
「では、今週末にでもいかがでしょう?」
「ええ!でしたら、待ち合わせはこの町の教会の前で…あ……」
「大丈夫ですよ。
なんともありませんから。」
「す、すみません。」
彼女は最後まで笑わせてくれた。
次に会う約束を取り付けたことで、私は天にも昇る心地だった。
上級悪魔である私が、なぜ人間の女などにこれほどまでの気持ちを抱いてしまうのか…
それは、自分でも意外というしかない感情だった。
だが、現実に私は彼女を愛してしまっている。
会ったばかりだというのに…まだ知らないことだらけだというのに、なぜ、こんなにも彼女にひかれてしまうのだろう。
彼女の微笑みを思い出すだけで、私の心が熱く焦がれるのを感じた。
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